人材採用難を解決する経理特化型AI「Deep Dean」、日本の公認会計士試験問題(短答式)で満点を記録
2025年5月2日(金)11時46分 PR TIMES
経理シンギュラリティを実現するファーストアカウンティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 啓太郎、以下、ファーストアカウンティング)の研究部門「FA Research」が研究している、経理・税務・会計特化型AI「Deep Dean」の改善版が、日本の公認会計士試験(令和7年度第I回短答式試験)の公開過去問題を用いた検証において、全科目満点という結果を達成しました。「Deep Dean」は既にUSCPA(米国公認会計士)の過去問題でも合格ラインの75%をはるかに上回る水準の成績を記録しており、今回は日本の法律体系や会計基準に対応した追加学習を経て、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法のすべての科目で100%の正答率を達成しました。
この検証により、「Deep Dean」が日本の高度な簿記や連結会計、会社法といった分野においても極めて高い性能を持つことが実証されました。
■検証結果のポイント
- 日本公認会計士試験短答式(過去問)全科目で100%の正答率を記録
- 特に高度な簿記処理や連結会計に関する問題でも精度の高さを発揮
- 他の先端的AIモデルとの比較検証でも、「Deep Dean」の明確な性能優位性を確認
公認会計士試験は、「短答式試験」と「論文式試験」の2段階に分かれます。一次試験とされているマークシート方式の「短答式試験」は、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目からなり、財務会計のみ200点満点、他は100点満点の試験となります。
一般的に、合格のためには、1,500時間以上の勉強時間が必要とされると言われ、合格率15〜20%と非常に難易度の高い試験です。
今回の検証では、公開されている「令和7年公認会計士試験第I回短答式試験」の問題を用いて行いました。比較として、OpenAI o3(OpenAIの最新モデル)でも同様に試験を行い、以下のグラフのような結果が得られました。また、通常の試験時間は300分(60分×3科目、120×1科目)ですが、「Deep Dean」で1問ずつ解いた場合、約40分で完答しました。同じ条件で、o3は約140分でした。
実際の公認会計士試験の受験ではなく、過去問題を用いた検証ではありますが、専門的かつ実務的な会計知識と企業関連法律知識の習得レベルにおいて、高い正確性と汎用性を示したことになります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61842/163/61842-163-cf3b4113b80f3e9d1909854557327f56-3044x1812.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■「Deep Dean」の特長と今後の展望
「Deep Dean」は、経理業務の高度化・自動化を目指し、当社が独自に開発を進める経理シンギュラリティ(AIが経理業務で人間を超える転換点)のための中核技術です。今後は、この試験問題での検証結果を基礎として、さらに実務的な課題への対応力を高めるための改善を進めてまいります。
具体的には、企業の実際の財務諸表作成や監査業務、複雑な連結会計処理の自動化、さらには日本企業が抱える特有の会計課題への対応を目指し、実務的な課題を取り入れたAIの継続的なトレーニングを行います。
■ファーストアカウンティング 代表取締役社長 森啓太郎コメント
今回の検証結果は、「Deep Dean」がFASS検定(経理・財務スキル検定)やUSCPA(米国公認会計士)に加えて、公認会計士試験でも、高度な会計・監査の知識において卓越した性能を発揮できることを示した重要な一歩です。今後、経理実務の中で生じる課題や多様な会計処理にも対応できるよう、「Deep Dean」のさらなる改善を推進します。人材不足でもAIが高度な業務を担い、企業の経理部門の効率化を実現し、経理人材が戦略的な業務に専念できる未来を創るため、私たちは経理シンギュラリティの実現を追求してまいります。
■ファーストアカウンティングについて
【経理シンギュラリティで、制約を取り払い、自信と勇気を与える】
ファーストアカウンティングは、経理シンギュラリティを実現することで、経理業務の自動化・効率化を推進する企業です。生成AIやコンピュータービジョンを駆使した自社開発サービスを、多くの大企業の経理部門や会計ベンダーに向けて展開。「経理のシンギュラリティ」を実現し、経理部の人手不足の解消と、経理パーソンによる企業価値の向上の戦略経理に注力できる環境を創出します。
社名 :ファーストアカウンティング株式会社(東証グロース:5588)
所在地:東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルA館 3階
設立 :2016年6月
代表 :代表取締役社長 森 啓太郎
URL :https://www.fastaccounting.jp/
事業内容:経理AI事業(会計分野に特化したAIソリューション)
・経理業務のAIモジュール『Robotaシリーズ』
・請求書処理のプラットフォーム『Remota』
・デジタルインボイス送受信サービス『Peppolアクセスポイント』
■本件に関するお問い合わせ
ファーストアカウンティング株式会社
担当:広報担当
E-mail: press@fastaccounting.co.jp
すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。