【東芝エネルギーシステムズ】ミツウロコグリーンエネルギーと東芝エネルギーシステムズが風力発電による再エネアグリゲーションサービスの電力受給を開始
2025年2月3日(月)10時27分 Digital PR Platform
2025−2−3
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社
東芝エネルギーシステムズ株式会社
ミツウロコグリーンエネルギーと東芝エネルギーシステムズが風力発電による
再エネアグリゲーションサービスの電力受給を開始
〜神栖風力発電所をFITからFIPに移行し、再エネの電力市場への統合を推進〜
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社※1(本社:東京都中央区、代表取締役社長:坂西 学、以下、「ミツウロコGE」)と東芝エネルギーシステムズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:島田 太郎、以下、「東芝ESS」)は、ミツウロコGEが所有する神栖風力発電所(茨城県神栖市、発電出力10MW)をFITからFIP※2に移行し、東芝ESSがアグリゲーターとして、このたび卸売市場(JEPX)への売電および再エネアグリゲーションサービスの提供を開始しました。両社は再エネアグリゲーションサービスの電力受給契約を締結しており、契約期間は2025年2月〜2028年2月末までの約3年間となります。
ミツウロコGEは風力発電やバイオマス発電などの再エネ発電事業を広く展開しており、所有する神栖風力発電所は2008年1月の運転開始以降、FITにより売電していました。今回、ミツウロコGEは再エネの電力市場への統合の推進に寄与すべく、同社の陸上風力として初めてFIPに移行しました。発電した再エネ電力は東芝ESSが買い取り、卸電力市場に売電します。東芝ESSにとって、陸上風力の商用機を対象とした再エネアグリゲーションサービスは初であり、これまで再エネアグリゲーションの実証で蓄積した知見とノウハウを生かし、予測精度の高度化を進めてまいります。
今般のスキームでは、東芝ESSはアグリゲーターとして、発電量の予測と発電計画の作成・提出を行い、インバランス費用も負担します。陸上風力は太陽光と比べ発電予測が難しいものの、東芝ESSは高精度な気象予測技術とAI技術を用いて、予測誤差を低減する取り組みを行っています。また、ミツウロコGEからFIT相当の価格で買い取りをするため、顧客の事業収益の安定化にも貢献します。
今後も再エネの導入が進むことが想定され、FITに頼らない再エネ電源が増えていくことが想定されます。今般の取り組みによりFIPを活用した陸上風力の事業収益性の安定化および予測精度の改善に向けて、両社で知見とノウハウを蓄積し、今後の案件に展開していきます。
ミツウロコGEは、電力市場の需給バランスに応じた電力供給が促されるFIP制度に移行することで、再エネ主力電源化に貢献してまいります。
東芝ESSは、従来太陽光発電を対象として再エネアグリゲーション事業を展開してきました。今般の提供を機に、陸上風力発電向けにおいてもサービス拡大を行い、再エネを活用した安定的かつ効率的な電力システムの実現に貢献していきます。
※1 株式会社ミツウロコグループホールディングスの連結子会社で、発電事業、電力小売り、都市ガス小売りを展開
※2 FIP(Feed-in Premium)は、再生可能エネルギー発電事業者が発電した電気を卸電力取引市場や相対取引で売電をした場合に、基準価格(FIP価格)と市場価格の差額をプレミアム額として交付する方式
本契約の体制
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