中沢新一が40年間冷凍保存してきた、今の日本に必要な「精神」への考察――中沢人類学の原点にして集大成となる一冊、ついに刊行!

2024年2月15日(木)14時16分 PR TIMES

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青年時代の稀有な冒険を通して、人類の心の「普遍的構造」を伝える集大成、『精神の考古学』を2月15日に新潮社より刊行いたします。自ら「あの修業から40年、やっと書けるようになった」と述懐する内容です。

「いまから四十数年前、私は一人でネパールにでかけて、その地でひっそりと難民の暮らしを送っていたチベット人のラマ(先生)のもとで、「ゾクチェン」という古代から秘密裡に伝えられてきた精神の教えを学び始めた。そこには私の予想をはるかに超える精神文化の富が秘蔵されていた——。」(「まえがき」より)

遠い過去の時代に、人間はどのような心を持ち、なにを考えていたのか。それを知るには、まだそれが残っている現場に身を置くことだ——若き人類学者・中沢新一は秘教の地へと向かいます。意識でも無意識でもない「精神そのもの」に触れるために。恩師ケツン先生から得た知恵は、やがて独自の思想の構築へとつながり、中沢を「精神そのもの」へと導いていくのです。
そして、それは全てが貨幣価値に置き換えられる、お金になるかどうかばかりが重視される資本主義全盛の今だからこそ、必要だと中沢新一は問い直します。

読みやすさを追求し、カバー装画は、なんとイギリス出身の音楽家、ブライアン・イーノ氏の作品です。イーノ氏の「コンピューターにはアフリカが足りない」という言葉に触発された中沢新一の発案で、イーノ氏の作品集「ライト・ボックス」より、特別の許可を得てお借りしました。
本書の内容が視覚的に伝わるもので、BOSCO小林春生氏のデザインが、さらに充実感を深めてくれています。


■著者紹介:中沢新一
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1342/47877-1342-f89cc870dcfdd34f0d544041d4027c33-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1950年山梨県生まれ。思想家・人類学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。インド・ネパールでチベット仏教を学ぶ。帰国後、人類の思考全域を視野に入れた新しい知のあり方を提唱。人類学のみならず、歴史、哲学、民俗学、経済学、自然科学の分野にまたがる広汎な研究に従事する。中央大学教授、多摩美術大学芸術人類学研究所所長、明治大学野生の科学研究所所長などを歴任。著書に『チベットのモーツァルト』『雪片曲線論』『イコノソフィア 聖画十講』『東方的』『森のバロック』『三万年の死の教え』『純粋な自然の贈与』『フィロソフィア・ヤポニカ』『緑の資本論』『カイエ・ソバージュ』『精霊の王』『アースダイバー』『熊楠の星の時間』『レンマ学』など多数。


■書籍データ
【タイトル】精神の考古学
【刊行】2024 年 2月15日
【編集部】ノンフィクション編集部
【著者名】中沢新一
【著者名読み】なかざわしんいち
【造本】四六判
【定価】2970円(税込)
【ISBN】978-4-10-365903-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/365903/

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