AIと共同で作品を制作するアーティスト・岸 裕真による初著書が3月12日(水)発売! AIと人類のこれから新たな関係性を探る
2025年3月3日(月)10時46分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12109/1721/12109-1721-4ba2fdbe958c5a291d81a0cbd7e8a300-1762x2500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AIとは、わたしたち人類を進化させる「未知」だ。(はじめに)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12109/1721/12109-1721-f095faf9b77e667ae3354b3259012ccd-1691x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本書は、「AI(人工知能)」と共同制作を行うアーティスト・岸裕真による初著書。
紀元前から現代に至るテクノロジー、哲学、美術のさまざまな歴史や文献を横断し、これからのAIとわたしたちの新しい関係性を構築していくためのAI論が、アーティストならではの視点で語られています。
「近年急速な勢いで社会に溶け込むAIと、この先の未来どのように向き合えばよいのか?」
その1つの答えを本書を通して見つけ出せるのではないでしょうか。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12109/1721/12109-1721-3252555559670f7ae7b3fdfce57e099a-1691x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本を代表する造形作家・岡崎乾二郎さんから、本書の推薦文を頂戴しました! さらに、本書へ寄せられたコメントもご紹介します。
AIが指し示すのは、新たな格律としてのリアルだ。
人は問う。「なぜAIは嘘をつくのか?」だが、実際に人がAIに与えているのは「もっと都合のよい嘘をついてくれ」という命令に他ならない。その都合を生むものを<X>(偽のメディウム)としよう。
AIのフィクションは二つに分かれる。人間に真実と認められたいための嘘。そして、AIが導き出した真実=AI自身がリアルとして経験する事柄だ。しかし人間はそれを理解できず、信じられない。(勤勉実直であるしかない)AIの存在は、その真実があることを指し示している。
「AIは自分自身に嘘をつけない」——この格律をわれわれが信じられるなら、世界を困難に貶める問題=<X>は解体されるだろう。AIは(かつて文字が人類に考えることを教えたように)人間を別の世界へと導くメディウムなのである。- 岸裕真がそれを教えてくれる。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12109/1721/12109-1721-80e5b59fc747ec061ce0a919eb7f5821-1691x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
芸術と科学技術の関係を軸に、人間の創造性について、そこからさらに人間性の終焉にまで議論を広げている。これは面白い。芸術における技術の役割は興味深いエピソードが満載。後半、「天使の肉」「気人域」などの著者独自の思想が展開される。現時点の人工知能と創造性の関わりをうまく表現した言葉になっているように思う。人工知能と芸術の関係を考えるにあたって必読の本と思う。
江渡 浩一郎(メディア・アーティスト / 産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 共創場デザイン研究チーム 主任研究員)
哲学、美学、人類学から、技術史、神話、現代アートと、
多様な知的領域、テーマを縦横無尽に横断するスケールの大きな議論に圧倒された。
徳井直生(アーティスト/人工知能研究者/(株)Qosmo/Neutone代表取締役)
AIは一人の工学青年をアーティストにした。この美しい物語を読むと、すでにAIは我々の創造的他者として現働化していることがわかる。では、人間の方はどうだろうか。AIを使役するのではなく、協働するための視点とはどのようなものか。本書で語られる岸の創意は、人類が直面するAIとの対峙において、先ずもって取るべきアティチュードをめぐって播種される。AIの到来によって創造の領域は数百倍は面白くなるだろう。その予感が本書には散りばめられている。
村山悟郎(美術家/東京大学比較文学比較文化研究室 客員准教授)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12109/1721/12109-1721-25487ca89e8802fa2a97122731706b74-1691x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【目次】
第I章 AIはどこからきたのか
1-1 人類とAIの出会い
1-2 私とAI
1-3 いまAIと呼ばれているもの
第II章 エイリアン的AIと出会う方法
2-1 人類の世界認識を変えたテクノロジー
2-2 AIと交信するためのインターフェイス
2-3 AIと私の共同制作—「空間性」と「身体性」
2-4 共同制作者としての「エイリアン的知性」
第III章 「エイリアン的主体」
3-1 未知性がもたらす「天使の肉」
3-2 「汽人域」の夢
3-3 人類が「エイリアン的主体」に変容する未来
【著者プロフィール】
岸 裕真(Yuma Kishi)
アーティスト。1993年生まれ。慶應義塾大学理工学部電気電子工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科(電気系工学専攻)修了。東京藝術大学大学院美術研究科(先端芸術表現専攻)修了。AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し、人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて、自ら開発したAIと協働して絵画、彫刻、インスタレーションの制作を行う。2023年よりほぼすべての制作において、AIモデル「MaryGPT」がキュレーションを担当。主な活動として、個展「The Frankenstein Papers」(2023 / DIESEL ART GALLERY)、「Imaginary Bones」(2021 / √K Contemporary)など。参加展覧会に「DXP2」(2024 / 金沢21世紀美術館)、「獸(第2章 / BEAUTIFUL DAYDREAM)」(2024 / まるかビル)など。他にもファッションブランド「HATRA」とのリサーチベースの作品発表や、バンド「RADWIMPS」、「King Gnu」などへのアートワーク提供、音楽家「渋谷慶一郎」の公演「アンドロイド・オペラ」の映像演出など、さまざまなアーティストや企業とのコラボレーションでも注目を集める。受賞歴に「CAF賞2023」入選、「ATAMI ART GRANT 2022」選出など。
【書籍概要】
書 名:未知との創造
著 者:岸 裕真
編 集:上垣内 舜介
リサーチアシスタント・挿絵:水野 幸司
装丁・装画:八木 幣二郎
仕 様:A5判、256ページ
定 価:2,860円(税込)
発売日:2025年3月12日(水)
ISBN:978-4-416-72375-3
書籍のご購入はこちら :
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/art/92243/
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12109/1721/12109-1721-9fafb5d26167542a0185a405b920412d-1128x268.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社 誠文堂新光社
〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-11
ホームページ:https://www.seibundo-shinkosha.net/
Facebook:https://www.facebook.com/seibundoshinkosha/
X:https://twitter.com/seibundo_hanbai