「キャッチボール」は球をつかむ!意外に通じないスポーツ英語の数々

2月21日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

スポーツ英語、特に野球に関する英語は和製英語が非常に多く、外国人には伝わりません Photo:PIXTA

写真を拡大


2019年9月に始まるラグビーワールドカップを皮切りに、日本では2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2021年にワールドマスターゲームと国際的なスポーツイベントが3年続けて開催される。海外から注目のスポーツ選手が続々と来日し、さまざまなスポーツが盛り上がることは間違いないこのスポーツイヤーズに、せっかくなら通じる言葉で応援し、子どもたちの国際感覚をはぐくむ機会にできるのではないかと、子どもの本のジャーナリストとしてのこだわりを語ってみたい。


日本人にしか通じない残念な
スポーツ用語をどうする?


 私は子どもの本や教育環境のジャーナリストで編集者だが、悩ましいのが和製英語への対応だ。特にスポーツを題材にした物語を日本語にする場合、舞台が外国という臨場感を出すため、英語をそのまま使ったほうがよいのか、それとも日本で使われている和製英語に訳すのか、戸惑うことがたまにある。


 逆もしかりで、日本の児童書を英語にする場合も、和製英語のほうが日本らしいこともある。読み手にとっては、どっちでもいいことかもしれない。でも、子どもたちにどうやって言葉を伝えるかを日々考える私には、重要な問題だ。


 例えば、「ファイト」は日本のスポーツ応援でよく聞かれるが、「ファイト」は本来、けんかのような争いの時に相手をけしかけたりするために使う言葉で、「とっちめてやる」的なニュアンスが強い。ボクシングのような格闘技ならよいが、普通のスポーツ応援には違和感がある。


 高校の陸上部で「先輩!頑張れ〜!ファイト〜」という女子部員がハートの目をして応援するシーンが描かれたマンガを英訳する時、そのまま「Fight〜」とするか、「Come on〜」のようなネーティブが普通に使う言葉にするかといった場合、「でも、やっぱり日本では、スポーツの頑張れは『ファイト〜』なんだよね」と、日本文化に精通する海外の編集者から言われたこともあった。


 他にも「ゲームセット」「ゴーサイン」「トップバッター」「ピンチ」「デッドヒート」「オールラウンドプレーヤー」「ハイタッチ」などもよくスポーツで使われるが、全て和製英語である。「ガッツ」「ユニホーム」「ゴールイン」「チアガール」「バトンタッチ」「フライング」などは、もはや日本語の領域かもしれない。これを子どもの本でどう扱うかは、物語の持つ世界観で判断していくしかない。



続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)

ダイヤモンドオンライン

「キャッチボール」をもっと詳しく

「キャッチボール」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ