コリアーズ、ジャパン ホスピタリティ インサイト2025年4月を発表
2025年4月22日(火)11時17分 PR TIMES
大手総合不動産コンサルティングサービス・投資運用会社であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(代表:小笠原行洋、本社:東京都千代田区、NASDAQおよびTSX:CIGI、以下コリアーズ・ジャパン)は、「ジャパン ホスピタリティインサイト2025年4月」を発表しました。
当レポートによると、円安や物価の安さが背景に2024年の訪日外国人観光客数と旅行消費額は過去最高の記録を更新しました。国内宿泊需要も堅調で、ホテル供給が限られる中、大阪・関西万博やJUNGLIA開業などにより、2025年も海外からの投資拡大が見込まれています。地方観光地の地価上昇も顕著で、ラグジュアリーホテルブランドの日本進出が続く見通しです。
ホスピタリティ投資市場の活況
観光庁の発表によると、2024年の訪日外国人観光客数は過去最高の3,687万人に達し、旅行消費額も約8.1兆円(速報値)と過去最高を更新し2019年比で約3.3兆円の大幅増加となりました。円安や物価の安さ、日本の観光地の人気を背景に、2019年と比較して観光客数は約500万人(15.6%)増加しました。特に中国以外のアジア、欧米・豪州からのインバウンドの増加が顕著でした。
ホスピタリティ投資市場は活況を呈しており、ホテル供給が限られていること、宿泊需要が旺盛であること、金利は上昇傾向にあるものの、他国より高いイールドスプレッドを確保できることなどから、2025年も海外からの投資が続くと見込まれます。また、大阪・関西万博や沖縄の大型レジャー施設JUNGLIA(ジャングリア)の開業など、日本への注目度は昨年よりも高まることが予想されます。
国内宿泊需要も堅調で、2024年の日本人宿泊者数は4億8,667万人、旅行消費額は約25.1兆円に達しました。
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外国人訪問者数の増加と旅行消費額の動向
2023年の水際措置撤廃や行動制限の緩和により、外国人訪問者数が急速に回復しました。JTBトラベルトレンドによると2025年に4,020万人の訪日外国人旅行者を予測しています。
宿泊者に占める外国人の割合は東京都51.5%、京都50.5%、大阪44.9%であり、手頃な価格帯のホテルの増加が見込まれます。米マリオット・インターナショナルは大阪に新ブランドを開業し、東京でも開業予定です。
2024年の訪日外国人の旅行消費額は約8.1兆円で、過去最高を更新しました。消費額は中国が最も大きく、米国が顕著な伸びを示しています。円安により高級ホテルや旅館への需要が増加しています。
日本政府は2030年に訪日客数6,000万人、消費額15兆円を目指しており、観光地域の拡大や地方部宿泊者数の増加に注力しています。
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インバウンド増加が地価に与える影響
インバウンド需要の高まりは都市部に限らず、地方観光地にも波及しています。特に、長野県白馬村、岐阜県高山市、兵庫県城崎温泉などの地域で地価が大きく上昇しています。
・ 長野県白馬村:スキー場や夏のアクティビティが人気で、地価が昨年比30.2%上昇。
・ 岐阜県高山市:古い町並みと高山祭が観光客を引き付け、地価が昨年比27.1%上昇。
・ 兵庫県城崎温泉:観光DX推進により、地価が昨年比16.2%上昇。
これらの地域では、観光客の増加が地価上昇を促進し、地域の活性化に寄与しています。
インバウンド増加とホテル業界の展望
日本政府は、2030年までに年間6,000万人の訪日外国人旅行者を目指す政策を推進しています。これにより、ADR(平均客室単価)の上昇が続き、地域の活性化が期待されています。
ホテル業界では、2028年までにThe Waldorf-Astoria、Raffles、Dorchester Collectionなどのラグジュアリーブランドが日本に進出予定です。しかし、建築コストの増大が懸念されており、投資家はリノベーション案件や既存計画の見直しを通じて対策を模索しています。
詳細については、以下のURLよりレポートをダウンロードしてください。
URL :
https://www.colliers.com/ja-jp/research/japan-hospitality-insights-april-2025
コリアーズについて
コリアーズは、ナスダックおよびトロント証券取引所に上場する、商業不動産サービス、エンジニアリングコンサルティング、投資運用を専門とする、世界有数の大手総合プロフェッショナルサービス会社です。世界70か国で事業を展開し、23,000人のエンタープライズ精神に富んだプロフェッショナルが、クライアントに卓越したサービスと専門的なアドバイスを提供しています。また、当社株式を保有する経験豊富な経営陣は、約30年間にわたり、年間約20%の投資収益率を株主に提供してきました。年間収益は48億ドルを超え、運用資産は990億ドルに達しています。
コリアーズ・ジャパンについて
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