【令和7年度新社会人の意識調査】 会社選び、「給与」と「働きがい」で拮抗 将来の獲得年収 約6割が「1,000万円未満」を希望

2025年4月30日(水)11時47分 PR TIMES

〜 モノより経験、夢より堅実 Z世代新社会人のリアルな価値観とは? 〜

 新入社員として社会人生活をスタートして、1か月が経ちました。そこで、『親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』や『金のなる本』の著者で、富とお金のメンタルトレーナー 三凛 さとしは、18歳以上24歳未満の令和7年度新社会人140名を対象に「会社選びとお金のリアル」についてアンケート調査を実施いたしました。

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■調査概要
調査期間:2025年4月15日〜21日
調査手法:インターネット調査
調査対象:18歳以上24歳未満の令和7年度新社会人の男女全国
有効回答者数:140名(男性:61名、女性:79名)
調査機関:Freeasy
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「合同会社serendipity 調べ」と必ずご明記ください。

■調査結果サマリー
・給与は会社選びの重要な要素だが、働きがいや教育制度といった成長できる環境も同等に重視
・約6割が「将来獲得したい年収は1,000万円未満」と回答、堅実な金銭感覚がうかがえる
・初任給の使い道は「貯金」が最多、Z世代の堅実さや将来への不安が反映
・欲しいもののトップは「旅行」、物質的な豊かさよりも経験を重視する傾向が明らかに

■調査結果
●新社会人の会社選びの決め手、「給与」はトップも「働きがい」への関心も高い
 令和7年度の新社会人140名に「入社した会社を選んだ基準」を尋ねたところ、「給与」(30.7%)が最多でした。しかし、「働きがい(福利厚生・教育制度)」(28.6%)や「社風・社員の魅力」(26.4%)が僅差で続く形となり、単純な「稼ぎ」だけが就職先決定の要因ではないことが明らかになりました。
 現代の若者たちは給与という基本的な安全基盤を確保しながらも、同時に自己成長や人間関係の質も重視しています。この傾向は、物質的な豊かさだけでなく精神的な充足を同時に求める、令和時代の複合的なキャリア観を反映していると言えるでしょう。
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●将来希望する年収は「1,000万円未満」が最多。意外に堅実な金銭感覚
 次に、「結婚相手に求める年収」について尋ねたところ、「500万円〜600万円未満」(19.3%)が最も多く、次いで「400万円〜500万円未満」(14.3%)、「気にしない」(12.9%)、「600万円〜700万円未満」(11.4%)という結果になりました。
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 続いて、「自身が将来獲得したい年収」を尋ねたところ、「700万円〜1,000万円未満」(25.7%)が最も多く、次いで「500万円〜700万円未満」(22.1%)、「1,000万円〜1,200万円未満」(20.0%)となりました。
 注目すべきは、全体の57.1%が1,000万円未満の年収を希望しており、「若者の高望み」というステレオタイプとは裏腹に、むしろ現実的な将来設計を行っている点です。これは、経済成長の鈍化や社会保障の先行き不安など、彼らが育ってきた社会環境が現実的な期待値形成に影響していると考えられます。
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●初任給の使い道、「貯金」がトップでZ世代の堅実さが際立つ
 さらに、「初任給は何に使う予定か?」という質問には、「貯金」(50.0%)半数を占め、「親・家族へのプレゼント・食事」(46.4%)、「生活費」(35.0%)と続きました。消費より貯蓄を優先する姿勢は、コロナ禍や物価高などの経済的不確実性を経験してきたZ世代ならではの特徴とも言えます。
 彼らは「お金の教養」が高く、将来への備えを若いうちから意識しています。不安定な雇用環境や年金問題など、将来の不確実性への防衛反応として、堅実な金銭管理志向が根付いていると分析できます。親や家族へのプレゼントが2位に入るのも、感謝の気持ちと実家からの自立への第一歩を示す興味深い結果です。
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●欲しいものトップ2は「旅行」「車・バイク」。モノより経験指向が鮮明に
 最後に、「ゆくゆく欲しいもの・買いたいもの・やりたいことは何か?」について尋ねました。最多回答は「旅行」(41.4%)となり、「車・バイク」(35.7%)、「家・マンション」(34.3%)、「ブランドもの」(31.4%)、「資産運用・投資」(29.3%)と続きました。
 この結果から、物質的な所有よりも体験や経験を通じた充実感を重視する傾向が見受けられます。SNS全盛時代に育った彼らにとって、経験の共有や思い出の蓄積が自己表現やアイデンティティ形成につながっていると考えられます。また「車・バイク」が高い割合を占めるのは、移動の自由や行動範囲の拡大への憧れを示唆しています。
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■三凛 さとしが解説 「Z世代新社会人の価値観とその背景にある心理とは」
 今回の調査結果から、現代の新社会人の価値観について興味深い発見がいくつか見えてきます。
 まず注目すべきは、「給与」と「働きがい」の関係性です。どちらか一方ではなく、両方を重視する傾向が強く表れています。これは基本的な生活の安全を確保しながらも、自己実現や成長も同時に追求したいという複合的な価値観の表れでしょう。新社会人たちは、単純な二者択一ではなく、より現実的な視点を持っていると言えます。

 また、初任給の半数が貯金に回されるという結果からは、将来への備えを意識する堅実さが見て取れます。これは私たちの世代が育った社会経済環境を考えれば納得できる現象です。景気の低迷、就職氷河期の話題、コロナ禍など、経済的不確実性を数多く経験してきた世代だからこそ、将来への不安に対する防衛反応として貯蓄を重視するのでしょう。

 さらに興味深いのは、欲しいものとして「旅行」がトップに来ている点です。これは物質的所有より経験的消費を重視する価値観の表れです。研究でも、モノを買うよりも経験にお金を使った方が長期的な幸福度が高まることが示されています。SNS時代に育った新社会人たちは、「所有する喜び」より「経験する喜び」とその共有価値を重視しているのです。

 企業側にとって重要なのは、若者のこのような価値観の変化を理解し、対応していくことでしょう。単なる高給与だけでなく、自己成長の機会や充実した経験を提供できる職場環境を整えることが、優秀な若手人材の獲得・定着につながります。

 新社会人の堅実な金銭感覚は、批判されるべきものではなく、むしろ彼らが育ってきた環境への合理的な適応戦略です。企業には若手社員の将来不安を軽減する長期的キャリアパスの提示や、安定と成長の両立を支援する制度設計が求められています。

 「給料」と「働きがい」。この二つは対立するものではなく、相互に支え合う関係にあるのです。適正な報酬があってこそ、心理的充足も得られる。この現実的な視点こそ、令和時代の新社会人が持つ賢明な知恵なのかもしれません。

■三凛 さとし(さんりん さとし)プロフィール
 富とお金のメンタルトレーナー。親子関係心理学の専門家。立命館大学、米NY州立大学卒業。
 大学卒業後、一部上場企業に就職するも3年で退職。夢を追い渡米したものの、数百万円の借金を抱えてしまい、不法労働で日々食い繋ぐ極貧生活を送っていた時、本場アメリカのメンタルトレーニングに出会い、自身のお金に関する問題はメンタル起因であることを解明。
 一念発起し起業後、自分自身にメンタルトレーニングを施すことで、わずか3年でFIREし、お金の自由・時間の自由・場所の自由・心身の健康・良好な人間関係の「人生の五大自由」を達成する。その経験をもとにはじめたYouTubeチャンネルの登録者は27万人。各SNSの総フォロワーは45万人を超え、講座受講生は延べ15万人以上にのぼる。
 著書には、1年で発行部数6万部を超えるベストセラーとなる、親子関係について真の問題解決法を綴った『親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』(KADOKAWA)があり、2024年9月に待望の2冊目となる『金のなる本 誰でも再現できる一生お金に困らない方法』(KADOKAWA)を出版。
公式サイト:http://sanrinsatoshi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/sanrin_hikiyosecoach/
Facebook:https://www.facebook.com/essessess73
X(旧Twitter):https://twitter.com/sanrin_hikiyose
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■会社概要
商号:合同会社serendipity
所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階
代表者:代表社員 砂田 千秋
設立:2017年6月
事業内容:コンサルティング、ネットサービス、広告宣伝

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