本当に苦しいときに強いのは「センスがいい人」よりも「言語化できる人」

1月15日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

Photo: Adobe Stock

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「麻布→東大卒」でありながら「プロゲーマー」という経歴が、世間の話題となったときどさん。しかし順風満帆だった彼のプロゲーマー人生は、ゲーマー20年目の2013年ごろに壁にぶつかった。格闘ゲームのeスポーツ化による環境の変化によって、全く勝てなくなったのだ。

2冊目の著書『世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0』では、そのV字回復の軌跡を紹介しながら、ときどさんが毎日やっている「努力のやり方」を紹介している。「圧倒的に変化が激しい」eスポーツの世界で戦うために、必要なこととは何か。ビジネスマンにも役立つエッセンスを語ってもらった。



僕が「麻布中学すごいですね」に同意しない理由


 僕はいわゆる「中学受験の御三家」といわれる麻布中学出身です。いまだに取材などで「すごいですね」といっていただけることがありますが、僕自身はまったく「すごいこと」だとは思いません。なぜなら僕にとって中学受験の勉強は、人から与えられた課題をただ順に解いていただけ。大学受験においても得意科目だった数学や物理に至っては、どこがどう得意だったかさえ、いまだにわからないままなのです。


 自分の限界を突破し、プロゲーマーとしてトップに上り詰めるためには、この「生まれつき、何の苦もなくできてしまう」ことはかえってウィークポイントになる。放置するのは危険だと僕は考えています。


 今の僕にとって何かが「できる」とは何か。その答えのひとつが「言語化できる」ことです。自らの行動を理解していれば、もう一度再現したり、「ここが良かった・悪かった」というフィードバックにつながります。反対に、もしブラックボックスのままだといざ不調になったときに改善ができなくなってしまいます。


 僕の麻布合格が典型的な例ですが、「できている」場合はそのメカニズムを意識する必要がないので、本人にとってブラックボックスになりやすい。注意が必要です。

また、何となくできてしまうと、本人が感情として「ありがたみ」を感じないことも問題です。体が丈夫なことを強みにして活躍したスポーツ選手が、体のメンテナンスを怠ってけがに苦しむのはよくある例です。





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