年越し寒波 今夜からJPCZ出現も・・・元日にかけて各地で大雪警戒
2021年12月30日（木）15時36分 tenki.jp
日本付近は冬型の気圧配置になりつつあります。今夜以降は日本海側を中心に雪が強まり、年越し・年明けにかけて大雪となるおそれがあります。
日本海側は次第に雪が強まる
今夜以降、冬型の気圧配置が強まります。本州付近には上空約1500メートルでマイナス12度以下の強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に雪が強まる見込みです。
いま雨の所も、徐々に雪に変わります。特に、山陰や北陸は、JPCZ(日本海寒帯気団集束帯:大陸からの風のぶつかり合いでできる、連なった発達した雪雲)の影響で、発達した雪雲がかかるおそれがあります。
積雪が急激に増える所もある予想で、大雪による交通への影響や雪崩、屋根などからの落雪に警戒が必要です。
日本海側の雪のピークは
山陰や北陸はこれから1月1日元日にかけて、東北日本海側はあす31日から元日にかけて雪が強まりそうです。
特に、今夜からあすは日本海にJPCZが形成され、山陰や北陸に影響がありそうです。JPCZに伴う雪雲は、山沿い、平地に関係なく、急激な積雪の増加をもたらします。気象情報をこまめにご確認ください。
また、九州北部も一部で雪が降り、北海道も断続的に雪雲がかかる予想で、路面の状況などに注意してください。
太平洋側の平地も一部で積雪
寒気が強く、雪雲は太平洋側にも流れ込む見込みです。山沿いは大雪となり、近畿などの平地も一部で積雪となる所がありそうです。
普段雪の降らない所で積雪となる可能性もあります。さらに、明日以降は気温も下がり、特に朝晩は都市部でも0度前後となる所もある予想です。
積雪だけでなく、年始にかけて路面の凍結などに注意が必要です。
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