ちとせグループ、第三者割当増資による総額73億円の資金調達を実施
2025年3月10日(月)16時47分 PR TIMES
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これまでに調達した31億円に加え、新たに株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、TOPPANホールディングス株式会社、日本精工株式会社、JAFCO Asia S-8 Fund シリーズ※2、三井住友信託銀行株式会社、他1社を引受先として資金調達を実施しました。さらに、以前よりご出資いただいているMers Line Pte. Ltd. グループ※3からの追加出資もあり、今回の調達額は42億円となり、これにより、本ラウンドにおける資金調達額は当初目標の30億円を大きく上回る総額73億円の調達となりました。
※1 一部外貨でのご出資もあり円貨合計は概算値です。
※2 JAFCO Asia S-8 Fund シリーズは、ジャフコアジアが運用管理するVCファンドです。
※3 Mers Line Pte. Ltd.グループに属するSun Sail Navigation Pte. Ltd.による出資です。
資金調達の背景と今後の展望
ちとせグループは、千年先まで人類が豊かに暮らせる未来像を描き、石油産業に代わる光合成基点の新産業構築を目指すMATSURIプロジェクトを推進しています。燃料、食品、化粧品、化成品、飼料など、多岐にわたる分野での藻類バイオマス由来の製品の社会実装に向け、業界や立場を超えた様々なプレイヤーと協働を進めています。
脱炭素化への取り組みや持続可能なものづくりに対する社会の期待が急速に高まる中、ちとせグループは、バイオエコノミー拡大に向けてMATSURIプロジェクトをはじめとした様々な取り組みを推進しています。今回調達した資金を、AI技術を駆使した発酵生産プロジェクトや、当社独自の技術で世界のバイオ医薬品の製造工程を劇的に改善する新規細胞株開発プロジェクトの推進に投下する予定です。
また、ちとせグループは2027年度中にNASDAQ市場への上場を目指しております。100 ha規模の藻類生産施設※4 の建設に向けた準備など、上場前の資本強化に向けて2025年度より更なる大型の資金調達を計画中です。
※4 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金で採択された研究開発事業の成果によるものです。
https://green-innovation.nedo.go.jp/project/bio-manufacturing-technology/
藻類産業構築プロジェクト「MATSURI」の取り組み
本プロジェクトにおいては、藻類バイオマスの生産規模拡大と用途開発を同時に推進しています。2018年11月に0.1 ha規模の生産施設を竣工し、2023年4月に5 ha規模の CHITOSE Carbon Capture Central(C4)の稼働をマレーシアにて開始しました※5。現在、100 haの新施設 の建設を進めており、2030年には2,000 ha、2050年には1,000万 ha規模への拡大を計画中です。ちとせグループは、創業以来培ってきた世界最高峰の技術力をさらに発展させ、持続可能な未来の基盤構築を目指し新たなステージへ進みます。
※5 NEDOのバイオジェット燃料生産技術開発事業の成果によるものです。
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100127.html
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ちとせグループ代表 藤田朋宏
バイオエコノミーを基盤とする新たな産業を創出するためには、ちとせグループがこれまでに築き上げた技術力のみならず、金融機関や多様な業界からのご支援が不可欠です。この度の資金調達を通じ、藻類生産の実用化や循環型ソリューションの展開を一層加速させ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを一層拡大してまいります。引き続き、パートナーの皆様と共に挑戦を続け、千年先の豊かな未来に繋がる価値を提供できるよう尽力してまいります。
本ラウンド引受先一覧(敬称略)
株式会社資生堂
株式会社みずほ銀行
株式会社三井住友銀行
日本ガイシ株式会社
TOPPANホールディングス株式会社
日本精工株式会社
Mers Line Pte. Ltd.
JAFCO Asia S-8 Fund および JAFCO Asia S-8(A) Fund
三井金属鉱業株式会社 ※6
天野エンザイム株式会社
三菱化工機株式会社
池田糖化工業株式会社
神鋼商事株式会社
三井住友信託銀行株式会社
他1社
※6 三井金属鉱業株式会社をLimited Partnership、SBIインベストメント株式会社をGeneral PartnershipとしたMitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund の出資です。
<MATSURIプロジェクト>
https://matsuri.chitose-bio.com/
太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが中心となり、産官学と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。さらにMATSURIは、2025年4月より藻類の枠を超え、農業や資源循環など多様な技術を駆使したプロジェクトへと進化します。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、バイオテクノロジーの活用を通じたサステナブルな社会をつくります。MATSURI では、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちらから。
<ちとせグループ概要>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/41/34251-41-cb21fb3088efe9e1c930655901a2e320-1500x1665.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]https://chitose-bio.com/jp/
ちとせグループは、千年先まで人類が豊かに暮らせる地球環境を残すために、生き物の力を借りて光合成を基点とした産業の構築を目指す企業群です。創業以来、日本と東南アジアを中心に国や多くの企業と連携し、実用性の高い技術の開発・蓄積を通じて、世界のバイオエコノミーの発展をリードしています。
◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要
・設立:2011年10月
・本社:シンガポール
・代表者:CEO 藤田朋宏 Ph.D.
◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要
・設立:2002年11月
・本社:神奈川県川崎市
・代表者:代表取締役 CEO 藤田朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮理恵
<関連情報>
[プレスリリース] NEDOのグリーンイノベーション基金事業に総額500億円規模のテーマが採択 -ちとせグループが運営する藻類産業を構築するプロジェクト「MATSURI」が規模拡大-(https://chitose-bio.com/jp/news/5188/)
[プレスリリース] ちとせグループ、株式会社資生堂より10億円を調達、戦略協業契約を締結へ —化粧品業界における藻類をベースとした循環型のモノづくりを加速—(https://chitose-bio.com/jp/news/5592/)
[プレスリリース] ちとせグループ、第三者割当増資による総額31億円の資金調達実施(https://chitose-bio.com/jp/news/5791/)
[プレスリリース] ちとせグループ、株式会社三井住友銀行より10億円を調達(https://chitose-bio.com/jp/news/7016/)
[ニュース]ちとせグループは、日本精工株式会社より5億円を調達、業務提携契約を締結いたしました(https://chitose-bio.com/jp/news/7288/)
[ニュース] ちとせグループ、株式会社みずほ銀行より10億円を調達(https://chitose-bio.com/jp/news/7321/)
[ニュース]ちとせグループ、TOPPANホールディングスと資本業務提携を締結(https://chitose-bio.com/jp/news/7471/)