タンクターミナル会社LBC Tank Terminalsの買収を決定

2025年3月10日(月)13時16分 PR TIMES

〜タンクターミナル事業参入を通じ、社会インフラ企業への変革を加速〜

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、ケミカルロジスティクス事業の強化を目的に、欧州および米国でケミカルを中心に取扱う大手タンクターミナル会社であるLBC Tank Terminals Group Holding Netherlands Cooperatief U.A.(社長:Frank Erkelens、本社:ロッテルダム、以下「LBC社」註1)の100%持分を取得することを決定し、2025年3月7日に持分譲渡契約を締結しました。持分の取得価格は約1,715百万米ドルとなる見込みです。なお、本件取引の実行は、関連当局からの許認可の取得が条件となります。

※詳細につきましては、以下の適時開示情報をご参照ください。
URL:https://ir.mol.co.jp/ja/ir/ir_news/ir_news6559527373771472877/main/0/link/(J)TSE_20250310.pdf (https://ir.mol.co.jp/ja/ir/ir_news/ir_news6559527373771472877/main/0/link/(J)TSE_20250310.pdf)

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92744/342/92744-342-4175993d23d71abb7959f19523171d4f-1077x565.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ](LBC 社タンクターミナル)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92744/342/92744-342-820b258946e1a0a0bddc27d864dd4d64-334x174.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ](LBC 社タンク)
LBC 社は、化学産業の集積地である欧州(アントワープおよびロッテルダム)と米国湾岸地域 (ヒューストン、フリーポートおよびバトンルージュ)で7ターミナルを運営し、ケミカルの取り扱いにおいてタンクターミナル業界で世界最大手の一社です。合計約300万立法メートルの容量のタンク、岸壁施設、パイプラインや鉄道・トラックへの積み出し施設を有し、出荷港と着荷港における貯蔵サービスを通じて、化学品メーカーやエネルギー会社といったお客様のサプライチェーンを支えています。

当社グループは、ケミカルロジスティクス事業を今後成長が見込める事業領域として位置付けており、本買収はその一環として実施したものです。
当社グループは既にケミカルタンカー事業において2019年のNordic Tankers(https://www.mol.co.jp/pr/2019/19002.html)、2024年のFairfield Chemical Carriers(https://www.mol.co.jp/pr/2024/24029.html) の株式取得で事業規模を拡大、世界最大級の船隊規模を有しております。本買収により、タンクターミナルでの陸上保管機能を獲得、また、海上輸送からタンクコンテナを利用した小口輸送までラインナップを拡大することで、お客様の多様な輸送ニーズに柔軟に応える「ケミカルトータルロジスティクスサービス」体制を構築し、ケミカル物流をグローバルにリードする存在になることを目指します。

更には、脱炭素社会の実現に向けアンモニアやCO2の輸送需要の拡大が見込まれる中、陸上貯蔵ビジネスを当社のビジネス領域に加えることで、当社の次世代エネルギー事業展開を加速していきます。

なおLBC社はタンクキャパシティの拡張による事業拡大を計画しており、これら計画を踏まえた本件の投資利回り(エクイティIRR)は10%程度を見込んでいます。今後の次世代エネルギー事業の進展や、ケミカルタンカー事業とタンクコンテナ事業との間でシナジーを最大限に活用する事で さらなる成長を目指します。

当社グループは経営計画「BLUE ACTION 2035(https://ir.mol.co.jp/ja/ir/management/plan.html)」において海運不況時でも黒字を維持できるポートフォリオへの変革を掲げており、本件を通じて当社の非海運・安定収益型事業の拡大というポートフォリオ変革を進めます。

・本件による2025年3月期連結業績への影響は軽微です。期末配当予想に変更ございません。

(註1) LBC Tank Terminals Group Holding Netherlands Cooperatief U.A.
本社所在地:オランダ
設立:2013年10月
事業内容:欧州及び米国における液体化学品、精製石油製品、原油等の貯蔵施設の運営
株主構成:Lanturn SCA (註2) : 34.971% Stichting Depositary PGGM Infrastructure Funds (註 3) : 32.473% Stichting Depositary APG Infrastructure Pool 2011(註 4) : 32.473% LBC Management Company B.V. : 0.082%
(註2)世界有数のプライベート・インベストメント・ハウスであるArdian の資産運用会社
(註3)オランダの年金基金共同組合であるPGGMの完全子会社であり、300万人が加入するオランダ の医療年金制度PFZWの年金運用を管理する会社
(註4)オランダ最大の年金基金であるABPの投資および資産運用会社であるAPGアセット・マネジ メントが運営する投資ファンド
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92744/342/92744-342-f09e5e8c8284251ec6f23df10e3c6122-1491x614.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ](2024 年末LBC社保有タンクターミナル所在地)

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