個展「千客万雷」事後通販は4/30まで!個展の一部展示品も販売中! イラストレーターLAMさんインタビュー 後編 公開

2025年4月24日(木)18時17分 PR TIMES

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キャラクターデザイン、ビジュアルワーク、書籍のカバーイラストにMVのイラストなどジャンルも媒体も問わず幅広く活躍してきたイラストレーター LAMさん。大規模個展「千客万雷」の事後通販が4月30日まで実施中です。

一歩足を踏み入れれば、そこは遊園地か、はたまた異世界か。“LAM一色”に染まった非日常空間で、ボリュームたっぷりの展示数とともにLAMさんの軌跡を存分に味わった本展。展示の裏側や、これまでのイラスト制作秘話まで、LAMさんの魅力に迫るインタビューを敢行。熱量たっぷりにお届けします。

前半記事はこちらからご確認ください!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006434.000016756.html

日本美術の名匠たちのエッセンスを取り入れたオリジナル作品群

──〈風神雷神〉はとてもLAMさんらしいテーマだと感じました。

LAM:雷神は2020年に開催した個展「目と雷」のキービジュアルでも描いた女の子です。今回の展示では風神と雷神のイラストを金屏風で展示しました。

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俵屋宗達や尾形光琳の「風神雷神図屏風」を小学校の教科書で初めて見た時、何だこのかっこいい絵はと驚いたのを今でも覚えています。
自分が商業イラストを描くようになってから、絵の中心を大胆な余白にする構図の凄さに改めて衝撃を受けました。勇気がないとできないレイアウトですが、僕も今回は余白を使い、憧れだった金箔を用いたダイナミックな作品制作に挑戦しました。風神と雷神の性格を対照的に見えるように描くのも楽しかったです。

また、阿形(あぎょう)像、吽形(うんぎょう)像のような日本の仏像を見て、立体物をやってみたかったので、フィギュアメーカーのクレーネルさんにご協力いただいて〈風神雷神〉のフィギュアも展示しました。

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──〈瑠璃唐草〉は全体が青、白、灰色でまとめられていて、赤、黒、金のカラーリングが多いほかのイラストとは、雰囲気が違います。

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LAM:「絵師100人展 14」で展示した〈柘榴美人図(https://x.com/ramdayo1122/status/1784056314483654769)〉の続きとなるのが、今回描き下ろした〈瑠璃唐草〉。伊藤若冲の技法、考え方や作品性をエッセンスに、自分なりに表現した日本画風のシリーズです。〈柘榴美人図〉が妖艶で静的なイメージなら、〈瑠璃唐草〉は風や雪や蝶など動的なモチーフを入れ、寒山を遠くに据えた構図にした対となる作品になっています。

──日本画っぽいと同時に、ドレスにウェーブがかったロングヘアが西洋風ですね。

LAM:そうですね。〈柘榴美人図〉を描いた時は、若冲の研究もじっくりやって、それを自分の中に落とし込めないか試行錯誤しながら描いていました。若冲の精神性や技法を表現するのに精一杯になっていましたが、〈瑠璃唐草〉は違います。藤の花と柘榴と着物を描いた〈柘榴美人図〉と、ネモフィラと舞雪とドレスを描いた〈瑠璃唐草〉。2024年の現代を生きる自分が若冲の表現を咀嚼した上で、当時の若冲にはなかった表現に挑戦する気持ちで描きました。

──同じく描き下ろしである〈閻魔〉は、「絵師100人展 12」の〈奈落迦(https://www.pixiv.net/artworks/97882755)〉と同じキャラクターです。

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LAM:〈奈落迦〉のこの子をまた描きたいとずっと思っていたんですよね。「絵師100人展 12」の時は攻撃的な毒々しさのある女の子でしたが、今回の〈閻魔〉は神々しさとスケールの大きさ、超常的な存在として描きました。

攻撃的で毒々しいだけじゃない。この子にはもっと奥行きがあって、人間には到達できない何かがあるキャラクターだと表現できてよかったです。

印刷で凹凸を表現し髑髏に立体感を付与したり、ニス加工のような表現で光沢感を出したりと、表現にもこだわりました。


5年の節目の総決算で“LAM一色”に染まって

──〈赤シリーズ〉は3枚のイラストを描き下ろしていましたね。どういうシリーズでしょうか。

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LAM:赤は僕のテーマカラーで、これまで好んでイラストで使ってきた、僕にとって1番好きで大切な色です。特に今回は、個展のメインビジュアルでも赤をメインにしています。そんな大切な「赤」を僕なりに自由に料理する3つのイラストになっています。

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シリーズの中のひとつである〈BLACK&RED〉は、赤い背景や小物に対して黒のシルエットだけで動物や服を表現しました。飛んでいる鳥も、足元にいる動物も、寄って見ると発見がある実験的なイラストになっています。ちなみに、足元のシュナウザーはうちで飼っているむぎです。

──実は愛犬が。

LAM:色々な種類の動物たちをいっぱい描けて楽しかったです。

──〈記録シリーズ〉についても教えてください。


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LAM:子どもの頃から、杉田玄白が翻訳したオランダ語の解剖学書『解体新書』がかっこいいと思っていたんです。完全に撃ち抜かれたのは「俗・さよなら絶望先生」のOPでしたね。

鎖骨、肘・膝、指先、眼球、唇などを耽美で官能的、フェチズムを感じる表現で見せたくて、シリーズとして描き下ろしました。普段は化粧が強めの女の子を描くことが多いんですが、ここでは素顔で裸の女の子を描いています。

──ここでも黒髪ぱっつんの女の子ですね。

LAM:黒髪ぱっつんばかりにならないよう本気で気をつけていましたが……なってますね(笑)。

──(笑)。これまでLAMさんは膨大な数のイラストを描いてきました。展示数も膨大でしたね。

LAM:「千客万雷」は僕の総決算といえる個展でした。ファンの皆様やお仕事を依頼してくださったクライアントの方々への感謝の気持ちを表したかったのもあり、展示できそうなものは全て展示するスタンスで、600点近く展示しました。これまで描いたもの全てがあるわけではありませんが、スペースをギリギリまで広くとって、数も限界まで[h2] 詰め込みました。10月23日に発売された『LAM画集 いかづち』でもこれまでのイラストを見ていただけるので、画集も楽しんでもらえたらと思います。

──『LAM画集 いかづち』の表紙は、個展のメインビジュアルにも描いていた猫娘ですか?

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LAM:そうです。画集を出すのはひとつの夢だったし、その表紙ともなればイラストレーターにとって顔みたいなもので、“らしさ’やその人を象徴するものです。そう思ったら何を表紙に描くか悩んでしまって、全然思いつかなかったんですよね。最終的に、個展のメインビジュアルで描いた猫娘をまた違った見せ方で描こうと思いました。ちなみにこの猫娘は個展の期間中に「いかづちちゃん」と命名しました。LAMの初画集のタイトルを冠した本当に大切なキャラクターになりましたね。 

──こちらをのぞき込んで、目が離せなくなる力強い表紙です。

LAM:1番好きな部位である目を僕の力の限り象徴的に描くことに挑戦しました。お化粧、歯茎、牙、舌、指にネイルに前髪ぱっつん。僕が好きなものは全部ここにあります。個展の描き下ろしも一部収録した“LAMベストアルバム”な1冊です。
画集出版のご相談もこれまでにいくつかいただいていましたが、なかなか時間が確保できず先延ばししていました。ただ、イラストレーター業も5年目の節目でしたし、個展と画集の両方で出し尽くしてしまおうと決めました。

2025年も、ぜひLAM色に染まっていただけると嬉しいです!

◆LAM個展事後通販

個展物販会場にて発売していた商品の事後通販を実施中!
書店では販売されていない画集の特装版の取扱いも!
また、個展会場の「新規オリジナル作品エリア」にて展示していた一部展示品を受注生産にて販売!

どちらも数に限りがございますので、お早目にチェックください!

【個展記念グッズ事後通販】https://special.movic.jp/shop/special/lam-ex.aspx(https://special.movic.jp/shop/special/lam-ex.aspx)
【展示品事後通販】https://special.movic.jp/shop/special/lam-ex-lim.aspx(https://special.movic.jp/shop/special/lam-ex-lim.aspx)

【LAMプロフィール】
イラストレーター。
クールでキャッチーな作風が人気を集め、キャラクターデザインやビジュアルワーク、書籍イラストなどを幅広く手がける。
代表作に『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』キャラクターデザイン/『初音ミク「マジカルミライ 2023」』 メインビジュアルなど。
『ZONe ENERGY』オフィシャルアンバサダー。

・Xアカウント:https://x.com/ramdayo1122
【展示会公式サイト】https://lam-ex.com/
【展示会公式SNS】https://x.com/LAM_2024EX

■権利表記
(C)LAM

【株式会社ムービック 会社概要】
ムービックはキャラクター商品の企画・制作・販売をトータルで手掛ける〈キャラクター事業〉をはじめ、一般量販向けのトレーディングカード、フィギュアなどの企画・制作・販売を行う〈量販事業〉など、多彩なコンテンツでユーザーに夢、喜び、感動を提供する、アニメイトグループの企業です。

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