ボーイング、エチオピア航空墜落事故を受け777Xの完成披露式典を延期へ

3月13日(水)14時30分 財経新聞

 ボーイングは11日(日本時間)、開発中の次世代大型機777Xの完成披露式典を延期する方針であることを明らかにした。今回の措置は、18年10月のインドネシアのライオンエアに続き、3月10日に起きたエチオピア航空の「737MAX8」墜落事故を受けて行われたものである。

 11日には中国民用航空局(CAAC)が中国籍の航空会社に対し、ボーイング737MAX8の商業運航を停止する要請をしたとのことである。いずれの事故も離陸直後の墜落という類似点があるとして運航停止措置に至ったものと考えられる、時を同じくしてエチオピア航空も通知のあるまでの間、同型機の運航を停止すると発表している。

 ボーイング737MAX8は737-800の後継機として、17年に商用利用が開始されたばかりの新型機で、MAX7、MAX8、MAX9、MAX10のシリーズがある。737-800は従来の737型機と比べて燃料制裁能力の向上・空力特性の改善等が施されている。日本においてはJALを始めとする多くの航空会社が採用しているが、現在までに事故の例は報告されていない。

 ボーイングは、昨年10月のライオンエアの墜落事故を受けて、航空会社に対し「失速防止システム」に関する通知をしている。ライオンエアは海に墜落したため証拠品の回収も難航しており、未だに実際の事故原因は解明されていない。今回のエチオピア航空の事故原因究明が待たれるところではある。

 中国の航空会社は現在737MAX8を73機保有していると言われ、運航停止措置がいつ解除されるのかなどについても注目される。

 ANAは19年1月に日本の航空会社では初めて737MAX8を最大30機発注することを発表している。2021年から2025年度に亘り受領する予定とのことである。

 ボーイングは18年通期売上高が同社史上初めて1,000億ドルを超え株価も上昇していた。こうした矢先の事故であり、今後の同社の業績や株価にどれだけ影響を及ぼすことになるのかが注目されるところではある。

財経新聞

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