首都圏賃貸市場動向:CRIX指標を活用した最新のエリア別分析
2025年4月17日(木)17時16分 PR TIMES
日本情報クリエイト株式会社(本社:宮崎県都城市、代表取締役社長:辻村 都雄、以下「日本情報クリエイト」証券コード:4054)は、このたび賃貸不動産市場の指標であるCRIX指標を活用した月次レポートを公開したことをお知らせいたします。
本レポートでは、最新データに基づき、東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県の市場動向を詳しく解説します。
※公表されている数値についての当社調べ。
※公表されている数値が最新のデータになります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15053/168/15053-168-d3a20f8ea25d06b9bfd94bc9581315e5-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■2025年1月分CRIXの前年同月比における数値の訂正について
この度、弊社が公開いたしました「2025年1月分CRIX」において、表データ中の「前年同月比」の数値に誤りがあることが判明いたしました。
具体的には、全地域の「前年同月比」欄の数値において、百分率(%)で表記すべき値を、そのまま小数で記載しておりました。
2025年4月15日16時頃に、当該PRTIMES掲載の表データの差し替えを完了しております。
ご利用いただいた皆様には、誤った情報をお伝えし、ご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
引き続き、正確な情報提供に努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
■ 東京23区のカップル向けマンションでは高賃料物件を避ける動き
【東京23区】
東京23区ではアパートの50平方メートル -以外の面積帯で空室率が改善しました。テナントが支払っている平均支払い賃料(以下、支払い賃料)は、繁忙期にもかかわらず、マンションの30-50平方メートル で支払い賃料が下降しました。共働き夫婦は勤め先までの交通利便性を重視するため東京23区内の30-50平方メートル マンションの需要が増していますが、単身者向けに比較して供給が少ないため、平均募集賃料は上昇傾向で推移しています。一方で、物価上昇の影響で、募集賃料の上昇に賃貸希望者が追従できなくなりつつあると考えられます。このため、30-50平方メートル マンションのうち、賃料の高い物件から賃料の安い物件やアパートへの住み替え、新規入居者が賃料の安い物件やアパートを選好、東京23区外のマンションを選好等の動きがでてきた結果、東京23区内の30-50平方メートル マンションの支払い賃料が下降したと考えられます。アパートの0-20平方メートル 、20-30平方メートル の空室率は改善していますが、支払い賃料は、0-20平方メートル は微増、20-30平方メートル は下降しています。この面積帯は供給過剰であることから、競争力の弱いアパートは、空室を埋めるために賃料を現状維持もしくは下げざるを得ない状況であることが伺えます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15053/168/15053-168-1fc3d1a9c87bd35f949324e334144e9b-1921x920.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【神奈川県】
東京23区に隣接する東京都下や川崎市では、アパート、マンション共に30-50平方メートル の空室率が改善し、支払い賃料が上昇していることから、東京23区での居住を断念したカップルの受け皿になっていることがわかります。一方で、川崎市よりも東京23区への通勤時間が長い横浜市の30-50平方メートル は、アパート、マンション共に前年同月比で空室率が上昇、支払い賃料は下降しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15053/168/15053-168-06c6e54850c526fdf80a7e1123b1e1a1-1921x919.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【埼玉県】
さいたま市では、アパートの50平方メートル -の空室率悪化、支払い賃料の下降が止まりません。また、マンションの30-50平方メートル 、50平方メートル -の支払い賃料も、上昇傾向にはありますが、2018年1月比で30-50平方メートル は約3%、50平方メートル -は約7%しか上昇しておらず、物価上昇分を吸収しきれていません。埼玉県では中古マンションの価格が下降傾向にあることからカップル向け、家族向けの賃貸住宅と競合していると考えられます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15053/168/15053-168-f2a29af24fb8ba853b0063acbbda8141-1921x920.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【千葉県】
千葉県西部(柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市)では50平方メートル -は新築・中古マンションとの競合があるため支払い賃料は減少傾向にあります。一方で30-50平方メートル は堅調に推移しています。東京23区に隣接し、通勤利便性の高い浦安市や市川市での需要が高いと考えられます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15053/168/15053-168-452bdc2e411560e8e6d828fc78db19f6-1921x920.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■2025年2月の空室率と平均支払賃料および前年同月比
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■エリア別のより詳しい情報はこちら
本記事に記載の東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県に加えて、札幌市、仙台市、東京都下、横浜市、川崎市、さいたま市、千葉県西部、名古屋市、京都市、大阪市、福岡市のデータを公開しております。
【無料】詳しい情報を見る :
https://www.n-create.co.jp/pr/column/crix/create-chintai-index-20/?utm_source=njc&utm_medium=prtimes&utm_campaign=crix202502
■CRIX(クリエイト賃貸住宅インデックス)とは
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CRIX(クリックス:Create Rental housing Index)は、当社が保有する膨大な量の賃貸住宅管理データ(ビッグデータ)より算出した、賃料・空室状況に関するインデックスで、次のような特徴を持っています。
・管理データより算出した、実際の管理実態に合うインデックス
・【空室率】、【平均賃料】2種類の月次時系列データ
・全国すべての都道府県、主要な市区町村をカバー
・間取り別、床面積別などの豊富なバリエーション
時系列グラフ、一定期間での変化率などを簡単に確認できるBIツールや資料もご提供が可能です。
■日本情報クリエイトについて
日本情報クリエイトは、不動産のITパートナーとして30年にわたり、自社開発による商品開発やITソリューションの提供を通じて、不動産業界の課題解決を支援しています。
会社概要
会社名:日本情報クリエイト株式会社 | 東証グロース(証券コード:4054)
所在地:宮崎県都城市上町13街区18号
代表者:代表取締役社長 辻村 都雄
URL:https://www.n-create.co.jp/