アパレルカンパニーがサステナブルなサプライチェーンを確立。サプライヤーと協業し、物流拠点から排出される廃プラスチックを活用したPCR材100%の再生ハンガーを開発
2025年5月8日(木)14時46分 PR TIMES
(※PCR:Post-Consumer Recycled(ポストコンシューマーリサイクルド)の略で、市場回収された素材を再利用すること。)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/23550/690/23550-690-f32823c746f2bdf9772c6e41a35075f8-640x640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ](写真上)(左から)グンゼ(株)、岡山県貨物運送(株)様、マツダ(株)様、(株)CHU-PA様
■サプライチェーンを巻き込んだ資源循環スキームの確立
今回開発した「再生ハンガー」は、既存サプライヤーのマツダ株式会社(以下マツダ)、株式会社CHU-PA(以下CHU-PA)、岡山県貨物運送株式会社(以下オカケン)の4社で「資源循環」を目的に協業。
グンゼの物流拠点で廃棄予定の商品包装用軟質ポリ袋を原料としました。各物流拠点へ配達した後のオカケンの帰り便を活用し、マツダに集約。まずは粉砕してプラスチック原料に変換、マテリアルリサイクルします。さらに、マテリアルリサイクルした再生原料をCHU-PAが紳士用ハンガーの原料としてバージン材を使用しないPCR材100%再生材使用のハンガーを生産します。それをグンゼが紳士用ハンガーとして再使用します。
今後はさらに物流倉庫・工場の拠点を広げ、「全社廃棄物の再資源化」を加速して、資源循環型社会の実現を目指します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/23550/690/23550-690-e5cdae63fd2bc29bbb7b8ade2ac229d8-1080x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■Reグンゼリサイクルマークの紹介
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/23550/690/23550-690-1743edf1fa3905c66bc87cff71866b43-500x499.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]グンゼ製品の端材、廃棄物を再利用した副資材などにシンボルマークとして使用
※登録6590288
■協業パートナーのコメント
岡山県貨物運送株式会社
我々を取り巻く環境問題について、当社としてGREEN経営認証を積極的に取得し、エコドライブやモーダルシフトなどに取り組んではいたものの、「環境ビジョン2030」が発表され、全世界で脱炭素やカーボンニュートラルなど環境に対する意識がさらに高まってきております。
そのような状況下で当社の強みを活かし、環境保全に貢献できる新たな事案はないかと模索していたタイミングでグンゼ様より今回の取り組みについてお声掛けいただきました。
こういった事案をきっかけとして、運送業界で発生する廃ラップ・廃パレットや段ボール資材などもリサイクルできるような仕組みを構築していきたいと考えています。
御社と今回の取り組みをカタチにする中で、生産、消費、リサイクルの3つのカテゴリを繋ぐ動脈・静脈物流を含めたトライアングル輸送を確立することが今後の物流の1つのカタチであると認識しました。地球の未来へ向けて、物流会社として何ができるのかを常に意識して、環境問題へ貢献していく使命感・必要性を強く感じ、今後もリサイクル事業を推進していきます。同時に御社のパートナーとして、さまざまな事案に積極的に取り組んでまいります。
マツダ株式会社
マツダ株式会社では「“捨てる“をなくす」という経営理念のもと廃棄物に関わる課題について解決に取り組んでいます。弊社では廃棄プラスチックの原料化は可能でしたが、効率的な輸送や製造において課題がありました。それを本プロジェクトにおいて4社で協業することによって、資源循環の仕組みを確立することが出来ました。
今後も弊社では環境に配慮したリサイクルの取り組みの展開を進めて行きたいと考えています。
株式会社CHU-PA
グンゼ様は以前より再生材使用ハンガーの取り組み(廃プラスチックの活用)を進めてこられましたが、今回、さらに踏み込んだ社内「循環型」という非常に有意義な取組みに参加しお手伝いできる機会をいただきました。協力各社様と連携しながら安定供給に努めて参りたいと思います。
今回のような環境配慮の取り組みについて、世の中の状況にも注意しながら、今後のさらなる展開にも対応できるよう準備していきたいと考えています。