コメダ珈琲店が「名古屋の食文化」にこだわり全国制覇できた理由

2月8日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

コメダ珈琲店がこの度全国への出店を果たすという。同じ名古屋出身の企業が全国展開に苦戦するなか、同社はなぜ商圏を急拡大させているのか Photo:DOL

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コメダ珈琲店が全国制覇を達成

「名古屋のモーニング」は全国区に


 名古屋では知らない人がいない喫茶店「珈琲所 コメダ珈琲店」(以下、コメダ)などを運営するコメダホールディングスが、2019年6月に最後の空白地だった青森県に出店することがわかり、これで全国47都道府県制覇を達成することになりました。


 コメダは最近では東京都内でも50店舗を超えたので、「見たことある」「たまに行く」という読者の方も多いかもしれません。名古屋のローカル喫茶店だったコメダはいつのまにか812店舗に拡大し、全国制覇(?)を達成するまでの存在になりました。


 実は、このコメダの全国制覇については、他のチェーンビジネスとはまったく違う、あるメカニズムが働いています。特定のビジネスパーソン読者の方にとっては、自分の未来を変えるヒントにつながるかもしれません。“知られざる”(?)コメダの全国制覇の謎を詳らかにしてみたいと思います。


 コメダの店舗展開は圧倒的に名古屋に集中していて、愛知県だけで店舗数は240店舗を超えています。岐阜、三重、静岡といった隣県では各県30店舗程度ですから、極めて名古屋に集中した商圏を持つコーヒーチェーンであることがわかります。


 コメダの特徴は、まずモーニング。コーヒーメニューのいずれかを注文すると、厚切りのトーストとゆで卵が無料で付いてきます。名古屋圏の独身者はコーヒー1杯で無料の朝食を食べられるこのモーニングというメニューが当たり前だと思って成人するのですが、東京や大阪などの大都市に引っ越してきて初めて、それが名古屋以外では当たり前ではないことに気づきます。これが「名古屋人あるあるな」のですが、とにかくこの無料のモーニングがコメダの1つ目の特徴です。


 2つ目の特徴は甘いもの。これは名古屋の食文化でもあります。コメダではシロノワールという、ふんわり焼いたデニッシュパンの上にソフトクリームとシロップをかけた独特のデザートが人気です。他にも、このソフトクリームをベースにしたデザートやドリンクがたくさん揃っているのがコメダのメニューの特徴ですが、これは名古屋の食文化なのです。


 名古屋にはコメダとは別の「寿がきや」(スガキコシステムズ)という、ローカルでは非常に有名なラーメンチェーンがあります。実はここのメニューも同じで、ソフトクリームをベースにした甘いメニューがたくさん。そしてラーメンチェーンなのに、午後になると女子高生が集まってきて、デザートメニューを注文して何時間もぺちゃくちゃと会話を楽しむ。それが名古屋では当たり前なのです。





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