少子化なのになぜ!? 山口のスイミングクラブの V字ならぬ「バケツ回復」は どうやって実現したのか

3月11日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン

小山昇(こやま・のぼる)株式会社武蔵野代表取締役社長。「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を15年連続増収の優良企業に育てる。「数字は人格」をモットーに、700社以上を指導。5社に1社が過去最高益、倒産企業ゼロとなっているほか、年間240回以上の講演・セミナーを開催。日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。2017年にはJR新宿ミライナタワーにもセミナールームをオープンさせた。『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』、『強い会社の教科書』、『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』、『1日36万円のかばん持ち』、『残業ゼロがすべてを解決する』などベスト&ロングセラー多数。

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JR新宿ミライナタワー改札から15秒!夏は神宮外苑の花火大会、冬は日本一高い富士山の雪化粧が見られる10階の一等地。ここに15年連続増収の株式会社武蔵野がセミナールームを開いたのは2017年2月。あれから1年弱……。社長の小山昇氏を直撃すると、「新卒説明会にも前年比2.36倍の1020名がきて、どんどん採用できる。しかも辞めない」という。JR新宿ミライナタワーの家賃は「月500万円」。ここだけで年間6000万円にもなる。

小山氏が社長に就任した1989年の売上が7億円だったが、直近では63億円に達した。

実に28年間で売上を「9倍」にした“経営のカリスマ”は、なぜこれだけの大金を1ヵ所に投資したのか?

全国700社以上を指導し、倒産企業ゼロ、5社に1社が過去最高益、自社も日本初の「日本経営品質賞」2度受賞、15年連続増収の小山氏が、創業以来最も大切にするのが「数字は人格」という経営哲学だ。

発売たちまち重版が決定した話題の『数字は人格——できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか』に関して、「書いてはマズイ全51社のエピソードと、99%の社長が勘違いしている“人を育てる数字・ダメにする数字”を書き尽くしてしまった。“数字は人格”には魔力がひそんでいる」と小山氏。

企業の不正発覚が相次ぐ中、なぜいま「数字は人格」なのか?

全国を飛び回っている分刻みのスケジュールの小山氏をついにつかまえた!(構成:寺田庸二)。


八方塞がりの日々



 手持ちのデータで分析を始める一方、将来に向けて、業務にまつわる様々なデータを記録して、いつでも使えるようにしておくことが大事です。


 記録しておくデータはいろいろありますが、なかでも重要なのは顧客データです。


 どのようなお客様が、いつ何をどれだけ買ったのか。

 このデータがないと、まともな営業戦略は立てられません。


 水泳教室を運営する株式会社太陽コミュニケーションズ(山口県、スイミングクラブ) では、少子化の影響を受けて生徒数が年々減り続けていました。

 ピーク時に2億1000万円あった売上は、1億8000万円に。

 経常利益も赤字が数年続きました。


 会社には顧客データがありました。

 しかし、2代目の岡生子社長は、その活かし方を知らなかった。


「お客様のデータをどう使っていいのかわからず、ただ溜めているだけでした。

 当時の営業活動は、データと無関係。とにかく生徒さんを増やしたくて、スタッフ総出でお子さんがいそうな家を一軒一軒訪問するスタイルでした。

 戸別訪問は労力がかかるわりに入会に結びつかず、営業でヘトヘトになったスタッフからも、『授業に支障が出る』と不満の声が出る始末。八方ふさがりでした」(岡社長)





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