売上1億円にするなら必須の 「ストックビジネス」 藤堂華恵の場合(5)

3月15日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

どんな企業でもすぐに売上1億円を達成できる=「すぐイチ」の法則とは?!

全国の中小企業800社以上が絶賛!約6年で53期となる人気の「No.1ビジネスモデル塾」を主宰している著者が、この塾で教えている内容をわかりやすく、ストーリー+解説にまとめて1冊にしました。それが『すぐに1億円 小さな会社のビジネスモデル超入門』です。

今回はこの新刊の発売を記念して、本の中から抜粋、再構成をして紹介します。第1話は女性が経営している「漢方サロン」。売上が減る中、どのように危機から抜け出すのでしょうか?


(前回まではこちら)


「漢方・整体サロン」を2店舗経営している藤堂華恵。売上がなかなか増えずに、資金繰りも苦しいため、知り合いから凄腕コンサルタント・遠山桜子を紹介してもらう。その桜子が、「顧客層を広げる」「2店舗あるうちの不採算店舗である本店を閉める」ことを提案する。


漢方サロンでも

ストックビジネスは可能


経営コンサルタント、遠山桜子の提案で2店舗あるうちの本店を閉めた、漢方サロンオーナーの藤堂華恵。


横浜市青葉区にある本店ではなく、もう1店舗の同じ横浜市内の西区にある商業店舗にある店に集中することになった。


2号店、いや、新しく第1号店となった店舗はリニューアルオープン後、桜子の教えに従って(第4回参照)、あえて入口に「妊活」とは大きく掲げなかった。


代わりに「骨盤矯正コース」や「漢方整体コース」といったメニューを前面に押し出し、健康や痩身に効果があることをうたった。


店頭には華恵自身が立ち、店舗を興味深そうにのぞく女性に声をかけた。

「手足が冷えるでしょう。歩き方を見ればすぐにわかります」華恵の技術は確かなもので、顧客は面白いように増えていった。


もちろん「妊活コース」もある。桜子が予想した通り、このやり方のほうが妊活の相談も以前より増えた。来店しづらいと思っていた層もこの店構えなら気軽に足を運べるからだった。


顧客を会員化する


そして3ヵ月が経つ頃、2店舗合わせて500万円だった月商は、1店舗になったにもかかわらずなんと900万円を超えたのである。ここまで売上が伸びたのには、もうひとつワケがあった。


「会員コースを作りましょう」

桜子は、華恵にこう告げていた。メニューを変えるとともに新たに「Hana会員」を設けるよう指示したのだ。しかも月額300円という安さである。


「そんな金額で会員コースなんて作って大丈夫でしょうか」

「1人は300円でもそれが30人になったらどうかしら。さらに100人、1000人になったら?立派な売上ですよね。会員特典はたとえば通販で使える割引券をプレゼントするとか、誕生月にはクーポン付きのバースデーカードが送られてくるとか、会員限定のメルマガでお得な情報を発信するとか、そんなところでしょうね」

「なるほど……」

「あとは、会員限定のコースを作る。通常は1回8000円相当のコースだけど、会員なら月額6500円で骨盤矯正が2回受けられるとか」

「なるほど……」

「会員を増やすことはストックビジネス化への道です(→解説参照)

「ストックビジネス?」

「ストックビジネスとは継続的な売上を作るビジネスのこと。つまり顧客を会員として囲っておくことができれば、新規顧客をその都度とりにいく必要がなくなります。安定した来客数を確保することができるんです」


「やっぱり桜子さんってすごい!」

「……褒めるのはいいから、早く会員コースの中身を決めてくださいね」

「はい!」

こうして、桜子の戦略である「会員化」が売上を押し上げたのである。


つづく





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