JR板橋駅前の街づくり計画、板橋区が公表 民間再開発と一体化し駅前広場など整備へ

2025年4月2日(水)19時6分 財経新聞

西口駅前広場の完成イメージ模型(板橋区発表資料より)

 東京都板橋区は、官民の再開発計画が進行中のJR板橋駅(北区滝野川)前で、板橋区側に位置する西口広場や再開発ビルに入居する公益エリアの概要を公表した。JR東日本や野村不動産、板橋駅西口地区市街地再開発組合が進める再開発計画と一体化し、駅利用者や周辺住民の利便性を高める街づくりを進める。

【こちらも】JR関内駅前の「横浜大通り公園1〜3区」リニューアル、2027年春に開園へ

 板橋駅は正式な所在地を北区に置くが、ホームの一部が豊島区、西口とホームの一部が板橋区に所在する。板橋区側ではJR東日本、野村不動産による板橋口地区再開発、板橋駅西口地区市街地再開発組合による西口地区再開発が進行している。

 板橋区の街づくり計画は、これら2つの計画と一体化して駅前の利便性を高めるのが目的で、1949年の都市計画決定後に整備されて老朽化が著しい、約4,000平方メートルの西口駅前広場を再整備する。具体的な整備内容は今後詰め、設計を進める。開業は2029年度の予定。

 さらに、板橋口地区再開発ビルの4階に公益エリアを設け、催事や地域イベントに使用できるホール、ヨガ教室やフランス語講座など小規模な区民活動用の区民プラザ、子どもたちの学習スペースなどを置く。開設は2027年度の予定。

 板橋口地区再開発は、高さ130メートル、地下3階、地上34階建て延べ約5万2,000平方メートルの施設で、低層階に商業施設と公益エリア、中上層階に住宅が入る。2027年度の完成を目指して工事が進んでいる。

 西口地区再開発は、高さ140メートル、地下2階、地上37階建て延べ約4万4,000平方メートルのA街区、6階建て延べ約1,500平方メートルのB街区で構成され、商業施設とオフィス、住宅が入居する。2025年度から工事に入り、2029年度の完成を目指す。

財経新聞

「駅」をもっと詳しく

「駅」のニュース

「駅」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ