【京都 蔦屋書店】塔尾栞莉の個展「ここから見ると」を2月22日(土)より開催。グリッドを用いた独自の技法で、記憶の儚さを表現する。

2025年2月7日(金)14時46分 PR TIMES

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1036/58854-1036-f231a6fa98cf473bb7687e2d9b2df159-2978x1985.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]《Time Travel》162×194cm/2024/oil on canvas
京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、塔尾栞莉の個展「ここから見ると」を2025年2月22日(土)〜3月11日(火)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/45329-1154410128.html
概要
現在大分を拠点に活動する塔尾栞莉は、幼少期のアルバムや自身で撮影した日常の風景写真をモチーフに、ふとした時に思い出される純粋な記憶の大切さと儚さを表現するアーティストです。まず、キャンバス上にマスキングテープを縦横に貼ってグリッドを作成し、1マスずつ絵具を乗せていきます。次に、描いたマスはテープで隠し、その隣のマスのテープを剥がして描くという工程を繰り返しながら仕上げています。そのため、隣接するマスであっても少しずつ色合いが違い、マスキングテープを剥がす時に予期せぬ絵具の欠けが生じます。それらは、一部は鮮明に、その他の部分は時間とともに曖昧になって欠落していくという、記憶の性質を反映しています。
新作《Time Travel》は、60年近く営業している大阪の喫茶店での何気ない風景を描いています。人々が各々自由に過ごしている様子に塔尾は居心地の良さを感じ、自身の知らない「当時」を見たような気持ちがしたといいます。本展では、本作を含む全16点を展示します。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1036/58854-1036-88cd3b0064b12c7810f8550341419035-3472x2315.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]《誰のため》Darenotame 60.6×72.7cm/2024/oil on canvas[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1036/58854-1036-97b076733e0ab6fdba81e54ef6235357-3038x2025.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]《おいで》Oide 60.6×72.7cm/2024/oil on canvas
アーティストステートメント
記憶を思い出そうとする瞬間があります。印象的で忘れる事が出来なかったはずのそれは、日々積み重なる無数の情報によって押し潰され、詳細が削ぎ落とされ、気付いた時には断片的なものとなっています。その感覚に対して、現在の私を構成しているものを失ってしまったような気がして、少しさみしいような気持ちになります。
制作は、記憶が劣化するということと、圧縮と修正を繰り返されたことで劣化してしまった画像をデバイスの画面で見た時に現れるブロック状のノイズとを重ね合わせて行います。
幼い頃に両親や周囲の大人達が撮影してくれた写真や、私自身が撮影した何気ない日常の写真を見つめる。何か思い出せることを探してみてもほとんどの事は忘れてしまっているけれど、その中からかろうじて覚えている断片部分を拾い上げる。キャンバス上の3×3cmのマス目に油絵具を端から置いていく。
淡々と行う作業ではありますが、この行為によって現在の私自身を構成しているものの存在を記録しています。

塔尾栞莉
プロフィール
塔尾 栞莉(とのお しおり)
1994年 大分県生まれ
2017年 尾道市立大学(広島)芸術文化学部美術学科 油画コース 卒業
2019年 尾道市立大学大学院(広島)美術研究科美術専攻 油画コース 修了
大分県に在住、活動中

個展
2022年「あって ない / Atte nai」MAKI Gallery 表参道(東京)
2020年「fragments of memory 2」MAKI Gallery ビューイングルーム(東京)
2020年「fragments of memory」MAKI Gallery 表参道(東京)
2018年「あのひの」Gallery Bar 夢喰(広島)
2017年「かすむ」Gallery Bar 夢喰(広島)

グループ展
2024年「Connect #3」MAKI Gallery 表参道(東京)
2024年「Justine Hill / Shiori Tono / Ayumu Yamamoto」伊勢丹新宿店 本館イセタン ザ・スペース(東京)
2022年 伊勢丹新宿店 本館ウィンドウ(東京)
2021年「Connect #2」MAKI Gallery 天王洲(東京)
2019年「Colors and Figuration」MAKI Gallery 表参道(東京)
2019年「Future Artists Tokyo “EЯLection of Anonymous”」東京国際フォーラムロビーギャラリー、 寺田倉庫 T-ART HALL(東京)

アートフェア
2023年「The Armory Show」
2023年「ART OSAKA」
2023年「Tokyo Gendai」
2021年「Art Fair Tokyo」
2019年「ART TAIPEI」

受賞歴
2018年 小林和作奨励賞 受賞
2017年 尾道ロータリークラブ奨学会より奨学金を授与される
販売について
展示作品は、会場にて2月22日(土)10:00より販売します。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、2月22日(土)11:00〜3月11日(火)20:00の期間に販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
展覧会詳細                          
塔尾栞莉「ここから見ると」
会期|2025年2月22日(土)〜3月11 日(火)※2月25日(火)は休館
時間|11:00〜20:00 ※最終日のみ18:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリー
主催|京都 蔦屋書店
協力|MAKI Gallery
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/45329-1154410128.html
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/1036/58854-1036-44e405e75bb33d8d8b194f6f86a5b3f5-3000x2001.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。

住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
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営業時間|10:00〜20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00〜22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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