EVで「持つだけで稼げる」時代へ:REXEV、容量市場に正式参入

2025年4月22日(火)18時16分 PR TIMES

〜電源I´での収益化に続き、容量市場でもEVの価値を最大化〜

株式会社REXEV(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健、以下「REXEV」)は、電気自動車(以下「EV」)の蓄電池を活用し、2025年4月より容量市場に正式に参加いたします。

これまでもREXEVは、容量市場の前身である電源I´において、厳気象対応調整力としてEVを活用し、EVを電力リソースとして収益化してまいりました。今回の参入により、EV保有者に対して新たな収益源を提供し、EVの価値をさらに拡張してまいります。

容量市場への参加にあたりREXEVは、当社が展開するEVの統合型プラットフォームeMMPを通して、EV蓄電池の電力を供給力(kW)として容量市場に提供いたします。EVから供出する電力は、アグリゲーター*1を通じて容量市場の供給力として活用されます。

これによりREXEVは、容量市場を通じて供給力を提供し、小売電気事業者等の電力確保の一助となるとともに電力供給安定化に貢献します。また、当社サービスをご利用の一般企業のお客様は、保有EVを通じて容量市場へ参加することで対価を得ることができます。

当社は今後も、容量市場への参加を通じて再生可能エネルギーの導入促進と系統電力の長期的な安定供給体制の構築に貢献してまいります。


*1アグリゲーターとは、複数の分散型エネルギーリソース(DER:Distributed Energy Resources)を束ね、一般送配電事業者や小売電気事業者と直接電力取引を行う事業者のこと。


■ 容量市場とは
容量市場は、電力供給の安定化と長期的なエネルギー確保を目的として、将来の電力需要に備えて一定の供給力(kW)を確保する市場です。電力広域的運営推進機関(OCCTO、以下「広域機関」)が主体となって容量市場を運営し、4年後に必要となる電気の供給力をオークション形式で売買します。供給力が1000kWに満たない分散型リソース(EVなど)の場合、個々を1000kW以上になるように組み合わせて発動指令電源*2として市場等で取引されます。

*2発動指令電源:容量市場の中で全国一括として確保され、リクワイアメント (年12 回、3時間継続、 3時間 前指令 )に従って運用されることとなる電源のこと。

■ 取り組み概要
REXEVは、広域機関が運営する容量市場に提供するため、EV蓄電池の電力供給力(kW)を供出します。供出した電力は、アグリゲーターによって容量市場で発動指令電源として取引されます。
アグリゲーターは、REXEVが制御するEVも含めた分散型リソース全体を一つにまとめて1,000kW以上の容量に束ね、広域機関に対し供給力の提供を行います。
REXEVは、容量市場で約定した供給力(kW)を実際に提供するため、リソースアグリゲーター*3としてeMMPサービスに連携するEVを組み合わせ、系統電力の需給逼迫時におけるアグリゲーターからのDR(デマンドレスポンス)*4指令に基づき、EV蓄電池の電力制御を実施。DR要請に応じて、使用していないEVから契約DR量を放電し、系統へ電力を提供します。

*3リソースアグリゲーターとは、需要家が保有する分散型リソースをまとめて制御する事業者のこと。
*4DR(デマンドレスポンス)とは、電力需要と供給をより適切に一致させるために、電力会社の顧客の電力消費量を変化させ、電力の需要と供給のバランスをとることをいいます。一般送配電事業者、小売電気事業者、アグリゲーターなどがDR指令を発動します。


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48307/142/48307-142-cdc4e1c1aa5dac28dba9993fd7e614a5-1372x844.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ 一般企業による容量市場への参加メリット
EVを活用して新たな収益を創出
一般企業のお客様は、保有するEVを通じて容量市場に参加することで、REXEVから報酬を受け取ることができます。例えばEV1台あたり約6kWの供給力を提供した場合、2028年度の東京エリアのケースでは、年間8万円以上の収益が見込めます。この報酬を、お客様、アグリゲーター、REXEVの三者で分配します。

*2028年度東京エリアにおける発動指令電源の落札価格14,812円/kWを基にした場合


■ EVの価値を「ガソリン車以上に」
従来のガソリン車では得られなかった「蓄電池としての価値」をEVが持つことにより、REXEVは以下のような様々な価値の最大化を実現していきます:
- 容量市場・需給調整市場・JEPX等の活用(新たな収益機会)
- 電力メニューに連動した充電、充電ピークの制御などのエネマネ(コストダウン)
- 環境貢献やCO2削減などの非金銭的価値

今後、EV保有者が単なる移動手段を超え、社会インフラの一部として報酬を得ることが当たり前になる、そんな「EVを持つことで稼ぐ」新しい時代をREXEVは切り開いていきます。

■ REXEVのサービスを通じた一般企業の容量市場への参加について
REXEVのサービスをご利用の一般企業のお客様も、今後は社用車EVを活用して容量市場への参加が可能になります。「スマート充電器」、「Flemobi」、「EVカーシェアリングサービス」など、当社が提供する全サービスで保有EVを当社のeMMPへ連携すれば、容量市場へ参加できます。
容量市場への参加を契約すると、実際のDR発動時に当社との契約容量に応じて、REXEVがお客様のEVを対象に充電制御を実施いたします。実行の3時間前までに、当社よりDR発動に基づく充電制御のご依頼をいたします。要請は年間最大12回までです。

容量市場への参加をご希望される場合、下記オンライン相談にてお問合せください。
https://rexev.co.jp/contact/




会社概要
株式会社REXEV(レクシヴ)
本社所在地:東京都千代田区神田淡路町一丁目9番5号
事業内容:企業、自治体向けのEV導入支援およびEV運用システム提供事業等
コーポレートサイト:https://rexev.co.jp/

以上

《本件に関するお問い合わせ先》
株式会社REXEV 広報担当
Tel:03-3525-8008 E-mail:info@rexev.co.jp

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