「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」が「あいちカーボンニュートラル戦略会議」の事業化支援対象に選定
2025年1月15日(水)16時16分 PR TIMES
12月に開催された「あいちカーボンニュートラル戦略会議」において、株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市 社長:吉田 守孝)、中部電力ミライズ株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役:神谷 泰範)、関西電力株式会社(本社:大阪府大阪市 代表執行役社長:森 望)の3社で共同提案した「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」が、事業化支援対象に選定されました。このプロジェクトの一環として、当社は、愛知県が設立する「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会(以下、協議会)」に提案企業として参加し、ペロブスカイト太陽電池の社会実装をめざします。
本プロジェクトでは、ペロブスカイト太陽電池の導入ポテンシャル調査に加えて、先行実証として当社が研究開発※1するペロブスカイト太陽電池を愛知県内の公共施設などに設置し、導入拡大に伴う課題の確認とその解決策を検討します。その後、ほかの公共施設や民間施設でも導入実証を行い、導入モデルケースを確立することで、愛知県で全国に先駆けた社会実装をめざします。
当社は、本プロジェクトにおいてペロブスカイト太陽電池の研究開発や製造を担当するとともに、普及に向けた活用方法や商品開発などの検討を進めます。
また本プロジェクトの支援として、愛知県により2025年春頃の協議会設置が発表されており、提案企業である当社、中部電力ミライズ株式会社、関西電力株式会社に加えてサプライチェーン全体の関係者に参加を呼び掛けています。協議会を通じて、実証実験に関する検討やモデルケースの確立など、プロジェクトの実現に向けて検討を行います。
PSC:ぺロブスカイト太陽電池
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当社は、長年にわたる太陽電池の研究開発により実現した発電効率と、自動車部品の製造で培ってきたものづくり力を生かした耐久性、薄ガラスを用いた独自のフィルム構造を強みとしており、社内での実証実験を進めてきました。
今後、協議会と連携しプロジェクトを進めることで、幅広く活用可能なペロブスカイト太陽電池をいち早く実用化し、地域のカーボンニュートラル実現に貢献していきます。
アイシンはこれからも、環境や社会をより良いものにする技術開発を促進し、経営理念である「”移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現していきます。
※1 国立研究法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業(JPNP21052)の成果を活用
<関連>
・愛知県による「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」についてのリリース(https://www.pref.aichi.jp/press-release/psc-boshu.html)