半導体業界の「株はまだ買える?」「給料は上がる?」、160社を徹底検証!

2024年4月15日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

半導体業界の「株はまだ買える?」「給料は上がる?」、160社を徹底検証!

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半導体企業の熱狂の正体は、エヌビディアのAI半導体の躍進に行きつくのは明らかだ。だが、半導体の実態は、それだけで論じることはできない。(写真はイメージです) Photo:PIXTA

『週刊ダイヤモンド』4月20日号の第1特集は「半導体 これから買える株 160社図鑑」です。株式市場で大きな支持を集め、日経平均株価の最高値更新を支えた半導体関連銘柄。高成長で好業績であるだけではなく、高い年収を誇る企業も少なくありません。ただし、玉石混交で、大手の中にも変調を来しそうな企業もあります。一方で、今はあまり知られていない隠れたお宝銘柄も……。そこで、半導体関連企業160社を徹底分析。「まだ株は買えるのか」「給料は上がるのか」を、独自ネタと多数のランキングで丸裸にしていきます。(ダイヤモンド編集部 村井令二)

エヌビディア躍進を支えて株価急騰した日本企業の実名

 半導体市場の活況は止まらない。熱狂の中心にいるのが米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)だ。生成AIブームの波を受け、同社の画像処理半導体(GPU)を組み込んだ「AI半導体」は、世界中のデータセンターで争奪戦が巻き起こっている。

 その勢いは数字に表れた。ライバルの米インテル、韓国サムスン電子、台湾TSMCが、パソコンやスマートフォンの低迷で、2023年の決算が軒並み減収減益の中、独り勝ちだ。時価総額は2兆ドルを超え、世界ランキングは、米マイクロソフト、米アップルに次ぐ3位に躍進し、半導体企業では群を抜いている。

「エヌビディア旋風」は、日本の半導体企業にも波及した。東京エレクトロン、SCREENホールディングス、ディスコ、アドバンテストなど半導体製造装置メーカーは、24年初からの日本株の急騰をけん引した。

 エヌビディアのAI半導体は台湾TSMCが受託生産しており、日本企業は生産現場に製造装置を供給しているためだ。さらに、エヌビディアのAI半導体に不可欠な半導体メモリーDRAMの「HBM(広帯域メモリー)」を製造する韓国SKハイニックス、サムスン、米マイクロン・テクノロジーの3社も、日本企業の製造装置の供給先である。まさにこれら半導体製造装置メーカーが、日経平均株価の4万円超えの立役者となったのだ。

 半導体企業の熱狂の正体は、エヌビディアのAI半導体の躍進に行きつくのは明らかだ。だが、半導体の実態は、それだけで論じることはできない。


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