アンパンマン、最初は”大人向け”!? 「てのひらを太陽に」で本当にかざしたのは真夜中のライト!? 貴重直筆原稿も掲載「大人のためのやなせたかし入門」/『芸術新潮』5月号

2025年4月24日(木)13時17分 PR TIMES

ナビゲーターはやなせたかしを師と仰ぎ、やなせたかし評伝の決定版『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』(文春文庫)が話題の梯久美子氏。『芸術新潮』5月号は4月24日発売です。 

「やなせたかしといえば、アンパンマンしか知らないよ」という読者のために、8つのキーワードを設定しました。アニメ以前の“初期アンパンマン”や、漫画、詩、メルヘンなど貴重な原画や資料でその生涯をたどります。66ページにわたる大特集です!
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【特集内容】
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アンパンマン、最初は”大人向け”だった!? 豊富なビジュアルでご紹介!

アンパンマンというキャラクターは、1969年に、まず大人向けの短編童話の中で描かれたことをご存じでしょうか? 1970年代に刊行された短篇集や、絵本、漫画に描かれた初期アンパンマンを初版本や原画より紹介します。

アニメ主題歌「アンパンマンのマーチ」直筆原稿の推敲に注目!

アニメ『それいけ! アンパンマン』の主題歌を作詞したのはやなせたかし本人ですが、残された原稿を見ると、当初は一部のフレーズが現在とは異なっていたことがわかります。アニメの視聴者である子どもにあわせて変更されたと思われますが、梯久美子氏は実現しなかったそのフレーズに、アンパンマンの本質を捉えます。

「てのひらを太陽に」:実際に手をかざしたのは太陽ではなく「夜中のライト」だった!?

曲名は「手のひらを太陽に」。「て」が「手」ですが、この名曲がやなせたかしの作詞だということは意外に知られていないのではないでしょうか。誌面ではやなせの市販された最初の詩集『愛する歌』初版本のページとともに、この詩を紹介します。
詩の内容はやなせの実体験を下敷きにしたものですが、手のひらをかざしたのはじつは昼間の太陽ではなく真夜中のライト。懐中電灯とするのが晩年のやなせの証言ですが、もっと若い頃には電気スタンドと書いたことも。真実はわかりませんが、そんなことを頭に入れつつ仕事場の写真やイラストを眺めてみてはいかがでしょう。

「ぼくは『詩とメルヘン』を編集するためにこの世に生まれた」

『詩とメルヘン』は、1973年から30年間、やなせたかしが責任編集を務めた詩と絵の投稿雑誌です。やなせは生涯、「なんのために生まれて なんのために生きるのか」と自分にも他人にも問い続けましたが、1987年の時点では、このように書いています。「ぼくは『詩とメルヘン』を編集するためにこの世に生まれました」と。やなせが全身全霊を傾けた『詩とメルヘン』とはどんな雑誌だったのか、その誌面をコラムでご紹介します。また特集内では同誌の編集者だった梯氏が接した、「ユーモラスな賢者」としてのやなせ像も明かされます。

【編集長より】
「アンパンマン」がアニメ化され、ブレイクしたのは1988年のことですが、編集子自身はそれ以前の段階ですでに絵本のアンパンマンに親しんでいました。子育て中にもさまざまな形で手に取ったし、知ってるつもりでした、アンパンマンのこと。しかし、それは勘違いだったらしい。作者やなせたかしの人生を背景に置いて向き合うと、自分の顔を食べさせ飢えた人を救うという主人公の異様さとそれが持つ意味を改めて考えざるをえないし、無限のキャラクター造形力(アンパンマン・シリーズのキャラ数はなんと2000超)も驚きでした。案内役は、「詩とメルヘン」の新人編集者としてやなせ編集長の薫陶を受けた梯久美子さん。破格のヒーローを生んだ破格の表現者の実像に迫る特集です。
(「芸術新潮」編集長 高山れおな)


【芸術新潮とは】
「暮らし」はアートである、をキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

【書籍データ】
【タイトル】『芸術新潮』5月号「特集 アンパンマンと絵と歌と 大人のためのやなせたかし入門」
【発売日】2025年4月24日(木)
【造本】A4判/オールカラー 134頁
【定価】1,500円(税込)
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/geishin/

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