2023年度下半期の活動報告と2024年度の主な予定について

2024年3月28日(木)16時16分 PR TIMES

〜浄土真宗本願寺派 築地本願寺からのお知らせ〜

 2023年度下半期(2023年9月〜2024年3月)は新型コロナ感染症の5類引き下げに伴い全ての行事を制限なく開催出来るようになり、境内や本堂には多くのご参拝の方々の姿が見受けられるようになりました。 
 ここに2023年度下半期の活動報告と2024年度上半期に予定されている主な行事などをご報告いたします。

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 築地本願寺の事務推進の責任を担う宗務室は 2022 年 8 月に新体制となり、まもなく二年が経ちますが、色々と進めてきた改善策もいくつか進行中です。また、築地本願寺の 10 年後 50 年後、さらには 100 年後の将来像までも見据え、どういう寺院であるべきかを日々考えています。
 築地本願寺はハード面の整備は、京都の浄土真宗本願寺派の伝道本部や本山・西本願寺より先行して取り組んできたため、京都でも築地本願寺の成果を参考にして、採用すべき点は積極的に取り入れて実行されています。
 一方、ソフトとしてはまだ足りない点もあるのではないかと感じます。築地本願寺では、参拝者に関する調査、仏教や寺院に対する意識調査などを定期的に実施し、その結果をもとに不備な部分の改善や、新施策の企画立案などに活用しています。また各種 SNS での積極的な発信も行い、反応もチェックしています。
 しかし、築地本願寺の生命線は布教伝道活動です。現代において、仏教への興味関心、信仰の意義をどう伝えるか、どう具体化するかという「伝道活動」の強化が何より必要だと考えています。人々とのリアルでの交流が求められるし、必要とされる存在でありたいものです。
 2024 年 1 月 1 日の能登半島地震は、「元日に災害に遭遇することもありうる」という、今まで想像もしていなかった事実が起こってしまいました。浄土真宗本願寺派では職員の現地派遣を行い、築地本願寺からも出向者を出しました。全職員が同じ気持ちで、物資提供や募金支援などに取り組んでいます。また、大規模災害への備えは確実に必要であります。築地本願寺も非常時には避難者支援の拠点となるべく、日頃から備蓄や点検を行っていますが、いつでも誰でも受け入れ、頼られるように、これまでの経験や知見を活かして準備しなければならないと実感しています。
 今年、4 月 26 日から 29 日まで、築地本願寺親鸞聖人御誕生 850 年・立教開宗 800 年慶讃法要(きょうさんほうよう)を執り行います。「慶讃法要」とは 2023年には浄土真宗を開かれた宗祖親鸞聖人が御誕生されて850 年、2024年には浄土真宗の立教開宗 800 年、という記念すべき年をお迎えすることを尊ぶ法要です。50 年に一度の大きな法要ではありますが、何よりも親鸞聖人やその教えとの出遇いを喜び、お祝いするという「想い」が一番大切なことであり、行事ありきではない、と考えています。
 親鸞聖人の 90 年のご生涯は、私たちには想像もつかない歩みであります。以前、私は親鸞聖人が(念仏を称え)修行された比叡山の常行堂を訪れる機会がありました。この場所で親鸞聖人が修行をされ、その同じ空気を吸えたことにとても感動しましたし、理屈ではなく、同じ空気感を共有することが宗教には大切なのだと実感いたしました。
 築地本願寺は、境内に足を踏み入れたら、誰もが「親鸞聖人のお寺だ」という気持ちになれるような場所に、あるいは、素直に「なるほど」と仏教への発見が伝わるような空間にしていきたいと思っています。
どうぞ慶讃法要へお気軽にご参拝ください。
                          築地本願寺 宗務長 中尾 史峰
2023年度下半期(10月〜3月)の活動報告


◆報恩講(ほうおんこう)
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 浄土真宗の宗祖親鸞聖人の御命日法要である「報恩講」を昨年11月11日から16日の6日間に渡りお勤めしました。2020年の新型コロナウイルス感染症拡大以降は規模を縮小したり制限付きでの実施となっていましたが、本年度はようやく本来の形でのお勤めとなりました。約700名が参拝出来る本堂が満堂になる法要もあり、自粛期間時に取り入れたYouTubeのライブ配信も300名超えの同時視聴があるなど、現地・オンライン合わせ感染症拡大以前に比べても大変多くのご参拝を頂きました。
 報恩講は年間行事の中で最も大きな法要ですが、築地本願寺では毎日朝7時からの晨朝勤行・16時よりの夕事勤行はじめ年間通して多くの法要をお勤めしています。どなたでもご参拝いただけますので、どうぞ気軽にご来院ご参拝ください。

◆除夜会(じょやえ)・除夜のつどい・元旦会(がんたんえ) 
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 年末年始の恒例である行事を本年も開催しました。院内の梵鐘(ぼんしょう)塔に設置された大きな梵鐘を毎年「除夜の鐘」として参拝者の方にも撞いていただいておりましたが、工事の関係で境内に設置した「平和の鐘」を「除夜の鐘」として撞いていただきました。
 また毎年恒例の宗務長による直筆の「新年の書」は今年は「遇」となりました。4月末にお勤めする50年に一度の「慶讃法要」にという縁に是非「遇(あ)」っていただきたいという想いが込められています。
 慶讃法要については本レターにて詳細を記載しておりますので、どうぞご覧ください。

◆文化財防火デー 消防訓練実施
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 昭和30年に定められ、本年で70回目を迎えた「文化財防火デー」の消防訓練が1月26日に築地本願寺の境内を使用し開催されました。境内に複数のホースから放水された消火訓練では、放水とともに歓声が起きていました。
 築地本願寺の本堂や石塀は重要文化財に指定されており、職員はもちろんのこと、見学していた地域住民にとっても防災の意識を高める重要な行事となりました。
 築地本願寺では防災の他にも有事の際の備蓄などの備えも行っています。

築地本願寺親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年慶讃法要について


 
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 昨年2023年は浄土真宗の宗祖親鸞聖人がご誕生されて850年、そして本年2024年は浄土真宗が開かれた「立教開宗」から800年という節目の年となります。
 築地本願寺の本山である京都・西本願寺では昨年3月29日より「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」がお勤めされました。
 そしていよいよ築地本願寺でも本年4月26日から29日の4日間に渡り法要をお勤めします。また、関連事業や記念行事など様々な形で皆さまとご縁を結ぶ機会を用意しております。是非この50年に一度の慶ばしいご縁に様々な形で遇っていただければ幸いです。
法要期日:2024(令和6)年4月26日(金)〜29日(月)

◆築地本願寺慶讃法要特別動画公開中
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 慶讃法要の開催を広く知っていただくための特別動画を製作し公開しました。
 この動画では、親鸞聖人のお言葉に着想を得て、さまざまな方に自分の想いを語ってもらいました。そのほか、俳優の武田鉄矢さん、お笑いタレントのみほとけさんには、親鸞聖人との出遇いや魅力などについて語っていただいています。
 また公式インスタグラムでは法要までのカウントダウン企画も進行しています。
 是非動画もカウントダウンもご視聴いただき、法要にお参りください。
【慶讃法要に関する情報はこちら】https://tsukijihongwanji-850800-houyou.jp/
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2024年度上半期に予定している主な予定


◆4月7日(日)「はなまつり」 
 築地本願寺の春の恒例行事といえば「はなまつり」です。特に白象を中心にたくさんの稚児や宗門校のマーチングバンド、そして僧侶が築地の町を練り歩く「稚児行列」は毎年稚児の事前予約がすぐに埋まってしまうほど人気です。
 本年は書道家の金澤翔子氏による書道の披露が開催される予定となっております。当院としても初の試みで書道の揮毫時に築地本願寺のアイコンであるパイプオルガンの演奏を合わせるという、これまでにない楽しいパフォーマンスが期待できます。
 その他にも子ども向けの各種体験コーナーや、築地の町の名店が境内に出店したりと、どなたでも楽しむことの出来るにぎやかな催事を企画しています。新年度始まってすぐではありますが、ぜひ築地本願寺の「はなまつり」でお楽しみください。
詳細は築地本願寺公式HPへ https://tsukijihongwanji.jp/news/8599/
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 「はなまつり」とは、お釈迦様のお誕生日(4月8日)をご縁に、仏様との出遇いを喜ぶ行事です。お釈迦様のお母様は、お釈迦様をお生みになる前に白い象が胎内へ入る様子を夢で見たといいます。また、お釈迦様ご生誕の際、空から甘露の雨が降りそそいだと伝えられており、これにちなんで「はなまつり」では花御堂の誕生仏(お釈迦様)に甘茶をそそいでお祝いします。

◆ 7月31日(水)〜8月3日(土) 納涼盆踊り大会 
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 築地の夏の風物詩となっている納涼盆踊り大会は昨年、4年ぶりに制限のない開催となりました。
 最後の制限のない開催であった2019年は開催4日間で延べ約80,000人の来場がありましたが、昨年はそれを大きく上回る延べ約120,000人の来場となりました。
 盆踊りの参加者には外国人観光客の方も多く見られ、様々な言語が飛び交い、日本の夏の風物詩が国際的な行事となっていました。
 本年度の開催については決定次第築地本願寺の公式HPに情報を掲載しますので、ご確認ください。
皆さまのご来場・ご参加を心よりお待ちしております。
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浄土真宗本願寺派 築地本願寺について


 築地本願寺は、京都の本願寺(西本願寺)を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院です。現在の本堂は1934年に落成。オリエンタルな雰囲気をもつ外観と、浄土真宗寺院の伝統的な造りの内観、さらにパイプオルガンやシャンデリア、ステンドグラスもあるユニークな礼拝施設です。本堂や正門などは2014年に国の重要文化財に指定されました。
 “開かれたお寺”のスローガンのもと、誰もが入りやすく、親しめる場所を目指して、境内にカフェ・ショップなどが入ったインフォメーションセンターもあります。
新型コロナウイルス感染症拡大以降は、オンラインで法要をお受けしたり、YouTubeチャンネルに法話をのせるなど、非対面でも教えにふれられる機会を多数設けていますので、ぜひHPをご覧ください。
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