マンダム、皮膚浸透性が高い微細カプセル製剤「バイセル」の開発に成功〜より機能性の高いスキンケア製品の開発を目指して〜

2月8日(金)11時40分 PR TIMES

株式会社マンダム(本社:大阪市、社長執行役員:西村元延 以下マンダム)は、より機能性の高いスキンケア製品の開発を目指してカプセル製剤の研究を行っています。さらに、その発展型として従来型よりも微細でかつ浸透性が高いカプセル製剤を検討してきた結果、二分子膜を構成する成分の中でも特定の成分を用いることによって従来型カプセル製剤よりも微細なカプセル製剤「バイセル」を作成することに成功し、さらに皮膚浸透性が高いことも確認しました。

1.バイセルとは
従来、化粧品分野において研究されているカプセル製剤にはリポソームがあります。リポソームはリン脂質を主な成分として構成する二分子膜が、放射状に幾重にも重なって球体となったような構造をしており、大きさは約100nm(ナノメートル)〜数百nmです(図1)。一方、バイセルも同じくリン脂質を主な成分とし、二分子膜でできたディスクが重なって球体となったような構造をしており、大きさは数nm〜数十nmで、脂質二分子膜構造を持つカプセル製剤の中では最小サイズと考えられています(図2)。バイセルは、これまで主に新薬の薬物活性や毒性、さらには薬物動態を解明するために生体膜モデルとして利用されており、化粧品分野において皮膚浸透機能に着目した研究は多くありませんでした。


[画像1: https://prtimes.jp/i/6496/411/resize/d6496-411-447736-0.png ]


2. 化粧品へ応用可能なバイセルの開発
バイセルは異なる2種類のリン脂質を用いるのが一般的ですが、特殊な処理が必要となるため、化粧品として応用するうえで課題となっていました。そこで今回、リン脂質の中でも化粧品に使用可能な成分と、数種類の両親媒性成分(※1)を組み合わせることで、化粧品に応用できるバイセルを作成することに成功しました。

3. バイセルはリポソームに比べて皮膚浸透性が高い
バイセルの皮膚浸透性を明らかにすることを目的に、ヒト皮膚にてリポソームと比較評価した結果、バイセルはリポソームよりも皮膚浸透速度が速いことを見出しました(図3)。


[画像2: https://prtimes.jp/i/6496/411/resize/d6496-411-368556-1.png ]



4. バイセル技術を応用したモデル美容液は角質層の奥深くまで浸透
今回のバイセル技術を応用したモデル美容液をヒト皮膚に用いてTOF-SIMS(※2)による皮膚浸透試験を行った結果、モデル美容液が角質層の奥深くまで浸透していることがわかりました(図4)。


[画像3: https://prtimes.jp/i/6496/411/resize/d6496-411-746484-2.png ]


マンダムは、今回開発したバイセル技術を、皮膚浸透性に優れたスキンケア製品の開発に応用していきます。

※1 油に馴染みやすい部分と水に馴染みやすい部分を併せ持つ成分
※2 TOF-SIMS(Time-of-Flight Secondary Ion Mass Spectrometry 飛行時間型二次イオン質量分析法)
試料にイオンビームを照射し、試料表面から放出されるイオンを検出して、ターゲット分子の存在を特定する分析方法。

以上

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