モルゲンロット、生成AI開発向けに計算資源を取引するプラットフォーム技術の特許を取得

2025年4月16日(水)14時17分 PR TIMES

 生成AI時代を支えるコンピューティングパワーのインフラストラクチャーソリューションを提供するモルゲンロット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:森本竜英、以下「モルゲンロット」)は、生成AIや大規模シミュレーションなど、膨大な計算を必要とする技術分野での計算資源(GPUなど)の提供・利用を円滑にする「情報処理装置、情報処理方法及びプログラム」の特許を取得しました。本特許は、計算資源の需要と供給の情報管理を統合的に行い、計算資源の流通を円滑にするプラットフォーム基盤を確立するものです。

 本特許技術は、当社が提供するパブリックGPUクラウドプラットフォームサービス「MORGENROT(R) Cloud Bouquet(https://morgenrot.net/cloudbouquet)」、ならびにAIデータセンター向け仮想化運用プラットフォーム「MORGENROT(R) TailorNode(https://morgenrot.net/tailornode)」に実装されています。

特許取得に関する当社CTO伊藤のコメント
この特許技術は、「計算リソースを持っている人」と「計算リソースを必要としている人」を滑らかにつなぐための、いわば「計算力市場の基盤」です。インターネットが「情報の民主化」を牽引し続けているように、本技術が「計算力の民主化」を牽引するものとして、引き続き事業推進に努めてまいります。
執行役員CTO 伊藤 寿

今回取得した特許の概要

本発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

本発明の目的
計算資源の提供・利用を円滑にし、両者のやりとりや情報管理を統合的に行えるシステムを構築することです。


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53470/77/53470-77-40943fba0841f2a042de83cdbdce5692-3900x2424.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

本発明で可能になること
- 計算資源の登録・検索・選択・実行・支払いを一貫して管理できる
- 提供者と利用者の間で、マッチングやレビュー、ステータスの可視化が可能
- 複数の計算資源(例:GPUサーバー)を比較しながら選べるUXを提供
- 計算履歴や信頼スコアなどのデータも記録・再利用できる


本発明の重要性
AIやWeb3、デジタルツインといった分野では、膨大な計算処理を日常的に行うようになっています。しかし実際には、計算資源を「使いたいときに、使いたいだけ、安心して使える」仕組みはまだまだ不足しているのが現状です。本発明は、コンピューティングに関わる幅広い用途に対して、健全で効率的な「計算力の取引」を実現させる基盤になると考えています。

本発明による期待される効果
- 計算資源の有効活用が進む

- 遊休リソース(使われていないGPUなど)の収益化/再活用
- 複数のリソースを比較し、最適な条件で利用できる環境の実現
- 供給と需要のマッチングがスムーズになることで、リソースの無駄を削減

2. 提供者と利用者の信頼性・透明性が向上
- 使用状況・ステータス・レビュー等が可視化され、不透明さが減少
- 評価・履歴管理により、信頼できるリソース選びが向上
- 「誰が提供して、誰が使って、どんな結果だったか」が一貫して管理可能

3. 分散型/柔軟なコンピューティング基盤の構築
- 提供者・利用者の立場に関係なく、対等な取引が実現可能
- クラウドだけに依存しない、P2P的な演算環境が実現可能
- 個人・研究者・スタートアップなどが自由に計算資源を使える世界を実現

4. Web3や新しい経済圏への応用可能性
- 分散型社会における「計算の共有資源」としての流通を促進
- ブロックチェーンやDAOなどと組み合わせて、スマートにリソースを取引・報酬化
- AI時代のインフラとして、“誰でも演算できる経済圏”の基盤を実現

5. 新しいビジネスモデルやサービスの可能性
- GPUマーケットプレイス、演算SaaS、教育・研究支援ツールなどへ展開可能
- 「リソースのマッチング×UX設計」という軸で、他社との差別化が可能
- パートナー企業・研究機関との共同活用・連携モデルも実現可能


モルゲンロットが目指す未来
 当社は、だれもが「必要な時に必要な分だけ計算力にアクセスできる世界を実現する。」をミッションに掲げ、GPUを中心とした分散コンピューティング基盤の開発・提供を行ってきました。今回の特許取得は、その取り組みを支えるコア技術の1つであり、将来的には、以下のような分野への展開も見据えて取り組んでまいります。

- 生成AIや機械学習のためのリソース共有プラットフォーム
- 個人間でのGPU貸し借りを可能にするP2Pシステム
- 教育・研究機関向けの演算資源共有環境
- 自律分散型のクラウド計算基盤(Web3的アプローチ)

<特許情報>
発明の名称:情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
特許権者:モルゲンロット株式会社
特許番号:特許第7566224号
<モルゲンロットについて>
 「必要な時に必要な分だけ計算力にアクセスできる世界を実現する。」をミッションに掲げ、企業の計算リソースの可視化・管理・最適化の実現、計算力のシェアリングにより、最適な計算環境の提供を目指す日本発のスタートアップ企業です。企業や研究機関などにおいてイノベーションのための計算力に対する需要が増大しており、今後更に計算力の不足が深刻化していくと予想されています。当社は企業などが有する計算力の適切な管理を実現するとともに、計算力のシェアリングエコノミーモデルの確立により計算力不足という課題解決に取り組んでいます。


会社名:モルゲンロット株式会社
所在地:東京都千代田区麹町4-4-3 ピネックス麹町6階
代表者:代表取締役 森本 竜英
設立:2019年4月9日
公式サイト(https://morgenrot.net/)
公式note(https://note.com/morgenrot_4649)
公式LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/morgenrot-inc/)
公式X(https://x.com/morgenrot_inc)

PR TIMES

「計算」をもっと詳しく

「計算」のニュース

「計算」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ