滋賀県においてNTT西日本グループによる「生成AI導入コンサルティング及び活用検証」を実施し、業務効率化を実現

2025年3月3日(月)16時46分 PR TIMES

〜ワークフロー機能やRPAとの組合せにより自動化領域を拡大〜

 滋賀県(知事:三日月大造)、西日本電信電話株式会社(滋賀支店長:若林宣公、以下NTT西日本)及びNTT西日本グループ(NTTビジネスソリューションズ株式会社、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社)は、2024年度に「生成AI活用コンサルティング及び検証業務(以下、本業務という)」において、生成AIの活用検証を行いました。
 県職員の業務実態を踏まえ、生成AI活用時の業務プロセス再設計(BPR)を行い、生成AIの回答精度向上などの対応を行うことで、利用しやすくかつ効率的な業務フローの策定に取り組みました。


1. 背景・目的
 昨今、ChatGPTをはじめとした生成AIの発展はめざましく、様々な企業や自治体で検証/導入が進められています。滋賀県においても、デジタルツール全庁展開による業務改革をめざし、2023年度から生成AIの活用方針の策定や、生成AI(LoGoAIアシスタント)の試行導入など実施しました。LoGoAIアシスタントの試行導入では620名の職員が利用し、アンケートの結果からスキル不足や適切な利用方法が分からないことが課題として挙げられました。
 そこで、次のステップとして、生成AIの特性を理解し、適切かつ効率的な活用ができるようにするため、以下の1.、2.を目的として本業務を実施しました。

 <目的>
 1.生成AIが得意/苦手とする分野の理解や効果的な使い方ができる実践スキルの育成
 2.実現性の高い生成AI活用時の業務プロセス再設計・運用手法(精度向上手法等)の明確化


2. 本業務の概要
 本業務は目的1.の実践スキルを育成するため、座学の研修に加え、ハンズオン研修やワークショップなど、段階的にスキルアップできるようさまざまな育成コンテンツを実施しました。そして、目的2.の達成に向け、以下4つの事項を実施しました。

 <目的2.の達成に向けた業務実施概要>
 1. 業務実態把握のための現状分析、課題整理
 2. 生成AI活用時の業務プロセス再設計、生成AIの精度面や機能面の要件定義
 3. 上記2点が機能するかのテスト、精度向上のためのチューニング対応
 4. テスト結果を踏まえて、職員目線で実現性が高い業務フローと運用手法の策定


3. 事例の紹介
 本業務における具体的な事例を2つ紹介いたします。

<事例1. 議会答弁事務:答弁案の作成にかかる時間が6割減に>
・ 情報検索から答弁案作成/修正までの各ステップの作業を生成AI-ワークフロー機能で完結
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85099/108/85099-108-00f8081a11a1acbbd26067d80675efa4-839x561.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85099/108/85099-108-b094c8d4caa54d3493d2311254a84864-956x586.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

<事例2. 案件振分け事務:RPAと生成AIの組合せにより、一気通貫で自動化>
・ 生成AIとRPAをつなぎ合わせ、案件確認・担当者判断・メール文作成/送信までをすべて自動化
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85099/108/85099-108-0232310fec0f43df9fbcfed7829b35df-839x586.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
4. 今後の展開
 本業務でのBPR及び生成AI活用検証を通して、上記の有用な先行事例を作り上げることができました。また、実運用の観点で、精度向上の対応(データの前処理等)を行うことの重要性も認識できました。生成AI利用時の業務フロー/運用フローを活用しながら、2025年度以降は生成AIの活用組織及び活用業務を広げ、更なる業務改革が進められるよう連携して業務を進めていきます。

5. 本件に関するお問い合わせ先、各者の役割
●滋賀県 総合企画部 DX推進課 県庁DX推進係
 役割:検証対象課との調整、検証結果の評価
 TEL:077-528-3292、3388
 受付時間:平日9:00〜17:00(土・日・祝・年末年始(12/29〜1/3)を除く)

●西日本電信電話株式会社 滋賀支店
 役割:BPR、改善案策定等のコンサルティング、生成AIの環境構築や精度向上対応の技術的支援、
 職員研修
 TEL:077-527-7498
 受付時間:平日9:00〜17:00(土・日・祝・年末年始(12/29〜1/3)を除く)

●NTTビジネスソリューションズ株式会社 滋賀ビジネス営業部
 役割:業務の全体統括
 E-mail:shiga-ai-consulting@west.ntt.co.jp

●エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
 役割:生成AIサービスの提供、ワークフローの機能開発
 E-mail:smartgai_info@nttsmc.com
 受付時間:平日9:30〜18:00(土・日・祝・年末年始(12/29〜1/3)を除く)

※お問い合わせの際は電話番号、メールアドレスをお確かめの上、お間違いのないようお願いいたします。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

PR TIMES

「西日本」をもっと詳しく

「西日本」のニュース

「西日本」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ