文章は「音読」すると、必ずよくなる

2月15日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

優秀なエリートには共通点がある。彼らは「真面目に、我慢して、一生懸命」ではなく、「ラクして速く」をモットーに、効率よく結果を出し続けている。まじめさと仕事のパフォーマンスは比例しない。24年間で5万人以上のクビ切りを手伝い、その一方で、6000人を超えるリーダー・幹部社員を選出してきた松本利明氏の新刊、『「ラクして速い」が一番すごい』から、内容の一部を特別公開する(構成:中村明博)



外資系コンサルティング会社で

最初に教わること


 資料の誤字脱字は意外と目立ちます。誤字脱字が1つあるだけで、「中身は大丈夫か?」と信頼を失うこともあります。



 パワーポイント、ワードにかかわらず、文章をPCの画面上で追うだけでは、どんなにチェックしても完璧な校正はできません。


 速く確実に文章のミスをチェックするにはどうすればいいか?


 声に出して読み上げればいいのです。「音読して文章をチェックする」ことは、外資系コンサルティング会社で最初に教わることです。私が接してきた6000人を超えるリーダーの多くも、音読しながら文章をチェックしていました。


 私たちの脳は優秀である反面、頭の中で勝手にミスを補完してしまうことがあります。


「はじめまして」を「はじめまてし」とミスしても「はじめまして」と勝手に脳内変換して読んでしまうことがあります。文章を目で読もうとすると、意味をくみとった瞬間に、脳が勝手に補完してしまうのです。


 ましてや、自分で書いた文章の場合は、「間違っていない」という前提でチェックしがちです。


 私たちの脳は、文章を“1つの塊”として認識してしまいますが、声に出すときは「は」「じ」「め」「ま」「し」「て」と省略することなく1字ずつ話すことになるので、誤字や「てにをは」の間違いに気づきます。


音読による意外なメリット


 音読によるメリットは、それだけではありません。文章がよりシンプルでわかりやすくなります。黙読だと長い文章も読めてしまうのですが、音読だとそうはいきません。息継ぎが入るような長い文章は、声に出したり、耳で聞いたりすると意味がとりにくくなります。「、」でつないだ長文より、意味が切れるところで「。」をつけ、短文にしたほうが伝わりやすいことに気づくでしょう。さらに、ムダな修飾語や重複している表現は、自然と削られていきます。


 音読は難しくありません。誰でもできるので、ぜひやってみてください。


 一番の敵は羞恥心です。大きな声を出さなくてもかまいません。ボソボソつぶやく程度で大丈夫です。自分のデスクではなくカフェでやるのも手です。


■参考記事

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