「”思い出”を身に着けよう。」老舗宝飾品店を母体とするジュエリーショップの立ち上げから、コロナ禍を経験し、業績を回復させるまでのストーリー

2024年2月19日(月)9時0分 PR TIMES STORY

AIGISではお客様が手作りしていただいた指輪を見るたびにこれを二人で作って良かったという

・思い出に残る時間と空間を提供する

・美しい指輪を作れるよう社員がサポートする

この二つのミッションを掲げて少しでもお客様の思いに近づけるように日々革新しています。

本ストーリーでは、弊社の創業秘話や私たちの想いについて、ジュエリー業界の変遷も踏まえてお伝えいたします。

AIGISの母体・老舗宝飾店「ジュエルはま」の沿革と、ジュエリー業界の変遷

AIGISの話をする前に、AIGISの母体である「ジュエルはま」から話したいとおもいます。「ジュエルはま」は1976年に設立されました。48年も前です。

日本全体が、成長と豊かさを享受したバブルの時代に向かって進もうとしている時代でした。当然、ジュエリーも売れるのが当たり前のように売れていて、バブル崩壊前の1990年にはジュエリーの売上額は日本全体で2兆4千億円、一人当たりの年間購買額は2万円となりました。同年の先進国の一人当たりの購買額はアメリカは1万2千円、西ヨーロッパは6千〜8千円程度でした。日本人のジュエリーに対しての関心は異常に高かったので、ジュエリー業界の人は3兆円はもうすぐ超えるものと思っていたと記憶しています。

さて、バブル期のピークを過ぎ、現在のジュエリー業界の売上額は1〜1.2兆円です。

バブル時と比べると売り上げは40〜50%に落ちているのに加え、内容も様変わりしました。

バブル期の「ジュエルはま」の売り上げは18億円を超えていましたが、バブルがはじけた後は売り上げも落ちて8億程を推移していました。コロナが発生して6億円となりましたが、コロナが終息した48期(2022年10月〜2023年9月)は7.5億円となり、回復基調にあります。

ジュエリー業界の中もかなり変化しました。ジュエリーをチエーンストアー化していた大手が倒産したり、勢いをなくしたりしました。デパートの外商部門と結びついて成果を上げていた会社も、顧客の高齢化に伴い業績を落としています。

ジュエリー業界として見るとまだ1〜1.2兆円の売上があるように見えます。しかし、その内容は、ここ10年程で見ると既存のジュエリーショップで業績を伸ばしているのは海外高級宝飾品ブランドで、ここで宝飾品の30%程の売上をとっていると言われています。

既存の日本の宝飾店としての売り上げは、ピーク時の40%を切っていると思われます。

業界全体として見れば衰退産業と見えます。

又、ここ数年前までは業績の良かった「ブライダルジュエリー」に特化したショップは、「ゼクシィ」という紙媒体の勢いがなくなるとともに、それだけに頼っていたショップは勢いをなくし、デジタルメディアをうまく運用できた会社は勢いを維持していると思われます。

以上が今までのジュエリー業界の変遷と、弊社が現在に至るまで辿ってきた沿革です。

AIGISのビジネスモデル「既存のメディアを頼らない。既存の顧客を頼らない」新規客100%からのスタート

AIGISのビジネスモデルは既存の「ジュエルはま」とはほぼ正反対です。既存のビジネスモデルは顧客のLTV(life time value)を実現するものです。

AIGISは2013年に千葉店を出店した時、(その時はAIGISという名前ではなく「ジュエルはま」千葉店で出店)「『既製品のジュエリーではなく、お客様自身がこんなジュエリーが欲しい』と思う時代が来るであろう」という考え方で出店しました。

しかし、その考えで出店した千葉店は失敗しました。

失敗した原因は、既製品と比較して、1つ1つの商品をオーダーで作るとCADなどを使用して単価を抑えたのですがそれでもお客様の思っている価格に比べて高単価になり過ぎてしまったことと、紙メディアでプロモーションをしても新規のお客様を獲得できなかったということが大きな原因でした。

その時に色々考え試行錯誤し、失敗を重ねながらAIGISのビジネスモデルがうっすら見えてきました。それは「既存のメディアに頼らない。既存の顧客に頼らない」。ということです。

AIGISのビジネスモデルは、まず、「どうすれば沢山のお客様に来ていただけるか」です。もちろん、お客様として来店していただいた後のLTVが大切になってきますが、その前に「集客するにはどうすれば良いか」ということです。

それまでは、多くの日本の会社と同じく「良い商品を提供すればお客様は付いてきてくれる」そういう考えの下で、LTVを実現するため1980年から顧客買上げシステムを始めとする体制を作り上げました。それを運用することにより「ジュエルはま」は生き残って来れたと思います。

ところがAIGISは既存客ではなくて100%新規客です。

そこから試行錯誤をしながら、失敗を重ねながら始めたというのが事実です。

店名の由来—「二人を守ってくれますように」という祈りを込めて

「AIGIS」という店名の由来についてご紹介します。「AIGIS」はギリシャ神話の中に出てくるヘーパイストス(オリンポスの神々の主神ゼウスの長男)が、ゼウスの防具として作ったものです。その防具はゼウスの娘のアテナイに手渡されました。それを持ったアテナイがホメーロスのイリアスや、ギリシャ神話の中で活躍する様が多く書かれています。

それがローマ時代にも伝わったのち、79年にヴェスヴィオ火山の噴火により滅んだポンペイの遺跡から発掘された、マケドニアのアレキサンダー大王とペルシャ王のダレイオス3世が戦った「イッソスの戦い」を描いたモザイク画がナポリの博物館に展示されており、その中で、アレキサンダー大王が着けている防具胸当てとしてAIGISが描かれています。

現代はAIGISから英語読みをした「Aegis warship----イージス艦----」として、空母打撃軍を守るための艦艇として存在しています。

お店に来店していただくお客様のほとんどは、お二人で来店します。その二人が創り上げた指輪が、二人を守ってくれますように、という祈りを込めて命名しました。

今後の展望ーお客様と社会に貢献するためにー

2019年10月に表参道に出店したAIGISですが、その12月に中国で発生したコロナのために2021年4月まで1年半はコロナによる影響と、デジタルメディアの選択運用が不十分であったため、成果を上げることができませんでした。

成果が上がり始めたと認識できたのは2023年の5月からです。それから9か月、ほぼ順調に売上という成果は上がってきています。

しかし、AIGISを---集客、お店に来店していただいてのサポート全般、退店後のフォロー  ---と分けてお客様目線で見てみると、まだまだ出来ていない所が多いです。それぞれをブラッシュアップしていくことで、より一層お客様にだけでなく社会にも貢献していけると考えています。

今後とも、社内外の力を借りてAIGISのミッションを実現するため、力を尽くしていきたいと思っています。


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