<特定技能として働く外国人介護士へのアンケート調査>介護の仕事や日本での生活について136人がホンネで回答 転職理由1位「もっと成長できる職場に行きたかったから」40%、「給料が安かったから」を上回る

2025年1月21日(火)13時46分 PR TIMES

日本で働きたい期間ダントツ1位は「できるだけ長く」6割強 働きたい場所、「地方」と「こだわらない」の合計が4割強に

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-8b561e4d5f1b3852c9c416fa80f504aa-2240x1260.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
介護に特化した外国人就業支援を行う株式会社ニッソーネット(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山下哲也)は、特定技能として働く外国人介護士を対象に、日本の魅力や働きたい期間、都市部と地方それぞれの良い点、日本で困っていることなど、外国人材の“ホンネ”をさぐるアンケート調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。

【アンケート調査概要】
調 査 名:特定技能として働く外国人介護士へのアンケート調査
調 査 方 法:ウェブアンケートフォームによる社内調査 
      ※当社にて職業紹介をした特定技能人材を対象に実施 
調 査 期 間:2024年11月28日〜12月13日
有効回答数:136人 

【調査結果ポイント】
●資格取得について(Q1、Q2)
取得している資格は「認知症介護基礎研修」が約4割で最多。「介護福祉士実務者研修」も3割強が既に取得。今後、取得したい資格1位は「介護福祉士」(85%)。

●どのぐらい日本で働きたいか(Q3)
「できるだけ長く」が圧倒的に多く6割強。「介護福祉士」を取得し、日本で長期的に勤務することを希望する人材が多いことがうかがえる結果に。

●日本で働く魅力(Q4)
日本の魅力は、「高い給料」「介護技術を身につけられる」「日本語力を身につけられる」「自分自身が成長できる」「生活環境がよい」が、全て約5割で拮抗。「日本の文化・エンタメなどに触れられる」も3割超に。

●直近の職場からどのような理由で転職したか(Q6)
「もっと自分が成長できる職場に行きたかった」が4割超で、「給料が安かったから」35%を上回る。

●都市部と地方のどちらで働きたいか(Q7)(Q8、Q9)
都市部が人気(約6割)だが、地方がよいとどちらでもよいを合わせれば4割に。都市部の良い点1位は「生活が便利」、地方の良い点は「生活環境の良さ」や「住居・物価などの安さ」が上位に。

●日本で困ったこと(Q10、Q11)
生活・環境面で困ったことは、「気候の違い」(32.4%)がトップ。「家探し」「公的手続き」といった生活基盤を築くために欠かせない項目も上位に。仕事面で困ったことは、日本語に起因する項目が1位・2位となるものの、「腰痛」も3位に。
※「日本語でのコミュニケーション」(45.6%)、「日本語での記録」(41.2%)、「腰痛」(36.8%)


<回答者属性>
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-56393acb2801ac5a5fb56e4285c15c17-1013x365.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<アンケート調査結果>
Q1. あなたはどの資格を持っていますか?(複数回答)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-a59d9912ae1138d1b37410badc2f8fb0-944x277.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年4月から受講が義務化された「認知症介護基礎研修」が最も高く約4割(38.2%)、続いて「介護福祉士実務者研修」3割強(33.1%)、「介護職員初任者研修」2割強(22.8%)という順位となりました。
「認知症介護基礎研修」は1日程度で修了できるものですが、「介護福祉士初任者研修」は130時間、「介護福祉士実務者研修」は450時間(初任者研修を修了していた場合でも320時間)の受講が必要です。特定技能の介護人材の3割以上が長時間の研修を受け専門的な知識を身につけて介護の仕事に従事していることがわかる結果となりました。

Q2. 今後、取得したい資格は何ですか?(複数回答)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-0c64671127eb50f1a4c61f86b0c5418b-944x324.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
8割以上(85.3%)が「介護福祉士」と回答しました。より難易度の高い資格に挑戦しようという前向きな姿勢がうかがえます。
「介護福祉士」は介護資格で唯一の国家資格であり、受験するためには日本で3年以上介護士として従事する必要があるなど、難易度も高いです。にもかかわらず、多くの人が取得したいと回答するのは、日本で長期間介護士として就労したいという意向があるためと考えられます。

※Q3で、「できるだけ長く日本で働きたい」という回答が最多(6割弱)となっています。
※「特定技能」の在留期間は最長5年ですが、「介護福祉士」に合格すると「介護」の在留資格が取得でき、永続的に日本で働くことができます。

Q3. これからどのぐらい日本で働きたいですか?(単一回答)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-056435eb71b8667efad8fc24bc207c38-953x455.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「できるだけ長く」と回答した人が圧倒的に多く、6割強(61.8%)となりました。
Q2で、今後取得したい資格として「介護福祉士」をあげた人が85.3%に達したのも、この「できるだけ長く働きたい」という望みを叶えるためと考えられます。

Q4. 日本で働く魅力はなんですか?(複数回答)
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-c6beed48bc369f31acdb055d0b5e4a6b-1031x524.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1位は「高い給料をもらえる」で52.9%、2位は「介護技術を身につけられる」と「日本語力を身につけられる」が同率(50.7%)で並び、次いで「自分自身の成長」と「生活環境」も同率(48.5%)となりました。
「日本の文化・エンタメに触れられる」ことを魅力と感じている人も約3割(33.1%)いました。

Q5. 今の職場に転職したとき、どのぐらい介護の仕事を経験していましたか?(単一回答)
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-1752fe6e54d9f3c39a44b94aa8af11d3-932x421.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1年以上〜2年未満が最も多く24.3%、次いで、0ヵ月~6ヵ月未満(22.8%)、6ヵ月以上〜1年未満(20.6%)となりました。
1年未満の合計が4割以上(43.4%)となりましたが、「介護福祉士」の受験条件である3年以上の経験が既にあった人も、約2割(19.8%)に達しています。

Q6. 直近の職場からどのような理由で転職しましたか?(複数回答)
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-05caa08b71c7a7df9d54e7dacb8cfd65-984x528.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
転職の理由は、1位・2位が突出する結果となりました。
「もっと成長できる職場に行きたかった」が4割超(40.4%)で1位となり、2位の「給料が安かったから」(35.3%)を5ポイント上回りました。

Q7. あなたは都市部と地方のどちらで働きたいですか?(単一回答)
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-2e7958241ae2523cb475339b9d58ad47-464x269.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「都市部がよい」という回答が約6割(58.0%)となったものの、「どちらでもよい」という回答も3割以上(34.6%)あり、「地方がよい」(7.4%)と合計すると4割強(42.0%)となりました。
都市部の人気が上回っているものの、条件が合えば、地方勤務を選択する人材も十分にいることがうかがえます。




Q8. Q7で「都市部ではたらきたい」+「どちらでもよい」と 回答した人(92.6%)に 質問です。
    都市部で働く良い点はなんですか?(複数回答)
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-3ceeea1e51da480fb0edfb218c5cf444-989x385.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「都市部がよい」と「どちらでもよい」と回答した人を対象に都市部のよい点を聞いたところ、「生活が便利」が約8割(76.2%)に達しました。「給料がよい」も半数を超え(54.0%)2位となりましたが、「生活が便利」との差は22.2pt開いています。

Q9. Q7で、「地方ではたらきたい」+「どちらでもよい」(42.0%)と 回答した人に 質問です。
    地方で働く良い点はなんですか?(複数回答)
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-8195a04bf7ade05a81e2efb9b36e1e85-1000x341.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「地方がよい」と「どちらでもよい」と回答した人を対象に地方のよい点を聞いたところ、「自然が多く環境がよい」(47.4%)、「気持ちが落ち着く」(45.6%)、「治安がよい」(29.8%)と、環境の良さを示す回答が上位となりました。
また、「住居の費用が安い」(47.4%)、「物価が安い」(42.1%)と、生活にかかる費用が抑えられる点も、同様に多くの回答を得ました。

Q10.日本に来てから 困ったことは ありますか?(複数回答)
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-6099a64f7db49e2e8dac6a40e2fefac0-987x320.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本で困ったことの1位は「気候の違い」(32.4%)となりました。
気候変動の影響で日本でも異常な暑さやゲリラ豪雨、一部の地方の記録的な豪雪などが起きています。全く異なる気候の国から来日した外国人にとっては大きな戸惑いや健康への影響もあるのかもしれません。
また、「家探し」(30.9%)や「公的手続き」(25.7%)なども、それぞれ高めの数値となっており、日常生活の基盤を築く部分で苦労をすることも多いことがうかがえます。

Q11.介護の仕事をしていて困ったことはありますか?(複数回答)
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-e8ba6f14a44b4b1557a13c0d93f0b667-1034x353.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「日本語でのコミュニケーション」(45.6%)や「日本語での記録」(41.2%)など、日本語力が要因となるものが1位・2位を占めました。
一方で、介護という職業柄、「腰痛」をあげる人も4割近く(36.8%)となりました。

クロス集計:日本語力と困ったことの関係性
[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48861/16/48861-16-79fdb150f539eb405ec6a8392ca948c9-978x456.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本語力のレベルによって、「困ったこと」に違いが出るかどうか、クロス集計してみました。
日本語力がN3+N4では、困ったこととして「日本語でのコミュニケーション」「日本語での記録」を多くあげており、N1+N2の約2倍となりました。
一方、「腰痛」については、N1+N2の半数(50.0%)が困ったことにあげており、N3+N4(33.6%)を16.4ポイントも上回りました。
これは、N1+N2にとっては、日本語でのコミュニケーションの困り度はあまり高くなく、その影響で腰痛が高くなったと推測されます。
<総括> 
厚生労働省の発表によれば、2023年の介護職員の人数は、対前年で初めてマイナスに転じました。今後更に介護需要の増加が見込まれる中、外国人介護人材、特に特定技能人材は必要不可欠の存在となります。

今回のアンケート調査では、日本で働く特定技能の介護人材の多く(6割超)が、長期間日本で働くことを希望していることがわかりました。現状、特定技能の在留期間は介護職種の場合5年が上限となっており、5年を超えて長期就業するには国家資格である介護福祉士に合格することが必要です。そのため、介護現場の需要と外国人材の希望の両方を満たすためには、適切な学習・資格取得支援が求められます。

また、特定技能人材の都市部への集中も懸念されていますが、働きたい場所に関する設問では、「地方」と「どちらでもよい」の合計が4割強に達しました。地方のメリットとして環境の良さや生活費の安さなどをあげる声も約5割に達しており、地方に立地する介護事業者であっても、魅力ある職場づくりを行い、その情報をしっかり伝えることができれば、人材獲得の機会は増えていくと思われます。

【ニッソーネットの外国人雇用支援サービスについて】
ニッソーネットでは、介護事業所様の外国人材の採用・育成・定着など、トータルにサポートします。
●外国人材受け入れを検討されている介護事業所様の立地・給与・人員・教育体制などを考慮し、最適のプランをご提案します。
●外国人材は採用がゴールではなく、しっかりと育成・定着させることが重要です。特定技能人材の場合、5年超の就業には介護福祉士の合格が必要となりますので、就業と並行して学習機会の提供も欠かせないものとなります。当社が運営する資格学校「福祉の教室ほっと倶楽部」では、実務者研修や外国人向け介護福祉士受験対策講座を開講しており、学習面でのサポートには実績があります。外国人材のキャリアアップを応援することで、せっかく育成した貴重な人材を手放すことなく、事業所様での長期就労に繋げます。

※詳細はこちら
 https://www.nissonet.co.jp/company/international/ 

【会社概要】 
当社は25年以上、福祉業界に特化して人材サービス事業と教育研修事業を展開してきました。質の高い介護士・保育士・看護師を「人材派遣」「人材紹介」「紹介予定派遣」という形で、高齢者福祉施設、保育所、病院へ提供しています。

[社 名]  株式会社ニッソーネット https://www.nissonet.co.jp/company/(https://www.nissonet.co.jp/company/)
[代表者]  代表取締役社長 山下哲也
[設 立]  1999 年 9 月
[資本金]  1,000 万円
[事業内容] 人材サービス事業、教育・研修事業、外国人就労支援事業
[拠 点]  全16 拠点
      大阪本社:大阪府大阪市北区芝田 1-4-14 芝田町ビル 2F TEL:06-6375-2111
      東京本社:東京都新宿区西新宿 1-13-12 西新宿昭和ビル3F TEL:03-6911-4011

PR TIMES

「介護」をもっと詳しく

「介護」のニュース

「介護」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ