ゼオライトを用いた革新的な二酸化炭素直接回収技術を開発するZeoDAC, Inc.へ出資

2024年3月27日(水)18時46分 PR TIMES

グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する、フコク CVC ファンド-THE MUTUAL for Next 100-(以下、TMN100)は、ゼオライトを用いた革新的な二酸化炭素直接回収技術を開発するZeoDAC, Inc(本社:米国 / 以下、ZeoDAC)へ出資を実行したことをお知らせいたします。

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ZeoDACは、多孔質結晶性アルミノケイ酸であるゼオライトの一種が、二酸化炭素直接回収(Direct Air Capture, DAC)用途に優れた特性を示すことを利用した、革新的なDACプロセスの開発を目指すスタートアップです。同社はDACプロセスおよびゼオライトの分野で世界的に著名なジョージア工科大学のChris Jones教授と、カリフォルニア工科大学のMark Davis教授により創業されました。

パリ協定で示された「1.5度目標*」を達成するためには、大気から二酸化炭素を除去するネガティブエミッション技術が必須とされています。DACはその高いスケール性、隔離年の長さ、回収した二酸化炭素量の計測の容易さなどから、最も有望な技術の一つとして注目される一方、その回収コストの高さが課題となっています。
*1.5度目標:気候変動による損失と損害を防ぐ基準として、産業革命以前に比べて世界の平均気温の上昇を1.5度に抑える目標

ZeoDACは、安価で耐久性があり工業的に広く用いられているゼオライトを用いることで、低コストのDACプロセスの実現を目指します。従来のゼオライトを用いたDACプロセスは、二酸化炭素の吸脱着量が十分でないことや、共存する水分によってゼオライトの吸脱着性能が下がることが知られていますが、ZeoDACのプロセスでは固有の二酸化炭素吸脱着現象を利用し、かつ空気中の水分除去も同じプロセス内で行うことで、高い二酸化炭素の吸脱着量の実現します。

グローバル・ブレインは、ZeoDACによるゼオライトを用いた革新的なDACプロセスおよびそれを支えるゼオライトとDAC分野における豊富な実績と知見をもった創業チームを高く評価し、出資を決定いたしました。今後、国内外の事業会社との連携を含めた多面的な支援をすることで、ZeoDACの事業成長に貢献してまいります。

■ZeoDACについて
会社名 ZeoDAC, Inc.
所在地 Georgia, United States
代表者 Prof. Christopher W. Jones
設立日 2023年6月
事業内容 ゼオライトを用いた二酸化炭素直接回収プロセスの開発
URL https://www.zeodac.com/

■TMN100について
登記上の名称 富国-GB投資事業有限責任組合
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社

■グローバル・ブレインについて
会社名 グローバル・ブレイン株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町10-11
代表者 代表取締役社長 百合本 安彦
設立日 1998年1月
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
URL https://globalbrains.com/

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