大宮に埼玉を象徴する巨大サイ登場。OMIYA ART WALL始動。
2025年4月14日(月)11時47分 PR TIMES
スタジオサイタマ合同会社は、株式会社中央デパート、四季彩舎との共同プロジェクトとして、大宮駅東口の新ランドマーク「大宮門街」5階に、新たなアート展示スペース「OMIYA ART WALL」をオープン、その運営を開始することをお知らせいたします。会場のシンボルとなるのは、全長270cmもの圧倒的存在感を放つ巨大彫刻作品「水月〜シロサイ〜」。埼玉の名に潜む“サイ”の響きと一本のツノが示す未知なる可能性を胸に、新たなカルチャームーブメントを大宮から発信してまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-9bd12e734108b66c89d2e14e798fb9bb-3900x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ビジョン:大宮の歴史に敬意を払い、さいたまの新たな風景を作る
大宮の象徴として長く親しまれる「まめの木」。造形家・伊藤隆道により1985年に設置されたこの作品は、2本のらせん状のツルが天井へと伸びゆくデザインで、交通機関や人々の相互関係、そして無限の発展を象徴しています。正式名称は「行きかう・線」-大宮の交差点としての本質を表現した作品です。
同じく駅前の象徴的存在であった中央デパートは2017年に解体され、その跡地では都市開発が進み、「ゆきあうカド、人つなぐマチ」をコンセプトに「大宮門街」が誕生しました。
時代が進めば懐かしい風景は移り変わっていきます。もちろん、その変化の過程で良い面もあれば、悪い面も生まれるかもしれません。しかし、その根底にある想いは脈々と継承されていくもの。劇的に変化する現代だからこそ、先人達の紡いでこられた過去への敬意と共に、未来へ向かって「まっすぐに進み続ける力」が不可欠だと確信しています。都市の個性、本質的な価値とは、単なる見た目のデザインではなく、その精神性にこそ宿ると信じているからです。
OMIYA ART WALLは、さいたま・大宮の新たな時代に向けた、私たちの等身大のアクションの一つと位置付けています。これまで大切にされてきた「行き交う」という文化的な価値観を受け継ぎながら、そこにもう一つのベクトルとして「まっすぐに進む力」を加えたい。その想いを、力強くも優しい一本の角で道を切り拓く「サイ」の姿に重ね、このOMIYA ART WALLに込めました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-85ccb0e250f83acec27f43a3407a4640-3900x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]全長270cmの彫刻作品。OMIYA ART WALLの空間に堂々と鎮座する。
私たちは、アートは特別な場所だけでなく日々の生活の中に息づくべきだと考えています。サイのように一本の角で道を切り拓く精神を体現しながら、さいたま市民や大宮を訪れる皆様に、次世代を担う新進気鋭のアーティストや多彩なアート作品を間近で鑑賞できる機会を創出してまいります。年間を通じて展示作品を入れ替えながら、その場で作品を購入していただける仕組みもご用意。アートに触れる歓びをより身近なものとし、人とアート、日常とインスピレーションが行き交い、そして未来へ向かうまっすぐなエネルギーを生み出す、そんなさいたまの新たな風景の一部となることを目指してまいります。
■ 協業背景
大宮駅前という多くの人が行き交う場所に、芸術文化の発信拠点を設けたいという三社の思いが一致しました。株式会社中央デパートが保有する魅力的な空間を活かし、四季彩舎のアートキュレーション力と、スタジオサイタマ合同会社の地域文化への深い理解と情熱を融合させることで、埼玉の新たな文化発信の形を模索するプロジェクトが誕生しました。
■ 協業内容
三社はそれぞれの強みを活かした役割分担により、OMIYA ART WALLの持続的な運営と発展を目指します。株式会社中央デパートは優れた立地と空間を提供し、四季彩舎は質の高いアート作品の選定と販売をサポートします。スタジオサイタマ合同会社は総合プロデュースとして、独自の視点からコンセプト設計と情報発信を担当し、地域に根差した文化創造を推進します。私たちは、OMIYA ART WALLを単なる展示スペースに留まらず、アーティスト、地域住民、そして大宮を訪れる人々が交流し、新たなインスピレーションが生まれるプラットフォームとなることを目指します。
■第一弾展示:埼玉の魂を宿す、巨大な彫刻作品「水月〜シロサイ〜」がもたらす圧倒的な存在感
スペースの象徴として、オープニングを飾るのは、体長270cmにも及ぶ大型彫刻作品「水月〜シロサイ〜」。これは彫刻家・瀬戸優氏によって生み出され、スタジオサイタマ合同会社が所有する作品です。 私たちスタジオサイタマは、"埼玉"の名に潜む"サイ"の響きと、鋭く尖った一本のツノを持つその姿に、未開拓の可能性と力強さを見出し、サイを当社、ひいては埼玉県のシンボルと捉えています。このサイは、私たちが目指す「埼玉の価値(ツノ)を磨き続ける存在」であり、我々自身もまた「埼玉のイッポンのツノ」となるべく邁進する決意の表れです。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-aece818db8d1986d0ca8d2651f453880-1737x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-75f0dce3e17883fe97086636dbcc8a58-1737x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-01ac34cdf48e1cf5533ab57fd5dd4cd6-3900x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-e642d83c4f47b09ecc5d32823c5f4b53-3900x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-202ece6def2bd8adfeccdddd22540510-1737x2603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
スタジオサイタマが本作品を迎え入れ、OMIYA ART WALLの象徴として展示するに至った背景には、彫刻家・瀬戸優氏の作品世界と、その創作に向き合う姿勢への深い共感があります。瀬戸氏の作品は一貫して動物をモチーフとしながら、そのどれもが実寸大であり、かつ“決して人と出逢ったことのない状態”、すなわち“完全なる野生の命”として表現されています。作品から放たれる揺るぎない哲学、真摯な制作態度、そして彫刻家一筋で道を切り拓く生き様は、私たちがサイに投影する「現代社会において時に“不合理”と見なされるものの中にこそ存在する、根源的な価値」そのものです。「水月〜シロサイ〜」は、訪れる人々に力強い生命の息吹と、既成概念を突き破るインスピレーションを与えると信じています。
■株式会社中央デパート 木村和貴 コメント
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-793954892c6f91a0e21f8142b35744a5-1206x1526.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]サイタマの皆様へ
大きなサイが来ました。驚いてくれましたか。
中央デパートは、まだしぶとく生きております。
建物があまりに古くなりました。サイタマをもっと良くしようと頑張ってくれている人たちがいました。だから、そうした皆様と一緒に、大宮門街を作りました。今は、その中の商業施設として、皆様に喜んでもらえる「何か」を、みんなで考えてやっています。力不足で、できていないこといっぱいありますね。ごめんなサイ。これからもっと頑張ります。
サイが来ました。大きなツノと優しい目をしたサイです。大きな会社を辞めて、サイタマを良くしようと小さな会社を作った2人の若い男の子たちがいます。その人がたちが連れてきてくれました。そのサイがいる場所に、色々な作品をおいてくれている画廊の人たちがいます。見てもらえればわかります。みんな、すごい作品です。
来てくれた人たちが、びっくりして笑ってくれたり、一緒に写真を撮ってくれたりしています。そのちょっとした日常のちっちゃい幸せのために、すごい人たちがすごく楽しそうに、たまに必死に、夜遅くまで頑張ってくれています。
まだ名前のないサイ君へ
君の優しい目に、たくさん幸せな景色が映りますように。中央デパートはみんなと頑張るよ。ようこそ。
■四季彩舎 石井信 コメント
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-7c5cf803a529a046e5e354b18a92f07a-341x574.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]アートが日常にさりげなく溶け込み、人々の心に小さな変化や気づきをもたらす── そんな場所が大宮の街に生まれることを、とても嬉しく思います。
四季彩舎は、美術系出版社で培った視点を活かし、ジャンルにとらわれることなく、個性が際立つアーティストの作品を選び、紹介してきました。京橋を拠点に個展や企画展を開催するほか、国内外のアートフェアへの参加や、「TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI」などの地域連携プロジェクトにも力を注ぎ、アーティストとともに成長する場を築いています。
思い返せば、昨年、蕎麦屋SHABAさんのご厚意により大宮での展示を始めたことが、この街での活動の第一歩でした。私事になりますが、家族とともに大宮で生活して、早くも20年近くになります。
そのなかで芽生えた、「日常の中に、さりげなくアートが存在する風景を、この地で育てていきたい」という願いが、少しずつ形を帯びはじめました。そして、瀬戸優の《水月 シロサイ》の設置へとつながり、「OMIYA ART WALL」という構想へと発展していったのです。
アートは誰か一人のためのものではなく、街を行き交うすべての人に、自由に、優しく、寄り添う存在であってほしい──
そんな思いを胸に、この場所が始動します。
「OMIYA ART WALL」では、四季彩舎が紹介するアーティストに加え、埼玉や大宮にゆかりのあるアーティストたちも幅広くご紹介していく予定です。地域に暮らす方々や大宮を訪れる方々にとって、アートとの偶然の出会いが、心に残る体験となることを願っています。
大宮の街に根ざしながら、新たな表現が育ち、人と街をつなぐアートの芽が広がっていくことを願っています。
■スタジオサイタマ合同会社 加藤千晃 コメント
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56466/13/56466-13-555d7f777d3a2b3b7fb582243e1729c4-1802x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]小学生から大学生まで、青春時代を過ごしたここ大宮の地で、このような素晴らしい活動の機会をいただき、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
OMIYA ART WALLの象徴であるシロサイの彫刻は、創業時のまだ十分な収益がない頃に、四季彩舎の石井様にご相談し、ある種の勢いに任せて購入を決めた、非常に思い入れの深い作品です。また、今回スペースをご提供いただいた中央デパートの木村様には、当社がまだ何の実績もなかった頃に、この大宮門街の開業支援という地元での最初のお仕事をいただきました。
当時からサイの話、これを大宮の街に飾りたい話はしておりましたが、変わらぬ皆様とともに、まさに4年越しにこの時を迎えることができて感無量です。課題だらけの世の中、反骨精神を持って一石を投じていきたい。一方で、単に権威に中指を立てるのではなく、これまで道を切り拓いてこられた諸先輩方への敬意、皆様の想い、そして紡がれてきた歴史を深く心に刻み、大切にしていきたい。
このサイのツノが、大宮、そしてさいたま市にとって、特定の誰かを利するのではなく、すべての方々に応援していただけるような、いわば“優しい中指”として、未来への希望を示す存在になることを願っています。
■スタジオサイタマ合同会社について
埼玉を拠点に活動する「青春取り戻しカンパニー」。私たちは、好奇心を原動力に、世の中で見過ごされ、ときに“無駄”とさえ呼ばれるモノ・コトに眠る本質的な魅力の価値化に挑み、“オルタナティブ”な文化醸成を目指す活動体です。不合理、意味のないもの、目的の不在——これらは現代社会で排除されがちですが、その中にこそ人々の原始的な喜びや熱狂、すなわち「青春」が存在すると信じています。現在は、日本の伝統的な釣り竿である「和竿」に特化した釣りブランド「WAZAO-IPPON」の運営を主軸に、日本のローカルに眠る価値の発掘、事業開発に取り組んでいます。OMIYA ART WALLは、私たちが追い求める「青春」を、地元大宮の地にてアートという形で多くの人々と分かち合うための新たな挑戦です。
HP: https://studiosaitama.com/
■今後の展望
OMIYA ART WALLは、今後も様々なアーティストとのコラボレーションを通じて、大宮の街に新たな文化の風を吹き込み、地域活性化に貢献してまいります。こけらおとしのレセプションも企画しております。ご期待ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
・スタジオサイタマ合同会社 広報担当 info@studiosaitama.com
【スペース情報】 名称:OMIYA ART WALL 場所:大宮門街 5階(埼玉県さいたま市大宮区大門町2丁目118)