AtPeak、日本テラデータとAIドリブン経営を加速させる戦略的パートナーシップを締結
2025年5月12日(月)16時17分 PR TIMES
AtPeak株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:金 大仲、以下 AtPeak)は、日本テラデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大澤 毅、以下Teradata)とAIドリブン経営を加速させる戦略的提携に合意し、共同開発した日本企業向け専用AIソリューションを、本日より提供開始したことを、お知らせいたします。
両社は、この戦略的提携を通じて、最新かつ高性能なAIとデータ分析を駆使した革新的なソリューションを提供することにより、日本企業のAIドリブン経営を加速させ、日本経済の発展に寄与することを目指します。
本提携の第一弾として、まず、AtPeakのAIプラットフォーム「AP-AI」とAIアプリケーションを、TeradataのハイブリッドクラウドAIデータ基盤「Teradata Vantage」と連携させ、数々の戦略的AIソリューションを共同開発し、「Teradata Vantage AI Offering」として提供します。このAIソリューションは、Teradataと同社のパートナーより入手可能です。2026年3月までに20本、2028年3月までに100本の導入を目指します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146275/4/146275-4-1e278bd3265bedf7050fa9764704dc8b-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Teradata Vantage AI Offeringのイメージ
共同開発したAIソリューションの3つの特長
「Teradata Vantage AI Offering」の特長は、以下の通りです。
1. AIモデルの並列実行による高速処理
「AP-AI」は、動的前処理によるデータの構造化・即時解析や、タスク分解による複数のAIモデルの並列実行を実現しています。これを「Teradata Vantage」の高性能な超並列処理技術と組み合わせることにより、ビジネスユースに適応する、高速かつ公正゛なデータの意味理解とその処理を実現します。顧客企業は複雑なデータセットからリアルタイムで有意義な分析結果や推論を得ることが可能となり、複雑なビジネス課題に対し迅速かつ的確に対応することが可能となります。
2. クラウドだけでなく、オンプレミス環境でも利用可能
本ソリューションは、Amazon Web Services、Azure、Google Cloud上で構築することが可能なだけでなく、オンプレミス環境でも構築することができます。このため、クラウドにデータを移動することが困難な機密性の高いデータや、日本の厳格なセキュリティ要件に対応して、システムを構築することが可能です。
3. データ統合とリアルタイム分析の実現
データを統合し、活用するために、データマネジメント、データアーキテクトなどのコンサルティングサービスを提供します。日本企業特有の複雑なデータ構造にも対応し、「Teradata Vantage」の高いコストパフォーマンスにより、大規模データの高速処理を低コストで実現します。さらに、生成され続けるデータを「Teradata Vantage」にアップロードし、最新データに基づいてAIアプリケーションを実行し、リアルタイム意思決定を実現します。
AIアプリケーションの例
AtPeakが提供するAIアプリケーションには、次のようなものがあります。
1. デジタルマーケティングアプリケーション
AtPeakが提供する地理空間データや位置、購買等のサードパーティーデータとともに顧客像をリアル化し、AIによる高速な顧客行動とニーズの時系列分析、さらにはアノニマスユーザの属性解析により、精緻化されたマーケティング戦略をリアルタイムで提案します。また、企業はマーケティング活動のROIを事前に予測し、迅速な意思決定と実行フィードバック検証が可能です。
2. デジタルシミュレーションアプリケーション
主に製造業向けに、AIによるデータ変換技術とデジタルツイン技術を活用し、効率的なシミュレーションとプロセス最適化を実現します。例えば、プラント向け2D CADでは、詳細見積との差分を最小化(3%)した概算見積もりを高速(5秒程度)で実行し、パラメータ設定手作業をゼロにすることで、大型部品製造における重要プロセスの自動化が可能となります。
3. コールセンター無人化アプリケーション
AtPeak独自のAI モデルにより、高い音声認識力(WER5%以下)、反応速度(1秒以下)を実現し、曖昧性や含みのある独特の日本語表現も正確に文脈を理解して対応するAIが、顧客問い合わせに即時対応し、他システムとの連携や人的承認プロセスを管理することで、完全無人化を目指します。また、商品や契約の内容に関する照会に対して、契約時期による利用約款の差異等も踏まえた回答の生成も可能です。
代表コメント
日本テラデータ株式会社 代表取締役社長 大澤 毅氏
「日本企業のAIドリブン経営実現には、グローバル水準の技術と日本市場への深い理解が必要です。AtPeakとの提携により、日本企業の競争力強化と持続的成長に貢献できると確信しています。AI活用に新たな価値を提供するこの協業ソリューションについて、日本発の世界展開も視野に進めて参ります。」
AtPeak株式会社 代表取締役 金 大仲
「この度のTeradataとの戦略的提携により、高性能なデータプラットフォームである「Teradata Vantage」と当社の「AP-AI」を連携させる枠組みが整い、当社のAIソリューションをより多くの日本企業に認知してもらうきっかけになると期待しています。」
Teradataについて
Teradataは、より良い情報が人と企業を成長させると信じています。Teradataが提供する最も包括的なAI向けクラウドデータ分析基盤は、信頼できる統合されたデータと信頼できるAI/MLを提供し、確実な意思決定、迅速なイノベーション、価値あるビジネス成果を実現します。詳しくは、Teradata.jp(https://teradata.jp)をご覧ください。
AtPeakについて
AtPeakは、企業のビジネスユースに対応できる、専門的かつ高精度なAIソリューションを開発するため、2023年12月に設立されました。金融、不動産、機械等の各業界で、各企業が持つ独自のデータとインターネット上に公開されているデータを自在に組合せて、意思決定に有益な「知」を提供することで、顧客企業の業務や経営に革新をもたらしています。詳しくは、www.at-peak.com(https://www.at-peak.com)をご覧ください。