農水省「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金事業)」に採択

2024年1月9日(火)11時16分 PR TIMES

〜食品産業における食品ハンドリング技術の革新と社会実装を目指す

 コネクテッドロボティクス株式会社(本社:東京都小金井市、代表取締役:沢登哲也 以下CR)は、農林水産省中小企業イノベーション創出推進基金事業(フェーズ3基金事業:技術実証等)に採択されました。
本事業は、当社が代表スタートアップとなり、株式会社FingerVision、株式会社Closerと共に13社のコンソーシアムを組成し、「食品産業における食品ハンドリング技術の革新と社会実装」をテーマに連名提案を行い、交付限度総額約24億円、期間4年間の採択を受けました。
 CRは、今回のプロジェクトを通じてコンソーシアムに参加された(一社)日本惣菜協会を含む各社・大学と連携しながら、全国の食品工場が直面する生産性の向上、人手不足などの課題に真摯に向き合い、製造工程を自動化するロボットシステムの社会実装の拡大を目的として、食品を把持するハンドの多様化と低価格化対応を中心に開発を推進していきます。また、単体のロボットのみならず食に特化したロボットシステム技術の革新を通じて製造工程全体の自動化を推進し、食品産業のスマートファクトリー化の実現を目指します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/31342/69/resize/d31342-69-0685fc2e3792d9844df9-2.png ]

■本事業へ提案の経緯と目標
CRは「食産業をロボティクスで革新する」をミッションとするスタートアップ企業として「高度なロボット制御の技術」と「ディープラーニングを活用したセンシングと学習技術」を強みに、食に特化した様々なロボットシステムを開発し、店舗や工場へ導入してきました。2022年には業界で初めて惣菜製造工場の盛り付け工程の自動化を実現する惣菜盛付ロボットシステム「Delibot(TM)」の開発に成功しました。
今後、食品製造工程の自動化を推進・普及させていくためには、ハンドリングできる惣菜具材の多品種対応や、量目偏差の低減、低価格化、省スペース化が求められており、高い技術的な壁が存在しています。今回のプロジェクトではこの課題にコンソーシアムで取り組んで社会実装に繋げていきます。
<プロジェクトの目標>
・盛付工程を自動化する汎用ロボットシステムの食品工場への普及。
・惣菜具材の多品種対応: 100種の惣菜のハンドリングが可能な技術を開発。
・ロボットシステムの低価格化: 盛付ロボットの製造原価の低減を実現。

■食品製造業の現状
食品製造業は、製造業の中でも労働人口が最も多く、生産性が低いことが課題となっています。中でも惣菜市場は10兆円を超える産業となり、今後も拡大することが予測されていますが、惣菜製造企業の大半は中小企業で占められており、低温・高温などの過酷な環境での労働も多いことから深刻な人手不足に直面しています。特に、惣菜盛り付け工程は対象物が不定形であること、多品種小ロット生産であることから自動化へのハードルが高いとされ、人員の半数以上が従事している生産性が最も低い工程です。
生産人口の減少が進む中で、食品製造業が直面する課題を解決するためには、製造工程を自動化することで生産性を向上させ、人手不足を解消することが求められています。また食品製造工場への導入ハードルを下げ、社会実装を進めていくためには、多品種対応と低価格化が重要になっています。


《惣菜製造工場に10台の導入実績を有する、惣菜盛付ロボットシステム「Delibot(TM)」》
[画像2: https://prtimes.jp/i/31342/69/resize/d31342-69-d6ba980f650407db4cf6-0.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/31342/69/resize/d31342-69-967695c1083b046c3e91-1.jpg ]











■惣菜盛付ロボットシステム(Delibot(TM))
ポテトサラダ・きんぴら・ひじき・筑前煮など10種類の惣菜に対応する盛付ロボット。設定した重量の食材を掴んで、製品トレイに盛り付ける作業工程を自動化。スピーディーにハンドを着脱し、食材を切り替えることが可能。
 ▶︎盛付ロボット(Delibot)のご紹介はこちら https://connected-robotics.com/products/delibot/

■会社概要
会社名 :コネクテッドロボティクス株式会社
所在地 :東京都小金井市梶野町5-4-1
代表者 :代表取締役/ファウンダー 沢登 哲也
設立 :2014年2月
URL:https://connected-robotics.com/
事業内容 :食産業向けロボットサービスの研究開発および販売
「食産業をロボティクスで革新する」をミッションに「つらい労働がなくなる」「人手不足を解消し高い生産性を実現」「いつでも美味しく健康な食を楽しめる」未来を実現することをビジョンとして、2017年の4月より食に特化したロボットシステムの開発をスタート。盛り付けや検品など食産業向けのロボットシステムを開発・販売する。

■関連プレスリリース
・農林水産省プレスリリース(第1回公募の採択結果)について
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/231228.html

・農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金事業)について
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/phase3kikin/index.htm#koubo1kekka

・内閣府 SBIR制度
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/sbirseido/sbirseido.html

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