花粉症の罹患、重症化予防のカギを握るのは腸内細菌!?腸からカラダの免疫を高めるためには ” 腸内フローラタイプに合わせた生活習慣 “ が重要!

2024年2月8日(木)14時16分 PR TIMES

花粉症と腸内フローラの関わりについて考察した「サイキンソーニュースレター 花粉症編」を発表!

株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、花粉症と腸内フローラの関わりについて考察した「サイキンソーニュースレター花粉症編」を発表致しました。

【ポイント】
・花粉症の重症度には、腸内フローラタイプ毎で特定の生活習慣との関連があり。
・短鎖脂肪酸が作り出されることで、腸管免疫の制御性T細胞が活性化し、花粉症の重症度を軽減。
・重症化や予防のために、腸内フローラタイプに合わせた生活習慣を取り入れることが重要。

2024年は全国的な暖冬により花粉の飛散が早まる予想もあり、春本番を前に花粉症の予防や対策が話題となっています。花粉症は「国民病」とも言われ、シーズン中の経済損失は13兆円を超える試算もあるほど大きな社会課題に発展しています※1。私たちの生活に与える影響は大きいものの、有効的な治療法は未だ確立されていません。一方で、最新の研究では、花粉症の緩和に腸内細菌が関係している可能性が発見され、新たな対策方法として腸内環境を整えることが注目されています。そのような花粉症と腸内フローラの関連について、マイキンソーのデータ、および研究内容をもとに解説致します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/15042/77/resize/d15042-77-312f7c41516ebb146a9d-2.png ]

※1 :パナソニック株式会社「社会人の花粉症に関する調査」より、花粉症シーズンを60日間として計算
   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000024101.html

サイキンソーの共同研究から見る花粉症と腸内細菌の関連


サイキンソーは、2022年にSOMPOヘルスサポート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎭目 進一、以下SOMPOヘルスサポート)と共同研究を実施し、腸内フローラのタイプ毎に花粉症の症状軽減に繋がる生活習慣パターンを発見しました。腸内フローラの菌構成に応じて5つのタイプに分類し、それぞれ「睡眠の質の改善」「朝食欠食の改善(三食きちんととる)」「牛乳・チーズ等の乳製品をとる」「動物性タンパク質をとる」「納豆をとる」といった介入行動を個別で実践したところ、花粉症症状の軽減が見られました※2。
[画像2: https://prtimes.jp/i/15042/77/resize/d15042-77-a2d0256afd1ae6ed92ea-0.jpg ]

※2:株式会社サイキンソー 「生活習慣による花粉症重症度の改善が腸内細菌叢の菌構成に左右されることを検証」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000015042.html

さらに、5つのパターンのうち、食事によって花粉症症状が緩和された「PM型」「PF型」「R型」の3つのタイプに着目し、それぞれの菌叢の特徴と食事の介入によって生じたであろう菌代謝の特徴を分析しました。いずれにおいても、最優勢菌が分解しやすい食品を摂ることにより、腸内細菌が効率よく短鎖脂肪酸を作り出し、それによる腸管免疫の制御性T細胞※3を活性化させていると考えられています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15042/77/resize/d15042-77-88a2e59d63fd2aa66729-1.jpg ]

※3:制御性T細胞とは、本来は自己免疫病などにならないように、自己に対する免疫応答の抑制(免疫寛容)を司っている細胞のこと。(参照:国立がん研究センター「がんと制御性T細胞」より)

【追跡調査の概要】
・調査機関:自社
・調査期間:2024年1月15日〜19日
・調査対象:先行研究282名のうちPM型、PF型、R型検体158件
・調査内容:それぞれの最優勢菌の特徴と代謝産物の関連について調査

サイキンソー担当者のコメント


株式会社サイキンソー 取締役副社長 執行役員 竹田 綾
■腸内細菌の多様性と免疫機能の関連について
腸内には免疫細胞の 60-70 %ほどが集まっているといわれ健康を司る重要な臓器です。中でも腸内細菌が作り出す代表的な代謝物である短鎖脂肪酸は、自己免疫疾患の発症を防ぐ制御性T細胞を活性化させるなど、免疫機能と非常に深い関りを持っています。そのため、腸内フローラは花粉症の発症や重症化予防を意識するうえで重要であることが分かります。こうした腸内細菌の機能を効果的に活用しカラダに良い作用をもたらすためには、腸内細菌が生息している大腸まで栄養を届ける必要があります。そのため小腸で消化吸収されにくい食物繊維やオリゴ糖といった食材を取り入れて効率的に腸活を行うことも重要です。

■花粉症の予防や重症化を防ぐためには、” 腸内フローラタイプに合わせた生活習慣 ” を取り入れることが重要
サイキンソーとSOMPOヘルスサポートの共同研究により、腸内フローラのタイプ毎で花粉症を重症化させる食材や生活習慣が異なることがわかってきました。検査を通じて自分の腸内環境を詳しく知り、その情報を基にした個別のアプローチを実践することが重要です。自分に合った腸活スタイルを見つけて腸内フローラのバランスを整えることで、花粉症の季節を快適に過ごしましょう。

サイキンソー NEWSLETTERについて


個人向け腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を展開するサイキンソーは、10万件という国内最大規模の腸内フローラデータに加え、生活習慣や病歴等のアンケートデータを保有しています。健常人の腸内フローラビッグデータを活用し、世の中の気になる話題やトピックスについて、独自の見解をニュースレターとして発表いたします。

マイキンソー(Mykinso)について


自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ(腸内細菌叢)検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満菌やがんの原因になる菌などの要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。
・サービスサイト:https://mykinso.com/
・紹介動画:https://youtu.be/GtIxFi92RFA

会社概要


「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。

・会社名:株式会社サイキンソー
・設立 : 2014 年 11 月 19 日
・所在地:東京都渋谷区代々木 1 - 36 - 1 オダカビル 2 階
・代表者:代表取締役 沢井 悠
・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
・HP :https://cykinso.co.jp/

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