JEPLANグループ:ペットリファインテクノロジーが、神奈川県小田原市、アサヒ飲料、遠東石塚グリーンペットとともに「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結
2025年2月6日(木)17時47分 PR TIMES
株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:高尾 正樹、以下「JEPLAN」)のグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社(代表取締役 執行役員社長:伊賀 大悟、以下「ペットリファインテクノロジー」)は、神奈川県小田原市(市長:加藤 憲一)、アサヒ飲料株式会社(代表取締役社長:米女 太一、以下「アサヒ飲料」)、遠東石塚グリーンペット株式会社(代表取締役社長:安田 真一、以下、「遠東石塚グリーンペット」)とともに、日本国内のペットボトルの循環利用の推進を目的とした「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を1月27日(月)に締結しました。また、同日に協定書に署名をする締結式を行いましたので、お知らせします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31188/159/31188-159-9f750cb6af97bc499e8deb5967a39310-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本協定締結により、小田原市内の家庭から回収された使用済みのペットボトルを、遠東石塚グリーンペットによる「メカニカルリサイクル(物理的再生法)*1」とペットリファインテクノロジーによる「ケミカルリサイクル(化学的再生法)*2」の二つのリサイクル方法を組み合わせて、効率の高いリサイクルを推進します。アサヒ飲料は、この二つの方法を活用したリサイクルを推進し、リサイクルされた再生PET原料を自社製品に使用することで、四者が協力をしてペットボトルのリサイクル率の向上を目指します。本取り組みは、ペットボトルの原料である石油由来資源のPETの消費を抑えられるだけでなく、製造過程で発生する温室効果ガスの排出量削減にも貢献します。
遠東石塚グリーンペットでは、メカニカルリサイクル技術を用いてペットボトル用の原料を製造していますが、そのリサイクル工程で約20%の残渣が発生します。そのうち、5〜10%のPET資源の残余物*3は、主にペットボトル以外の製品へのリサイクルに利用されています。ペットリファインテクノロジーでは、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いることで、このPET資源の残余物も分子レベルまで分解し、不純物を取り除くことにより、再びペットボトルの原料にリサイクルすることが可能です。この二つのリサイクル方法を組み合わせることで、メカニカルリサイクルの工程で発生する残余物をケミカルリサイクルに活用し、メカニカルリサイクルのみの場合と比較して、リサイクル率をさらに向上することが可能になります。
今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というミッションの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーを牽引していくことに努めてまいります。
*1 ペットボトルを選別、粉砕、洗浄し、高温下で不純物を取り除いて再生する方法
*2 ペットボトルを分子レベルまで分解し不純物を除去・重合するプロセスを経て、石油由来のPET樹脂と同等品質の原料に再生する方法
*3 PETを多く含むパウダー状のもの、ケミカルリサイクル技術でペットボトルの原料となる再生PET樹脂にリサイクルが出来る
■「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」締結式
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31188/159/31188-159-9182fbc5fb2083c7ed2bad5cfebc7944-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]写真左から)遠東石塚グリーンペット株式会社 代表取締役社長 安田 真一氏、アサヒ飲料株式会社 CSV戦略部長 三浦 正博氏、小田原市 市長 加藤 憲一氏、ペットリファインテクノロジー株式会社 代表取締役 執行役員社長 伊賀 大悟
■JEPLANグループが推進するボトルtoボトルのリサイクルに係る取り組み(https://bringbottle.jeplan.co.jp/(https://bringbottle.jeplan.co.jp/))
JEPLANグループは、日本全国のさまざまな自治体と連携してボトルtoボトルのリサイクルに係る取り組みを推進しています。役割を終えたモノがゴミにならず、価値ある資源として循環する社会を目指しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31188/159/31188-159-30a08cbac69da0df6842bc733d28a163-2671x2700.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■神奈川県小田原市(https://www.city.odawara.kanagawa.jp/(https://www.city.odawara.kanagawa.jp/) )
市長:加藤 憲一
■アサヒ飲料株式会社(https://www.asahiinryo.co.jp/index.psp.html(https://www.asahiinryo.co.jp/index.psp.html))
代表取締役社長:米女 太一
■遠東石塚グリーンペット株式会社(https://www.figp.co.jp/(https://www.figp.co.jp/))
代表取締役社長:安田 真一
■ペットリファインテクノロジー株式会社(https://www.prt.jp/(https://www.prt.jp/))
代表者:代表取締役 執行役員社長 伊賀 大悟
設立:2008年10月
事業内容:独自のPETケミカルリサイクル技術を用いた使用済みペットボトルのリサイクル樹脂の製造・販売
■ 株式会社JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp(https://www.jeplan.co.jp))
代表者:代表取締役 執行役員社長 高尾 正樹
設立:2007年1月
主な事業内容:PETケミカルリサイクル技術関連事業(対象:PETボトル・ポリエステル)など
JEPLANグループは「あらゆるものを循環させる」をミッションに掲げ、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。廃PET(ペットボトル、ポリエステル繊維等)を対象に、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いて分子レベルに分解し、不純物を除去することで、石油由来と同等品質の再生素材に生まれ変わらせています。この独自技術を用いて、「ボトルtoボトル(ペットボトル)」や「服から服をつくる(ポリエステル繊維)」などのリサイクルに取り組むことで、限りある資源の循環を実現し、CO2の排出量削減にも寄与しています。
なお、JEPLANグループはペットリファインテクノロジー株式会社(神奈川県川崎市・ペットボトル対象)と北九州響灘工場(福岡県北九州市・ポリエステル繊維対象)の2拠点でPETケミカルリサイクルプラントを運営しており、国内外への技術ライセンス事業も推進しています。