一流の上司は「自分より優秀な部下」を育てる

1月27日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

福地茂雄(ふくち・しげお)アサヒビール元会長兼CEO 1934年福岡県生まれ。57年アサヒビール株式会社入社。99年代表取締役社長就任。2001年、48年ぶりに国内ビール系飲料で年間トップシェア獲得。02年代表取締役会長兼CEO。07年相談役就任後は東京芸術劇場館長、日本放送協会会長、新国立劇場理事長などを務める。15年相談役退任。

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リーダーの役割とは、「自分のコピーをつくる」ことではなく「自分よりも優れた人材」を育成すること──。アサヒビール元会長兼CEOの福地茂雄氏はそう言い切る。最新著書『アサヒビールで教わった 自分の壁を一瞬で破る最強の言葉』から、管理職がぜひ肝に銘じたい「最強の言葉」をお届けする。


自分のコピーをつくることが

管理職の仕事ではない


「管理職の仕事は、自分のコピーをつくることではない」──。


 私がはじめて管理職になったときのこと。


 自分が営業マンというプレーヤーから、プレーヤーたちを束ねるマネージャーとして、役割が変わったことを強烈に気づかされたことがありました。


 入社以来13年あまりを過ごした大阪を離れ、私は名古屋支店の販売2課課長を命じられたのです。赴任からまだ日もたたぬころ、支店長の本田博さんに呼ばれた私は、いきなりこう尋ねられました。


「部下に接するとき、君はどんなことを考えている?」


 私の担当する販売2課は新たに設けられたセクション。その任務は、5人の部下とともに、岐阜県と三重県で新規の顧客を開拓することでした。


 私は次のように答えたことを覚えています。


「まず、自分にできることを部下にもしっかりやってもらうつもりです。自分のできないことを部下に求めるのは卑怯だと思いますから」


 静かに聞いていた本田支店長は、こう言いました。


「福地、それじゃ管理職として落第だ。その方針だと、部下は君のコピーばかりになってしまう。管理職の仕事は、自分のコピーをつくることではないよ」




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