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チャットボットが生活を変える!? スマートハウスとの連携も

JBpress4月10日(月)6時0分
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画像:グランプリを受賞した「&HAND」。詳細は後編にて
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グランプリを受賞した「&HAND」。詳細は後編にて
画像:LINE広告・プラットフォーム室の砂金信一郎氏
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LINE広告・プラットフォーム室の砂金信一郎氏
画像:Connected Design企画開発部マネージャーの林田丈裕氏(左)、取締役副社長・CSOの福西佐允氏(右)
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Connected Design企画開発部マネージャーの林田丈裕氏(左)、取締役副社長・CSOの福西佐允氏(右)
画像:ユーザーのスマートフォンから操作できるスマートハウスシステム「intelligent HOME」
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ユーザーのスマートフォンから操作できるスマートハウスシステム「intelligent HOME」

最近、チャットボットが注目を集めている。2015年にサービスを開始したMicrosoftの「りんな」はユーザー数を爆発的に増やし、企業とのコラボレーションやテレビドラマ出演を果たすなど、1つの人格として活動を展開。まさに、人工知能という言葉が持つイメージを具現化していった好例と言えるだろう。

コミュニケーションツールとして高い普及率を誇るLINEは、そんなチャットボットをプログラミングできる「LINE Messaging API」を使った開発コンテスト「LINE BOT AWARDS」の決勝大会を2017年3月18日に開催した。グランプリには1,000万円という大きな賞金が出るということもあって、国内外の企業・個人から815件の応募があった。

決勝大会では、最終候補となった24チームが自身の作品を有識者などの審査員に対してプレゼンテーションを行った。審査の結果、グランプリは身体の不自由な人を周囲の人が手助けすることを支援する「&HAND(アンドハンド)」が受賞した。

このイベントの様子を、前後編に渡って紹介していく。
前編では、決勝大会に先駆けて行われたLT大会について触れたいと思う。


LINEのチャットボットとは

LINEのチャットボットは、LINE上の会話を通じてサービスを利用できるというもの。ユーザーはチャットボットに対して決められた内容あるいは自然な文章で要望を伝えることで、様々なサービスを受けることができる。

従来のアプリやWebサービスと違うのは、LINEという日常的に触れているユーザーインターフェースで使えるという点。わざわざ新しいアプリを不安に思いながらインストールする必要も、新しい操作を覚える必要もなく、日常のコミュニケーションの延長で使えるため、とても利用ハードルが低くなることだろう。

本イベントを企画したLINEの砂金信一郎氏によれば、今回の応募作品には、ライフスタイル関連のものが多く、またBeaconという電波によってユーザーの接近を感知するハードウェアを組み合わせたものなどが多かったそうだ。

これらは、IoTの応用分野として期待されているスマートハウスにも、とても親和性が高く、チャットボット応用の可能性も示唆しているように思う。


LT大会参加作品

決勝大会に先駆けて行われたのは、最終候補には惜しくも漏れてしまったが、審査員たちが気に入った作品のLT大会。8作品が参加して、各3分間のライトニングトーク(LT)が行われた。

参加した作品は、以下のとおり。

・いもうとBOT(いもうとBOT開発チーム)
・LINE × intelligent HOME(チームCDI)
・おとみどりちゃん(Sound Messenger)
・Weather Imouto(Weather Imouto)
・「ココくん&ナツコ」とチャットで、航空券を一括検索!(スカイスキャナージャパン)
・Spice-Shelf(松村 悠)
・TechStylist(TeamKAMI 株式会社ベアシーズ)
・母ロボ(自由なくりえいたーず)

中でも、スマートハウスとチャットボットを連携させた作品「LINE × intelligent HOME」は、IoT分野におけるチャットボットの活用法として可能性を感じられる作品だった。

開発したチームCDIの福西佐允氏、林田丈裕氏に話を聞いた。


なぜ、LINEチャットボットと連携させたのか

両氏は、IoTを活用したスマートライフ事業に関するシステムの開発・検証を行うConnected Design社に所属。同社はグループ会社であるイッツコム社が提供しているスマートハウスサービス「intelligent HOME」とLINEを連携させたチャットボットを開発した。

「intelligent HOME」は、スマートロック、IPカメラ、モーションセンサー、ドア・窓センサー、家電コントローラーなどの機器一式をインターネット回線経由で、専用アプリによってユーザーのスマートデバイスから遠隔コントロールできるサービスだ。

専用アプリがあるのに、なぜLINEと連携したチャットボットを作ろうと思ったのか。林田氏によれば、LINEにより日常に溶け込んだ利用シーンを期待しているとのこと。

「専用アプリの場合は高機能を持たせられるという優位性はありますが、利用のたびに起動しなければなりません。特にセキュリティ関連機能となると何も起こらないことが良いわけですが、そうなるとアプリに触れる機会も減り、アプリの存在も忘れられがちになってしまいます」

一方、LINEであれば毎日のように起動し利用するため、日常的にチェックしてもらえ、利用頻度も高まると考えたそうだ。

また、開発にあたり、どういった点で苦労があったのだろうか。福西氏によると、機能とUIのバランスを取るのに苦心したそうだ。

「スマートハウスのコントローラーと考えた場合、誰でも初見で使えるくらいにわかりやすいユーザーインターフェース(UI)が必要となります。機能を盛り込めば盛り込むほど高機能になる代わりに、UIが煩雑になり、わかりやすさが損なわれていきます」

この、機能と見た目のわかりやすさのバランスを取るのが大変だったという。

特に、「intelligent HOME」は賃貸物件への一括導入も多く、そうした物件の入居者は女性や若年層も多い。そうした層には、高機能で煩雑なUIよりも、わかりやすく慣れ親しんだプラットフォームで利用できる方が良いと考えたとのこと。

確かに、遠隔コントロールすることを考えた場合は、細かい操作を行いたいというよりは、鍵の状態の確認や、エアコンなど家電製品の制御といった感じに、やりたいことは比較的シンプルだ。それであれば、表示領域や操作手段が限られているスマートデバイスでの操作においては、シンプルかつわかりやすいUIの方が実用性は高いというのも頷ける。


操作はもちろん、ユーザーフレンドリーな“体験”を目指して

両氏はスマートハウスの操作系をわかりやすくすることが重要だと繰り返した。これは、高齢化が進む日本社会においても、ますます重要な要素になってくるものと思われる。

スマートデバイスなどのタッチ操作は、パソコンの操作に比べ高齢者でも操作しやすいと言われる。こうした操作方法はナチュラルユーザーインターフェース(NUI)と呼ばれ、タッチの他に音声やジェスチャー操作などがある。

生活の一部となるスマートハウスの操作系には、ユーザーに優しい操作方法が求められていくのは必然なのだろう。そうした要望に対して、チャットボットを応用するというのは、“フレンドリーな操作”に加えて、“フレンドリーな体験”を提供するという点で、新しい可能性を見た気がした。

今後、チャットボットとAIが結びつき、サービスがコンシェルジュ化していくことで、スマートハウスはますます付加価値の高いサービスになっていくのだろう。

筆者:Fumiaki Ogawa (IoT Today)

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データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア