KIIが養豚事業者向けDXソリューションを提供するEco-Porkに出資
2025年2月10日(月)11時46分 PR TIMES
慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、養豚事業者向けDXソリューションの開発・提供、養豚に関する研究を行うEco-Porkに対して出資をいたしました。Eco-Porkは今回の増資により総額2億円の資金調達を実施し、米国展開の加速に向けたプロダクト開発や体制強化を推進してまいります。
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、養豚事業者向けDXソリューションの開発・提供、養豚に関する研究を行う株式会社Eco-Pork(本社:東京都千代田区 代表:神林 隆、以下 Eco-Pork)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。今回の第三者割当増資によるEco-Porkの調達額は総額2億円となります。
◆養豚事業者に対するDXソリューション提供を通じて養豚の生産性と資源効率向上を目指す
養豚DXを起点に食料問題解決に取り組むデータカンパニーであるEco-Porkは、養豚の生産性向上と環境負荷低減を両立させるデータ・ソリューションを提供し、食肉の安定供給体制維持と畜産業の環境負荷問題解決に取り組むインパクトスタートアップです。
生産者の高齢化と働き手不足が進む中、養豚業界では大規模化が加速し、それに伴う業務の煩雑化が大きな課題です。Eco-Porkが開発した、IoTとAIを活用した生産管理システムである「Porker」「ABC」と「DX豚舎」は、生産効率の向上と労働負担の軽減を実現し、これらの課題を包括的に解決することが可能です。
今回調達した資金を用いて、養豚のDXツールへの期待が高まる米国進出を加速すべくプロダクト開発や体制強化を進めてまいります。米国の養豚市場は1.8億頭出荷/年、9兆円/年と、日本の10倍以上であることに加えて、大規模自営農家への集約、または食肉会社保有先農場への業態転換が加速しています。国際展開用の「ABC」を軸に米国市場に参入し、グローバル事業の基盤を構築します。
これからも、豚肉の安定供給体制の構築や畜産環境負荷等の課題解決を通じて、持続可能な畜産業の実現と社会経済システムの変革、環境保護の両立に向けて、さらなる発展を続けてまいります。
■会社概要
会社名 :株式会社Eco-Pork (Eco-Pork co., ltd.)
所在地 :東京都千代田区神田錦町3-21-7 2階
代表者 :代表取締役 神林 隆
設立 :2017年11月
事業内容:養豚事業者向けDXソリューションの開発・提供、養豚に関する研究など
URL :https://eco-pork.com/
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18580/72/18580-72-289c84fa9520a74a39eff0ffc0821d33-3900x1156.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :https://www.keio-innovation.co.jp
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