神戸の商業施設「須磨パティオ」、3月18日にリニューアルオープンへ
2025年1月17日(金)9時30分 財経新聞
須磨パティオのリニューアルオープンイメージ(こうべ未来都市機構発表資料より)
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須磨パティオは1980年のオープン。約1万9,000平方メートルの敷地に1〜3番館、健康館があり、売り場面積約1万6,000平方メートル。100以上のテナントが入居している。隣接してスーパーの「ダイエー名谷店」、百貨店の「大丸須磨店」が営業し、須磨ニュータウンと呼ばれる住宅地区の中心に位置づけられている。
3番館1階にフードコートを新設するほか、健康館2階に書店と本や絵本が並ぶカフェ空間を設け、家族でくつろげる場所にする。1番館の屋上広場は緑の庭園にし、駅利用者や近隣住民に活用してもらう。
Tete名谷は2023年に先行開業した北ゾーンに続き、駅舎を兼ねた駅ビルを南ゾーンとして開業する。南ゾーンは売り場面積約2,000平方メートルで、1、2階に18店が入居する。出店するのはスーパーの「成城石井」、100円ショップの「キャンドゥ」、生活雑貨の「ロフト」、アクセサリーの「ルナアース」など。
リノベーション神戸は各地の駅前を手直しし、暮らしやすい街に変えることで人口流出に歯止めをかけ、持続的な都市を築こうと、神戸市が2019年から進めている。名谷駅周辺は須磨ニュータウンの中心として早くから事業に入り、商業施設だけでなく、市立名谷図書館、市北須磨支所、幼児健診センターなど公共施設の整備も進めている。