トルコの非公式難民キャンプで暮らすシリア・イラク難民へEバウチャー配布開始

4月25日(火)9時29分 PR TIMES

本当に必要なものを選択し購入できる支援

日本紛争予防センター(JCCP:東京都文京区)は、2017年5月1日より、トルコ共和国メルスィン市郊外の非公式難民キャンプで生活する、イラク・シリア難民を主な対象に、Eバウチャー(ICカード)を通じた生活支援を実施します。

◆事業の背景:非公式難民キャンプの過酷な生活環境メルスィン県はトルコ南部の地中海に面する湾岸都市です。

国内の難民数の多い都市上位5位に入っており、未登録の難民を含めると約30〜37万人のシリア・イラク難民が生活しています。同県メルスィン市郊外に位置するアダナルオールには、主に農業に従事する難民達が集まり生活する、非公式難民キャンプが複数存在します。同キャンプで生活する難民たちの多くは農業を通じて収入を得ていますが、日雇いで賃金も低いため、非常に困窮した生活を送っています。彼らが生活するテントの内部は隙間風が吹き、最低限の寝具と台所用品のみといった粗末な状況で、またキャンプ内にはきちんとした衛生設備も整っていない劣悪な環境です。さらに、2016年末にメルスィンで発生した大雨と洪水の影響により、多くの難民が所有品を失いました。こうした過酷な状況にも関わらず、彼らのほとんどがこれまで一度も支援を受けたことがなく、支援の手が十分に行き届いていない状況にあります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6416/38/resize/d6416-38-692472-12.jpg ]

◆事業内容:Eバウチャーを通じた柔軟な生活支援

JCCPはメルスィン市郊外のアダナルオールにある非公式難民キャンプで暮らす、特に社会的・経済的に弱い立場にあるシリア・イラク難民500世帯(約3,000人)を主な対象に、Eバウチャー(ICカード)を通じた生活支援を実施します。Eバウチャーとは、日本でも広く普及している鉄道会社の発行する交通ICカードのように、お金をチャージしてその金額分を使用できるカードです。Eバウチャーを受け取った難民は、指定の店舗で生活に必要な最低限の食糧や生活用品などを、自ら選択し購入することができます。難民自らが自由に選択する機会が得られることで、彼らの尊厳を守ることができる点も大きな特徴です。当支援を通じて、各世帯の家族構成や生活状況の違いなど柔軟に対応しながら、困窮する難民たちの基礎的なニーズを満たし、生活環境を改善することを目指します。

◆733世帯(4,827名)のシリア・イラク難民の生活水準が向上

2016年10月からトルコのメルスィン県メルスィン市内で生活するシリア・イラク難民に、Eバウチャー配布を行い、733世帯、計4,827名へ支援を実施しました。この支援により「病気の治療費を捻出できるようになった」「普段購入できないベビー用品を購入することができた」など多様な声を聞くことができ、97%の世帯の生活環境が改善されたことがわかりました。こうした結果を受け、5月1日からは同市郊外の非公式難民キャンプで、特に厳しい生活を強いられているシリア・イラク難民へEバウチャー支援を行っていきます。

▼Eバウチャー配布支援事業の詳細はこちら
http://www.jccp.gr.jp/Project/overseaprojects/turkey/pg1369.html
[画像2: https://prtimes.jp/i/6416/38/resize/d6416-38-227674-9.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/6416/38/resize/d6416-38-391779-11.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/6416/38/resize/d6416-38-404435-10.jpg ]

今回の事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様からのご寄付により行われています。

【JCCPのこれまでのトルコでの活動】
2015年11月〜2016年4月
シャンルウルファ県シヴェレクにおいて、社会的・経済的に弱い立場にある女性の能力向上を目的とした女性のエンパワーメント事業を実施しました。

【JCCPとは】
活動内容/紛争地の人々を「被害者」ではなく「平和の担い手」にするため、現地の人材育成に特化した支援活動1.住民間の対立予防・治安の改善2.自立支援(経済的自立・心の回復)3.対立する集団間の信頼醸成を行っています。

現在の活動地域/南スーダン、ケニア、トルコ

PR TIMES

この記事が気に入ったらいいね!しよう

キャンプをもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ