赤字国債発行から紐解く資産運用としての国債のメリット

3月26日(木)17時25分 財経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本はもとより、全世界の経済が大混乱している。

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 我々一般国民が肌で感じる危機感として、一歩街に出ると圧倒的に人が少ないことや、テレビでは昼夜問わず繰り返しコロナウイルスについての報道がなされていることが挙げられる。いわゆる「コロナ疲れ」と呼ばれる、コロナウイルス感染への脅威から、精神的に不安定になる人も増えてきたとのこと。

 経済が不安定であると、職種によっては仕事の生産性も格段に落ちることになる。それらを援助するために、国は様々な経済対策を行うが、何分「予算」がないと経済対策もできない。政府は、新年度予算として既に5000億円の予備費を計上しているが、早期の経済対策を実施するにあたって、他に捻出できる財源は限られている。

 これらの問題を踏まえて、現在、日本では「赤字国債」の発行が検討されている。正式には「赤字国債」という国債は存在しない。「国の赤字を補填するための特例国債」の意味を持つ、特別で臨時的な国債である。

 国債は、簡単なイメージで言うと、借金の借用書のようなもの。今でこそペーパーレスになり紙の発行はしていないが、広く多くの国民から一定期間お金を貸してもらうこと(債券を購入してもらうこと)で、財源を集めようという性質がある。

 ちなみに、一定の期間とは、個人向け国債では「固定金利3年・5年」「変動金利10年」の3パターンから、自身の投資スタイルや希望する期間に合わせて自由に購入することができる。

 さらに、個人向け国債で言えば最低購入金額が1万円からであり、ほとんどの金融機関で取り扱いがあることから、老若男女問わず比較的始めやすい資産運用の一つである。

 通常、日本国債(個人向け国債)とは「元本割れしない」ことが一番のメリットである。その安全性から、特に資産運用初心者のポートフォリオには必ずと言って良いほど国債は含まれているくらいである。

 唯一のリスクは、国が破綻した場合は国債の価値が無くなってしまうことだが、日本はそのリスクが限りなく低いものの、ゼロではないというくらいの認識で良いのではないだろうか。

 一方、海外の債券はどうかと言うと、日本ほどその価値が安定していない様子である。昨今のコロナウイルスの影響から、先進国の多くは大規模な財政出動を余儀なくされており、それを理由に財政悪化も不安視されている。この背景から、海外債券は「売り」に出されていると報じられている。こちらは引き続き注視が必要である。

財経新聞

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