横浜北仲エリアの複合開発、街区名称が「ハーバーステージ横浜北仲」に

2025年5月9日(金)9時6分 財経新聞

ハーバーステージ横浜北仲の外観イメージ(東急不動産など発表資料より)

 東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険が横浜市中区で進める「北仲通北地区B-1地区新築工事」(中区海岸通)の街区名称が、「ハーバーステージ横浜北仲」と決まった。二方を海に面したウォーターフロントに商業施設と住宅、オフィスを一体開発する計画で、2027年秋ごろの完成を目指す。

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 北仲エリアは1859年の横浜開港で波止場が整備されて以来、海外の文化が日本に上陸し、新時代を切り開く原動力となった場所に当たる。この歴史的な場所で暮らす人、働く人、訪れる人のすべてを輝かせる施設にしたいという思いを街区名称に込めた。

 事業コンセプトは「日常を輝かせる水辺のステージ」。施設は高さ約150メートルの地下1階、地上40階建て延べ約11万平方メートル。鉄筋コンクリート40階建ての住宅棟と鉄骨6階建ての事務所・商業棟で構成される。

 住宅棟は約700戸の共同住宅で、みなとみらいの景色を一望できるのがセールスポイント。施設の1、2階に配置する商業ゾーンは約4,300平方メートル規模の飲食店、サービス店が入る予定。事務所・商業棟のオフィスは基準階面積約2,400平方メートルの高規格とする。

 施設の周囲では北側に芝生広場を設け、横浜高速鉄道みなとみらい線の馬車道駅からの動線と水際線プロムナードを結節させて人々が行き交い、くつろぐ場所にする。西側のランドスケープにはシェア農園を開設、大都会の中で地域の緩やかなつながりを築く水辺のステージを目指す。

 北仲通北地区は、横浜市中心部の関内地区とみなとみらい地区にまたがり、国際港湾都市横浜を支えてきた。1996年完成の横浜第二合同庁舎を皮切りに官民に再開発が進められ、ホテルや高層住宅、商業施設が整備されている。B-1地区の整備がそのラストピースになる。

財経新聞

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