国立がん研究センター、大阪大学との18F-PSMA-1007国際共同治験(第III相)に関する契約の締結について
2025年4月18日(金)11時47分 PR TIMES
本治験は、前立腺がんのPETプローブである18F-PSMA-1007(※1)を用いて、新たに診断された高リスクおよび超高リスク前立腺癌患者における骨盤リンパ節転移(N1)について、PET/CT検査の感度および特異度を部位ベース、患者単位で評価するものであり、ドイツABX社(※2)が欧米において実施する多施設共同試験に、当社が日本パートとして参加するものです。前立腺癌は、日本人男性での部位別罹患数が最も多いがんです。(※3)。
18F-PSMA-1007 PET/CT検査により、精度高く骨盤リンパ節転移を検出することにより、患者様に最適な治療を提供できるようになることが期待されます。当社は放射性薬剤製造装置メーカとして、引き続きPET検査手法の一層の普及と利便性・適用範囲の拡大に注力してまいります。
【本治験の概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/100192/table/85_1_72e4d513914da2a42008e2663d666232.jpg ]
(※1)大塚グループのドイツ ABX社が開発、製造、販売できる独占的実施権を持つ、前立腺特異的膜抗体(PSMA)に集積するPETプローブ。国内での権利者は大塚製薬株式会社。
(※2) ABX advanced biochemical compounds GmbH (https://abx.de/)
(※3)国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」より
(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)