「もし活」アプリで寄り添う、孤独死と特殊清掃のあいだ。“終わり”の迎え方に残る願いを見据えて

2024年2月8日(木)10時0分 PR TIMES STORY

#終活 #一人暮らし #開発ストーリー

2024年2月2日 16時10分

株式会社GoodService

孤独死の現場をリアルに知る弊社「株式会社GoodService」では、孤独死の特殊清掃だけで終わらせず、対策を考えた結果、「もし活」アプリを開発いたしました。

弊社で行っております遺品整理や特殊清掃の事業の中で放置された孤独死をされた現場というのは、関与する方に取って大きなダメージとなります。それは、部屋の管理会社や大家さんにとってもそうですし、故人自身も孤独死を迎えた自分の姿を想像はしていなかったと思います。

これからも増え続けるであろう孤独死に対策が取れればと「もし活」アプリ開発、運営に取り組むことになりました。

お片付けから故人のお見送りまで。自身の生活を通して気づいた不安感

株式会社GoodServiceでは、東海エリアでお部屋のお片づけや遺品整理、お引越しから老人ホーム紹介業や質屋など終活に携わる業態を自社で幅広く行っております。

遺品整理と買取、引っ越しからご自宅の解体まで自社で一貫して対応し、老人ホームの紹介や不動産の売却相談までお客様の要望にお応えしております。

個人事業から創業して、約16年になります。最初は中古品の売買の業態からスタートして、訪問したお客様宅からお片づけのニーズを大きく感じ、お片づけに関する事業を徐々に拡大していきました。

そうしたうちに、孤独死の遺品整理の依頼が多くなり、特殊清掃などの作業も年々増えていきました。

もともとは中古品の売買からスタートしているので、中古品の買取に関しては得意としていたのですが、特殊清掃に関しては加盟している協会で勉強しながら現場で経験を積んでいきました。

・プロダクトの起案から開発着手までの経緯

日々遺品整理の業務を行っていく中で、孤独死での遺品整理の現場は現在でも作業中に亡くなられた方の思いを馳せるなど、様々な思いが出てきます。

誰も喜ばない孤独死の数をなんとか減らすことができないかと思っておりました。私自身も長年4一人暮らしをしてきたのですが、積み重なる現場での疲労困憊での生活を通じて、孤独死を身近に感じることもありました。

一人暮らしは決して悪いことではないですし、あえて楽しく一人で暮らしている人でも、ちょっとした心の不安があることは周囲からも感じていました。しかし、だからといって見守りはしてほしくないなど、いろいろな要望を何とかして解決できないかと思って、スマホを見ていたときに「もし活」アプリを思いつきました。

元気なおひとり様のほんの小さな不安をかき消して、いきいきした毎日を送れるツールを作れればという思いが制作のきっかけです。

また今までの経験から、発見が遅れるような孤独死の半数程度は経済的弱者の方になると考えました。

経済的弱者の方に広がらなければ意味がない、費用が高くては意味がないとの思いから何かのセンサーを設置とかではなく、すでに持っているものを活用する方法でアプリにたどり着いたということもありました。

利用料金に関しても、この「もし活」アプリだけで運営しようとなると年間500円では到底まかなえません。

弊社が遺品整理などの事業を運営し、その既存メンバーで運営するアプリだからこそこの低価格でこのサービスが実現できたのだと思っております。

お客様のプライバシーに極力配慮して、位置を特定できるGPSの機能は絶対に使いたくありませんでした。

明日は我が身と常に思っていたので、自分が嫌な想いをするアプリを商品として提供するくらいであれば、開発を諦めようとさえ考えていました。ただ、私は地元でお片付けや買取などを行っている業者の一人に過ぎません。

アプリ開発などに詳しい人なんて周りに誰一人おらず、付き合いのあるWEB関係の方や知人に当たりましたがどなたも反応が良くありません。

そこでエンジニアとのマッチングサービスを利用して、多くの方に私のイメージを伝え制作可能かを何度もご相談させていただきました。

当初の私のイメージでは、2つの絶対条件がありました。一つは、アプリを一度入れておくだけで後はずっと何もしなくても良いこと、もう一つは、お客様の居場所を特定しないことでした。

打ち合わせの中で、アプリ自体がバックグラウンドで動いていることが基本的にアプリとして認めてもらえないという問題に当たりました。その課題を解消しようと、GPSを使うしかない、LINEなどでプッシュ通知で安否を確認するしかないなどの提案が出され、私のイメージしているアプリを実現できるエンジニアにはなかなか出会えずにいました。そんな機能のアプリだったら、お客様は絶対にダウンロードしないと思っていたところ、

今回依頼させて頂いたエンジニアと出会いました。いろいろな可能性を探っていただく中で、イメージ通りのアプリが実現可能かもしれないという返答を頂き、開発を進めて行くことになりました。

エンジニアが提案した仕組みは、スマホが元々備わっている位置角度センサー(ジャイロセンサー)を利用するというものでした。検討した結果、

スマホの角度などを計測する位置角度センサーが、1㎝でも動いていたらスマホを触っている(生存している)、スマホで設定した時間以上、計測結果が変わらなければ何かあったかもしれないという定義にしてアプリ開発が決定しました。

人の望む“終わり”は多様。オプションで広い選択に対応

「もし活」アプリ開発を進める中で、人には様々な希望の終わり方があることが分かりました。そこで、家族に自分の持っている情報を共有してほしくない場合や逆に情報を共有したくない場合など選択できるようにしたり、法的サービスにつなげたりとオプションを追加していきました。

故人の親族の中には、生前に契約していたものの解約など手続きを把握をするのに苦労されていた方も遺品整理の業務を通じて多く見てきました。

そんな方々の役にも立てればと思っております。

豊かな最期を一人でも。事業と並走して見つめる暮らし

アプリは1月末にようやくリリースしたばかりということもあり、まだまだ成功とは言うには遠い状況ではあります。ただ、既存事業の営業の中でよくお伺いしております高齢者が集まるいきいき支援センターのケアマネージャーの方やソーシャルワーカーの方からは開発中から大変興味をお持ちいただき、独居でお住いの高齢者に勧めたいと多数お申し出いただいております。今後は、お声掛けいただいた方の願いを大切にしながら、安心を提供できるアプリを運用していきます。

android・appleに対応しており、アプリダウンロードは無料

セーフティーアラートセンサーの利用はアプリ内課金となり年間500円

オプションサービスは個別契約が必要となります。


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