2017年の大口寄付トップ10 1位はゲイツ夫妻の5100億円

1月24日(水)10時0分 Forbes JAPAN

毎年、何十億ドルという莫大なお金が、富裕層から貧困層支援施設や慈善団体へと寄付される。振り返ると、2017年は個人による寄付が盛んに行われた年だった。

慈善活動に関するニュースや情報を扱う雑誌「クロニクル・オブ・フィランソロピー」は、毎年行われる寄付の金額を調査し、その年にあった大口寄付のデータを公表している。年間寄付額トップ10の総額は2016年が43億ドル(約4800億円)だったのに対し、2017年は102億ドル(約1兆1300億円)へと大きく跳ね上がった。

昨年の最高額は、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツと妻のメリンダによるもので、総額46億ドル(約5100億円)分のマイクロソフト株式を、ビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付した。2000年に夫妻が設立した同財団は、世界中の保健、開発、教育に関する慈善活動に力を入れている。財団の基本財産は約400億ドル(約4兆4400億円)で、フォーブスはゲイツ氏の個人保有資産額を920億ドル(約10兆2000億円)余りと推定している。

ゲイツ夫妻に次いでランクインしたのは、フェイスブック創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグと妻のプリシラ・チャンで、夫妻が設立した有限責任会社(LLC)チャン・ザッカーバーグ・イニシアティブのNPO部門であるチャン・ザッカーバーグ財団に19億ドル(約2100億円)を寄付した。クロニクル誌によると、寄付金は教育、住宅供給、科学、刑事司法システムの改善のために使用される。フォーブスはザッカーバーグの保有資産を758億ドル(約8兆4100億円)と推定している。

第3位はデルの創業者マイケル・デルと妻スーザンで、夫婦の慈善団体マイケル&スーザン・デル財団から10億ドル(約1100億円)を寄付している。マイケル・デルの保有資産額は推定240億ドル(約2兆6600億円)だ。

10位にはエンバイロンメンタル・システムズ・リサーチ・インスティテュートの共同創業者で、自然環境保護団体ネイチャー・コンサーバンシーに1億6500万ドル(約183億円)を寄付したジャック&ローラ・デンジャモンド夫妻が入った。この寄付は同団体が受け取った中では過去最高額だ。

クロニクル誌による2017年大口寄付ランキングのトップ10は以下の通り。トップ3はいずれも、科学技術の分野で財を成した富豪による10億ドルを超える寄付となった。

1位 ビル&メリンダ・ゲイツ
寄付額:46億ドル(約5100億円)
寄付先:ビル&メリンダ・ゲイツ財団
目的:基金

2位 マーク・ザッカーバーグ&プリシラ・チャン
寄付額:19億ドル(約2100億円)
寄付先:チャン・ザッカーバーグ財団
目的:教育、住宅供給、科学、刑事司法制度改善

3位 マイケル・デル
寄付額:10億ドル(約1100億円)
寄付先:マイケル&スーザン・デル財団
目的:基金

4位 ヘンリー・ヒルマン
寄付額:8億ドル(約890億円、遺贈)
寄付先:ヒルマン・ファミリー財団
目的:主にピッツバーグ市支援

5位 フローレンス・アービング
寄付額:6億ドル(約670億円)
寄付先:コロンビア大学ハーバート&フローレンス・アービング医療センター、ニューヨーク・プレズバテリアン・コロンビア大学アービング医療センター

6位 ヘレン・ディラー財団
寄付額:5億ドル(約550億円)
寄付先:カリフォルニア大学サンフランシスコ校
目的:学生支援、教職員採用、生物医学などのプログラム支援

7位 ロイ・バゲロス
寄付額:2億5000万ドル(約280億円)
寄付先:コロンビア大学医科大学院
目的:奨学金、研究、医療プログラム支援

8位 A・ジェームズ&アリス・B・クラーク財団
寄付額:2億1950万ドル(約240億円)
寄付先:メリーランド大学
目的:奨学金、教授やプログラム支援

9位 ヘンリ・サミュエリ
寄付額:2億ドル(約220億円)
寄付先:カリフォルニア大学アーバイン校
目的:健康科学カレッジの新設

10位 ジャック&ローラ・デンジャモンド
寄付額:1億6500万ドル(約183億円)
寄付先:ネイチャー・コンサーバンシー
目的:カリフォルニア州サンタバーバラ郡の海岸の土地購入と環境保護

クロニクル誌の報告には、未公表の寄付や、美術品の寄贈、匿名による寄付は含まれていない。資産家のジョージ・ソロスは2017年に総額10億ドル(約1100億円)を超える寄付を行っているが、1度の寄付によるものでないため、同誌の報告には含まれていない。

Forbes JAPAN

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