「日枝が北尾に変わっただけ」「何も変わらない」フジの社外取締役、ダルトンが提案する顔ぶれが残念すぎる

2025年4月19日(土)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「日枝が北尾に変わっただけ」「何も変わらない」フジの社外取締役、ダルトンが提案する顔ぶれが残念すぎる

フジテレビ本社 Photo:PIXTA 

米ファンド会社が、フジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)に対し、ガバナンス強化のために12人の社外取締役を提案。これは事実上の取締役の総入れ替えをしたい考えだと見られる。しかし、公開されたその内容は拍子抜けするもので、北尾氏の記者会見中にはフジ・メディアHDの株価が下落した。抜本的な改革が進まなければCM出稿が戻る可能性は少ないだろう。企業統治の専門家が提案内容の解説と今後の展開を予想する。(生活経済ジャーナリスト 柏木理佳)

記者会見を開いたSBIHD北尾会長の狙いとは?

 4月17日、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長が記者会見中に、フジ・メディアHDの株価は下落した。北尾氏は、「自分が取締役会長に就くことは可能だ」「(専務の)清水氏は残してもいいのでは」と言い、北尾会長+清水社長の構造で進めたいという意思ともとられた。

 16日にはモノ言う株主と言われる米国の投資ファンド、ダルトン・インベストメンツが、6月開催予定のフジ・メディアHDの定時株主総会で、株主提案権を行使する予定であることを発表した。

 ダルトンがフジ・メディアHDに送った書面では、社外取締役12人を提案している。その12人の顔ぶれと肩書は以下だ(敬称略、発表順)。

1.北尾吉孝〈SBIHD会長兼社長〉
2.北谷賢司〈DAZNジャパン・インベストメントチェアマン〉
3.岡村宏太郎〈元JPモルガン・チェース銀行在日代表〉
4.堤伸輔〈新潮社の雑誌『フォーサイト』元編集長〉
5.坂野尚子〈元フジテレビアナウンサー〉
6.James B. Rosenwald III(ジェイミー・ローゼンワルド)〈ダルトン・インベストメンツ共同創業者〉
7.菊岡稔〈元ジャパンディスプレイ社長〉
8.福田淳〈スタートエンターテイメント社長〉
9.松島恵美〈弁護士〉
10.近藤太香巳〈ネクシーズグループ社長〉
11.田中渓〈アルファ・アドバイザリー日本不動産投資責任者〉
12.西田真澄〈ダルトン・インベストメンツパートナー〉


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