帯電防止用 傷防止コーティング剤を開発・販売開始

2025年2月13日(木)16時17分 PR TIMES

PEDOT/PSS材料を用いた高機能コーティング剤で帯電防止と傷防止を両立

松尾産業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 松尾 尚樹 以下、松尾産業)はPEDOT/PSS材料を用いた帯電防止コーティング剤を開発・販売を開始します。本製品はプラスチック基材の帯電防止機能に加え、傷防止効果を有します。従来は、複数の製品を組み合わせる必要があった帯電防止と傷防止を両立し、ワンコートでの機能付与を実現させます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77442/16/77442-16-0c02cf8227ebf83e7a01126e0fd7b3c3-3900x1837.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
PEDOT/PSSは帯電防止材として半導体のクリーンルームなどさまざまな場所で活用されています。当社ではこれまで個々のニーズに合わせて材料提供を行ってまいりましたが、需要の高まりを受けコーティング剤としてもPEDOT/PSSの販売を開始します。

本製品は帯電防止機能に加え、傷防止の効果を付与しました。帯電防止による埃などの汚れの付着を防止するだけではなく、傷をつきにくくすることで製品の美観性を保ちます。高機能化が進む壁材や床材などの建材、PETフィルムなど軟包装材での活用が見込まれます。従来は2工程に分けて行っていた処理をワンコートで完了でき、製造工程の簡素化とコスト削減に貢献します。本製品では弾性変形により、傷を自己の力で修復する自己修復性塗料を採用しています。傷防止には硬さにより物理的な損傷を抑制するハードコートが多用されていますが、自己修復性塗料はウレタン樹脂をベースに構成されているため、ハードコートにはない加工性や柔軟性を有し、これまでにない製品への用途展開も期待できます。

当社ではCV500シリーズを製造するクレバ株式会社のPEDOT/PSSを取り扱っています。クレバは国産での原液製造とポリマーインク製造の量産体制を持っている希少なポリマーメーカーであり、ユーザーニーズへの対応を強みとしています。今後もマーケットや用途に合わせた開発を進めていきます。
帯電防止用 傷防止コーティング剤 製品概要
PEDOT/PSS(Poly(3,4-EthyleneDiOxyThiophene)/Poly(4-StyreneSulfonate[A1] ))材料を用いた帯電防止コーティング剤です。プラスチック基材に帯電防止機能を加え、傷防止効果を付与します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77442/16/77442-16-82f108204f3609ec32220bc38c58262e-3900x2193.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■特 長
・ 2つの機能を1つの製品で
本製品は、帯電防止機能と傷防止機能を同時に実現しました。従来は2工程に分けて行っていた処理を、ワンコートで完了できるため、作業効率・コスト低減に貢献します。
・ 高い透明性
透明なプラスチック基材に対して、高透明な帯電防止層を付与することができます。
・ 幅広い基材に対応
PE・PET・PP・PMMA・ABS・PC・ナイロン系など、さまざまなプラスチック基材への接着性に優れており、幅広い用途に対応できます。
・ 優れた耐久性
一般的な使用環境下において、表面の保護機能を維持します。
■製品データ
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/77442/table/16_1_a4aae41bdbb2c6c0a4c5d5a16a87ffdb.jpg ]
NSの使用方法MPI-062 : 硬化促進剤 = 100 : 2 で配合
塗工条件バーコータ #7
乾燥条件120℃-30min 後 1〜7日のエージング硬化
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/77442/table/16_2_c542228d59c41bd0ea95bd5c100fc6b4.jpg ]
SRの使用方法MPI-064 : 硬化促進剤 = 100 : 2.5 で配合
塗工条件バーコータ #7
乾燥条件80℃-60min
*1 数日後キズ消失

■自己修復性塗料の仕組み
自己修復塗料は、弾性変形による自己修復機能を有しています。塗膜表面に外力が加わると弾性変形が生じ、塗膜内部に応力が発生、この応力は塗膜内に分散した分子間の相互作用エネルギーに変換され、弾性エネルギーとして蓄えられます。その後、この弾性エネルギーが復元力となって働き、塗膜を元の状態に戻すことで自己修復が実現します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77442/16/77442-16-57f698910d0fc62eea27546ae4094e70-3900x1704.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■期待される用途
本製品は、建材装飾分野をはじめ、さまざまな分野での活用が見込まれます。例えば、壁紙や建材に本コーティング剤を施すことで掃除性が向上し、傷もつきにくくなるため、長期間にわたって美しい外観を維持できます。これにより、メンテナンスコストの削減や製品の長期使用が可能となり、サステナブルな社会の実現に貢献すると考えられます。

製品へのお問い合わせやサンプル提供について
サンプルの提供や用途に合わせた希釈など、ご興味のある企業のご担当者様は以下までお気軽にお問い合わせください。

松尾産業株式会社 コーティングマテリアル事業部 開発グループ:佐々木
お問い合わせフォーム(https://www.matsuo-sangyo.co.jp/contact/contact-coating-materials) 
TEL:06-6261-1215

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