法政大学が学内のトイレに無料生理用品を設置 学生との協働で無料生理用品設置プロジェクトを始動
2025年4月9日(水)14時5分 Digital PR Platform
法政大学は、2025年4月から市ヶ谷・多摩・小金井の3キャンパスに、無料生理用品を設置しました。この取り組みは、「生理で苦しむ女性の現状を変えたい」という一人の学生の声からスタートしました。大学と学生が協働して無料生理用品設置プロジェクトを立ち上げ、試行やアンケート調査などを経て実現しました。
法政大学は、2016年に法政大学ダイバーシティ宣言、2018年に総長によるSDGsステイトメントを発表しました。SDGsの「誰一人取り残さない」という理念のもと、そのさまざまなゴールにアプローチすることに加えて、DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)の実現のためにも、誰もが安心して過ごせる大学づくりを目指しています。
その取り組みの一環として、登校時の急な生理や手持ちの生理用品の不足などに不安を感じることなく、安心して大学生活を送ることができるよう、無料生理用品の設置を開始しました。
【概 要】
■期 間: 2025年4月1日(火)から開始
■設置場所: 市ヶ谷・多摩・小金井キャンパスの女子トイレおよびだれでもトイレ
■詳 細: https://www.hosei.ac.jp/diversity/efforts/lgbtq/seiriyohin/
【背 景】
無料生理用品設置プロジェクトは、「生理で苦しむ女性の現状を変えたい」という一人の学生の声からスタートしました。導入に先立ち、2024年10月から2025年3月にかけて、大学公認学生組織SASHとダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)との連携企画として試行的に無料生理用品を設置しました。
試行期間中に実施したアンケート調査では、延べ485件の回答が集まり、そのうち97.5%が無料生理用品の設置を希望するという結果になりました。また「突然生理がきて困った経験がある:97.5%」「生理によって学校生活に支障(遅刻・早退・欠席 等)をきたしたことがある:68.7%」「生理用品は高いと感じる:76.1%」という結果から、生理による学校生活への影響や生理の貧困等の問題が見えてきました。
■無料生理用品設置プロジェクト実施報告(経緯・試行・アンケート調査など)
https://www.hosei.ac.jp/sdgs/info/article-20250321123259/
今回の取り組みは、単に生理用品を設置するだけではなく、学生と大学が協働して大学の環境を整える第一歩となりました。法政大学は、SDGsおよびダイバーシティ宣言の理念に基づき、誰もが安心して過ごせる環境を目指し、これからもさまざまな取り組みを推進してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
・法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)
事務局 総長室企画課
TEL: 03-3264-5529
E-mail: dei@ml.hosei.ac.jp
・法政大学SDGs+推進特設部会事務局
総長室付教学企画室
TEL: 03-3264-9931
E-mail: kyogaku@hosei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/